三越伊勢丹グループ10万人の従業員を動かした"法則"とは 「笑顔の理論と実践法」で、メンタルヘルス対策の充実と強化を
[16/03/30]
提供元:PRTIMES
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“笑う門には福来たる” 薬に頼らないストレス解消法を口腔の専門家が伝授
超高齢社会を見据えて口腔機能が心身の健康に及ぼす影響にいち早く着目し、研究・啓発活動を展開している「抗加齢歯科医学研究会」の代表である斎藤一郎氏(鶴見大学歯学部教授/日本抗加齢医学会副理事長)は、「笑顔」の持つ効用に焦点をあてた活動を行っています。
昨年12月には、三越伊勢丹グループと共同で実践している「笑顔プロジェクト」についてまとめた『幸せを引き寄せる笑顔の法則〜三越伊勢丹グループの従業員10万人を動かした“理論”と“効能とは?』(斎藤一郎:著、誠文堂新光社)を出版。これらの成功事例を活用して、今春より各企業へのメンタルヘルス支援を加速させていきますす。
[画像1: http://prtimes.jp/i/18478/1/resize/d18478-1-675632-0.jpg ]
世界ワースト上位のストレス大国・日本〜経営者の多くが抱える「メンタルケア」への悩み
年間約2万5000人。これは日本における年間自殺者数(内閣府「自殺統計」平成26年)です。人数の多さもさることながら、特に問題視されるのは自殺者のうち働き盛りが約半数を占めていること。厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると、仕事に強い悩みやストレスを抱えている労働者の割合は5〜6割で推移を続けており、メンタルストレスを原因とする労災認定件数も増加の一途をたどっています。
これらの数字から推測できるのは、夢や目標を見出せず、悩みを抱えながら日々仕事に携わっている人の多さ。裏を返せば、そうした従業員を雇っている経営者、管理者の多くが人材マネジメントの難しさに悩んでいることを意味します。
社内ストレスが蔓延している状態に多くの企業が陥っている中、国もようやく「企業におけるメンタルヘルス対策」の充実・強化に乗り出しました。2015年12月、労働安全衛生法が一部改正されて50名以上の事務所で全従業員にストレスチェックの実施が義務付けられたのです。とはいっても、大半の企業はどうやって従業員のメンタルケアに対処したらよいのか、未だ手探りの状況です。
心身症は「心の病」というよりも「脳の不調」〜何より勝る良薬は“笑顔”
これまで「心の病」とされてきた心身症ですが、最近の医学・科学では「脳の不調」として理解され、数多くの薬剤が開発され広く普及しています。しかしながら、現在処方されている抗うつ薬などは「脳の不調」のメカニズムにある程度対応するものの、あくまで対症療法のひとつにすぎません。
精神医療とは“別世界”だった歯科医療においても「舌痛」「口の乾燥や不快感などの不定愁訴」で来院する人は増加する一方ですが、薬物療法だけでは改善に至らない症例は少なくありません。
口腔を専門とする医療者として、また、全身のアンチエイジング医学の研究者として、何か薬物以外で現代人に広く使える対処法はないか、日本が抱えている課題を解決する手助けはできないものかと模索している中、近年「人を幸せにする笑顔」の効能は、医学的・科学的に世界レベルで次々と立証されてきたことから、その末にたどりついたテーマが『笑顔』でした。
「笑顔プロジェクト」始動〜三越伊勢丹グループと共同で、目指すは“笑顔のメーカー”
「笑顔の理論と実践法」という“積極的”な対処法は、医学的・科学的なデータとして裏付けられて、初めてその有効性が証明されています。斎藤氏がこれらの研究成果を実践に移したいと思っていたちょうどそのとき、三越伊勢丹グループから社員向けに講演の機会をいただいたことが、この「笑顔プロジェクト」の始まりでした。
三越伊勢丹グループでは、さらなる“お客さま満足”を目指す中、接客・接遇に関して何らかのアクションができないだろうかと模索する動きが進み、「従業員自身が顧客の立場になった際、どのようなことで満足感を得るか」についてアンケートを行ったところ、接客の技術的なことよりも、とりわけ「笑顔」が大きく影響していることに気付いたといいます。
このことから従業員自身が笑顔で幸せになることにより、自らが発信源となって、お客さまの笑顔と幸せを生み出していく。従業員一人ひとりが笑顔を作り出す“笑顔のメーカー”を目指して、この理論と実践を導入したのが「笑顔プロジェクト」でした。
まず自らが幸せになることで、幸せは皆に波及する〜それが「笑顔の法則」
2013年、日本橋三越本店で取り組みがスタート。その内容は大きく分けて二つ。セミナーなどを通じて、私たちが提唱する笑顔の理論の知識を得ること。そして、その知識をベースに笑顔トレーニングを継続すること。その効果は従業員の満足度だけでなく、お客さまの満足の向上としても顕著に表れ、2014年には伊勢丹新宿店、同立川店でも同プロジェクトがスタートしました。
一般的に多くの企業では、顧客満足度を追求するあまり、従業員自身の幸せや満足は見過ごされがちです。そして気がつけば多くの従業員がストレス過多になっている、それが現在の日本の企業の姿です。そうではなく、まずは働いている一人ひとりが自分から幸せになる、そうすれば幸せは自然と周囲に波及していく――。私たちはそれを「笑顔の法則」と呼んでいます。抗加齢歯科医学研究会では、この「笑顔の法則」が一人でも多くのビジネスパーソンに普及することを目指し、これからも各企業に対してセミナー開催などを積極的に企画していきます。
<抗加齢歯科医学研究会について>
2005年に設立され、2007年に日本抗加齢医学会(会員数8300名)の専門分科会として認定された本研究会は、まだ高齢化が今ほど切実に叫ばれていなかった当初から口腔機能の衰えが心身全身の健康に及ぼす影響に着目し、歯科領域である口腔から、全身やメンタル面までを考えいく横断的なアンチエイジングの実践のために、さまざまな取り組みを行ってきました。
主な活動である講習会(医療従事者対象)では、口腔領域のトピックスから、皮膚、骨、目、睡眠、腸内細菌、免疫、さらには医療接遇、コーチングに至るまで、「今」ではなく「この先」を見据えた演題を積極的に採用。口腔に対する知識に留まりがちだった歯科医療従事者には全身の抗加齢を知る必要性を、口腔機能について知る機会が少ない医師には全身の抗加齢における口腔の重要性を広く訴え、歯科と医科をつなぐ抗加齢医学を学ぶ機会を提供し続けてきました。
この活動に時代のニーズが追いつく形で、会員数も増加。現在では2000名を越える歯科医師と歯科衛生士をはじめとする歯科医療従事者が所属しており、多くの専門医・指導士を輩出しています。
URL:http://www.anti-aging-dental.com/
[画像2: http://prtimes.jp/i/18478/1/resize/d18478-1-355024-1.jpg ]
斎藤一郎(さいとういちろう)プロフィール
東京医科歯科大学難治疾患研究所助教授や米国スクリプス研究所
研究員等を経て、2002年より鶴見大学歯学部教授
2008年より2012年3月まで同大学附属病院長
2002年 歯科基礎医学会ライオン学術賞(歯科基礎医学会)
2003年 日本病理学会学術研究賞(日本病理学会)
2011年 日本シェーグレン症候群学会賞(日本シェーグレン症候群学会)
役職:日本抗加齢医学会副理事長、日本シェーグレン症候群学会理事、
厚生労働省難治性疾患克服研究事業分担研究者
健康に長生きしたければ1日1曲歌いなさい 「アスコム社」
「食べる力」を鍛えてピンピン元気-健康長寿の秘訣とその実践法「東洋経済新報社」
口からはじめる不老の科学「日本評論社」他 著書多数。
<お問い合わせ先>
鶴見大学歯学部病理学講座 /田村・近藤
神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3
TEL 045-580-8362 FAX045-572-2763
超高齢社会を見据えて口腔機能が心身の健康に及ぼす影響にいち早く着目し、研究・啓発活動を展開している「抗加齢歯科医学研究会」の代表である斎藤一郎氏(鶴見大学歯学部教授/日本抗加齢医学会副理事長)は、「笑顔」の持つ効用に焦点をあてた活動を行っています。
昨年12月には、三越伊勢丹グループと共同で実践している「笑顔プロジェクト」についてまとめた『幸せを引き寄せる笑顔の法則〜三越伊勢丹グループの従業員10万人を動かした“理論”と“効能とは?』(斎藤一郎:著、誠文堂新光社)を出版。これらの成功事例を活用して、今春より各企業へのメンタルヘルス支援を加速させていきますす。
[画像1: http://prtimes.jp/i/18478/1/resize/d18478-1-675632-0.jpg ]
世界ワースト上位のストレス大国・日本〜経営者の多くが抱える「メンタルケア」への悩み
年間約2万5000人。これは日本における年間自殺者数(内閣府「自殺統計」平成26年)です。人数の多さもさることながら、特に問題視されるのは自殺者のうち働き盛りが約半数を占めていること。厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると、仕事に強い悩みやストレスを抱えている労働者の割合は5〜6割で推移を続けており、メンタルストレスを原因とする労災認定件数も増加の一途をたどっています。
これらの数字から推測できるのは、夢や目標を見出せず、悩みを抱えながら日々仕事に携わっている人の多さ。裏を返せば、そうした従業員を雇っている経営者、管理者の多くが人材マネジメントの難しさに悩んでいることを意味します。
社内ストレスが蔓延している状態に多くの企業が陥っている中、国もようやく「企業におけるメンタルヘルス対策」の充実・強化に乗り出しました。2015年12月、労働安全衛生法が一部改正されて50名以上の事務所で全従業員にストレスチェックの実施が義務付けられたのです。とはいっても、大半の企業はどうやって従業員のメンタルケアに対処したらよいのか、未だ手探りの状況です。
心身症は「心の病」というよりも「脳の不調」〜何より勝る良薬は“笑顔”
これまで「心の病」とされてきた心身症ですが、最近の医学・科学では「脳の不調」として理解され、数多くの薬剤が開発され広く普及しています。しかしながら、現在処方されている抗うつ薬などは「脳の不調」のメカニズムにある程度対応するものの、あくまで対症療法のひとつにすぎません。
精神医療とは“別世界”だった歯科医療においても「舌痛」「口の乾燥や不快感などの不定愁訴」で来院する人は増加する一方ですが、薬物療法だけでは改善に至らない症例は少なくありません。
口腔を専門とする医療者として、また、全身のアンチエイジング医学の研究者として、何か薬物以外で現代人に広く使える対処法はないか、日本が抱えている課題を解決する手助けはできないものかと模索している中、近年「人を幸せにする笑顔」の効能は、医学的・科学的に世界レベルで次々と立証されてきたことから、その末にたどりついたテーマが『笑顔』でした。
「笑顔プロジェクト」始動〜三越伊勢丹グループと共同で、目指すは“笑顔のメーカー”
「笑顔の理論と実践法」という“積極的”な対処法は、医学的・科学的なデータとして裏付けられて、初めてその有効性が証明されています。斎藤氏がこれらの研究成果を実践に移したいと思っていたちょうどそのとき、三越伊勢丹グループから社員向けに講演の機会をいただいたことが、この「笑顔プロジェクト」の始まりでした。
三越伊勢丹グループでは、さらなる“お客さま満足”を目指す中、接客・接遇に関して何らかのアクションができないだろうかと模索する動きが進み、「従業員自身が顧客の立場になった際、どのようなことで満足感を得るか」についてアンケートを行ったところ、接客の技術的なことよりも、とりわけ「笑顔」が大きく影響していることに気付いたといいます。
このことから従業員自身が笑顔で幸せになることにより、自らが発信源となって、お客さまの笑顔と幸せを生み出していく。従業員一人ひとりが笑顔を作り出す“笑顔のメーカー”を目指して、この理論と実践を導入したのが「笑顔プロジェクト」でした。
まず自らが幸せになることで、幸せは皆に波及する〜それが「笑顔の法則」
2013年、日本橋三越本店で取り組みがスタート。その内容は大きく分けて二つ。セミナーなどを通じて、私たちが提唱する笑顔の理論の知識を得ること。そして、その知識をベースに笑顔トレーニングを継続すること。その効果は従業員の満足度だけでなく、お客さまの満足の向上としても顕著に表れ、2014年には伊勢丹新宿店、同立川店でも同プロジェクトがスタートしました。
一般的に多くの企業では、顧客満足度を追求するあまり、従業員自身の幸せや満足は見過ごされがちです。そして気がつけば多くの従業員がストレス過多になっている、それが現在の日本の企業の姿です。そうではなく、まずは働いている一人ひとりが自分から幸せになる、そうすれば幸せは自然と周囲に波及していく――。私たちはそれを「笑顔の法則」と呼んでいます。抗加齢歯科医学研究会では、この「笑顔の法則」が一人でも多くのビジネスパーソンに普及することを目指し、これからも各企業に対してセミナー開催などを積極的に企画していきます。
<抗加齢歯科医学研究会について>
2005年に設立され、2007年に日本抗加齢医学会(会員数8300名)の専門分科会として認定された本研究会は、まだ高齢化が今ほど切実に叫ばれていなかった当初から口腔機能の衰えが心身全身の健康に及ぼす影響に着目し、歯科領域である口腔から、全身やメンタル面までを考えいく横断的なアンチエイジングの実践のために、さまざまな取り組みを行ってきました。
主な活動である講習会(医療従事者対象)では、口腔領域のトピックスから、皮膚、骨、目、睡眠、腸内細菌、免疫、さらには医療接遇、コーチングに至るまで、「今」ではなく「この先」を見据えた演題を積極的に採用。口腔に対する知識に留まりがちだった歯科医療従事者には全身の抗加齢を知る必要性を、口腔機能について知る機会が少ない医師には全身の抗加齢における口腔の重要性を広く訴え、歯科と医科をつなぐ抗加齢医学を学ぶ機会を提供し続けてきました。
この活動に時代のニーズが追いつく形で、会員数も増加。現在では2000名を越える歯科医師と歯科衛生士をはじめとする歯科医療従事者が所属しており、多くの専門医・指導士を輩出しています。
URL:http://www.anti-aging-dental.com/
[画像2: http://prtimes.jp/i/18478/1/resize/d18478-1-355024-1.jpg ]
斎藤一郎(さいとういちろう)プロフィール
東京医科歯科大学難治疾患研究所助教授や米国スクリプス研究所
研究員等を経て、2002年より鶴見大学歯学部教授
2008年より2012年3月まで同大学附属病院長
2002年 歯科基礎医学会ライオン学術賞(歯科基礎医学会)
2003年 日本病理学会学術研究賞(日本病理学会)
2011年 日本シェーグレン症候群学会賞(日本シェーグレン症候群学会)
役職:日本抗加齢医学会副理事長、日本シェーグレン症候群学会理事、
厚生労働省難治性疾患克服研究事業分担研究者
健康に長生きしたければ1日1曲歌いなさい 「アスコム社」
「食べる力」を鍛えてピンピン元気-健康長寿の秘訣とその実践法「東洋経済新報社」
口からはじめる不老の科学「日本評論社」他 著書多数。
<お問い合わせ先>
鶴見大学歯学部病理学講座 /田村・近藤
神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3
TEL 045-580-8362 FAX045-572-2763