全国で初めての公教育におけるオープンイノベーションを促進させる事業(Explayground事業)のスタートと新施設について
[19/11/19]
提供元:PRTIMES
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〜 小金井キャンパスに未来の教育の拠点となる一号棟が完成 〜
国立大学法人東京学芸大学(以下、東京学芸大学)では昨年9月、公教育におけるオープンイノベーションを進めるためMistletoe Japan合同会社(以下、Mistletoe)と包括的事業協定を締結し、本年3月両者で設立した一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構を核とし、産官学民の協働的な取り組みを促進するプラットフォーム『Explayground(エクスプレイグラウンド)』の運用と、教育におけるオープンイノベーションを先導的に進めるとともに、大学/教育行政/学校等の公共組織と企業との連携/協働、芸術/スポーツ分野の教育研究などをスタートさせました。
本日、この事業の活動内容についてご報告するとともに、住友林業株式会社(以下、住友林業)様から東京学芸大学へ寄贈された未来の教育の拠点となる新施設(一号棟)についてお知らせいたします。
【Explayground事業について】
■Explaygroundとは
Society5.0の時代に応じた未来の公教育に向けたアップデートをするため、東京学芸大学とMistletoeで立ち上げた全く新しい学びの拠点であり、産官学民のみならず子どもまでもが協働するプラットフォームが「Explayground」です。「学び」と「遊び」がシームレスにつながり、生涯にわたって社会の中で新しい価値を創造し続けるような営みを支える環境づくりを実施します。
子どもたちを中心に市民、小中高生、大学生、教員、大学職員、行政、企業などの参加者が、未来を引き寄せるような斬新な「やりたいコト・モノ」を種として、以下の3つのフィールドをステップに新たな産官学民連携や社会実装を目指していきます。
-3つのフィールド
<スタートアップフィールド>
新しい取り組みを始めるための学ぶ・遊ぶ・交わるを中心とした機会/空間/情報の提供
<アクセラレーションフィールド>
企業や行政との共同研究の開始や、スタートアップフィールド発企画のプロジェクト化とその支援
<オーケストレーションフィールド>
社会実装化や、各種プロジェクトを組み合わせての産官学民の連携・協働の推進、および起業支援
■事業内容
今期は、新たな取り組みを始めるための土台となる[スタートアップフィールド]の活動を中心にイベントの実施や、企業/行政との共同研究の核となる「ラボ」の立ち上げを実施しました。各ラボには、東京学芸大学を始めとした各大学の教職員、学生、地域住民、パートナーとして住友林業様のほか多くの企業人が参画しています。
●主なラボの紹介 (現在25のラボが稼働中)
VRラボ:VRを利活用し新しい価値を生み出すことをテーマに、VR空間で「自分と対戦」によるスポーツ指導の可能性、博物館とVRを組み合わせることによる新しい博物館の価値創造などの研究を推進。
異人ラボ:文化人類学とアート・デザイン領域との協働で、多文化や伝統文化を理解し、自己の価値観を再構成し、新たな価値を創造していく学習プログラムの研究開発を推進。各地の「異人」「まれびと」「来訪神」などを調べ、自分たちなりの新しい「異人」を創造したり、「異人」を基盤として、各地の祭りを再興していくことなどを予定。
GREEN TECH ENGINEERラボ:森と木を遊びつくしながら、持続可能な資源、遊び場、学び場、テクノロジーの創出を考えていく。新しい「林間学校」の学習プログラム、問題解決型の森での学習プログラムなどを開発していく予定。また、未来の学校を先導する取り組みを附属学校とも連携しながら事業を進めてまいります。
【新施設について】
Explayground事業の拠点となる新施設が東京学芸大学小金井キャンパス内に完成しました。
この新施設は、住友林業様から東京学芸大学へ寄贈された「CLT comboプロトタイプ棟(仮称)」です。CLT comboは移設・組替え可能な木造建築物として住友林業様が研究開発してきたものです。
また今後、本施設にはVIVITA株式会社が運営する学校でも塾でもないマナビとアソビのクリエイティブフィールド「VIVISTOP」のオープンも目指して活動をスタートさせていきます。
<CLT comboの特長>
国産スギCLT(Cross Laminated Timber:直行集成板)を用いた、長さ6.8m、高さ2.8m、幅2.2mの箱状の構造体(以下、ボックス)を施工現場でつなぎ合わせて作る木造建築物です。住友林業様の研究部門である筑波研究所が移設・組み替え可能で自由度の高い建築物を目指して開発しているものです。棚を作って自分で壁に取り付けるなど、子どもたちでも自由に手を加えやすいので創造性育成に寄与することも期待されています。
CLT comboの詳細は、住友林業様のプレスリリース(2019年11月19日発表)をご覧ください。(https://sfc.jp/information/news/news2019.html)
【今後の展開】
今後も東京学芸大学とMistletoeでは、Explaygroundを中心に、遊ぶように学び、学ぶように遊ぶことで社会課題の解決や社会貢献に向けた動きが出てくるような場を作り、「今」にとどまらない自由な価値観を共有できる人たちにたくさん集まってもらい、外部とつながり、教育にイノベーションを起こしていきます。
《一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構》
産官学民(子どもを含めた全世代)が協働して、遊びと学びを区別しない新しい学び「エクスプレイ」の活動ができる環境「Explayground」を開発、普及し、多くの人が遊びと学びをシームレスにつなげ、生涯にわたり主体的に学び、探求し、新しい価値の創造を愉しむことを支援することを通じて、新しい公教育を創造していくことを目的としています。
設立:2019年3月
代表理事:出口利定(東京学芸大学学長)、孫泰蔵(Mistletoeファウンダー)
理事:中島裕昭(東京学芸大学理事・副学長)、日向信和(東京学芸大学理事・副学長・事務局長)、藤村聡(Mistletoe)、松田恵示(東京学芸大学副学長)
監事:佐藤桂(公認会計士)
住所:東京都小金井市貫井北町4丁目1番1号
事業概要:
(1)スタートアップ事業
・クラブ、イベント、レッスン、エリアシェアなどの活動をするための環境の提供と活動支援
・上記活動に関わる情報の発信
(2)アクセラレーション事業
「スタートアップ事業」から生まれた企画のプロジェクト化の支援
(3)オーケストレーション事業
「アクセラレーション事業」から生まれたプロジェクトを組み合わせ、産官学民の協働を推進させることでさらなる成果をあげるための支援
国立大学法人東京学芸大学(以下、東京学芸大学)では昨年9月、公教育におけるオープンイノベーションを進めるためMistletoe Japan合同会社(以下、Mistletoe)と包括的事業協定を締結し、本年3月両者で設立した一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構を核とし、産官学民の協働的な取り組みを促進するプラットフォーム『Explayground(エクスプレイグラウンド)』の運用と、教育におけるオープンイノベーションを先導的に進めるとともに、大学/教育行政/学校等の公共組織と企業との連携/協働、芸術/スポーツ分野の教育研究などをスタートさせました。
本日、この事業の活動内容についてご報告するとともに、住友林業株式会社(以下、住友林業)様から東京学芸大学へ寄贈された未来の教育の拠点となる新施設(一号棟)についてお知らせいたします。
【Explayground事業について】
■Explaygroundとは
Society5.0の時代に応じた未来の公教育に向けたアップデートをするため、東京学芸大学とMistletoeで立ち上げた全く新しい学びの拠点であり、産官学民のみならず子どもまでもが協働するプラットフォームが「Explayground」です。「学び」と「遊び」がシームレスにつながり、生涯にわたって社会の中で新しい価値を創造し続けるような営みを支える環境づくりを実施します。
子どもたちを中心に市民、小中高生、大学生、教員、大学職員、行政、企業などの参加者が、未来を引き寄せるような斬新な「やりたいコト・モノ」を種として、以下の3つのフィールドをステップに新たな産官学民連携や社会実装を目指していきます。
-3つのフィールド
<スタートアップフィールド>
新しい取り組みを始めるための学ぶ・遊ぶ・交わるを中心とした機会/空間/情報の提供
<アクセラレーションフィールド>
企業や行政との共同研究の開始や、スタートアップフィールド発企画のプロジェクト化とその支援
<オーケストレーションフィールド>
社会実装化や、各種プロジェクトを組み合わせての産官学民の連携・協働の推進、および起業支援
■事業内容
今期は、新たな取り組みを始めるための土台となる[スタートアップフィールド]の活動を中心にイベントの実施や、企業/行政との共同研究の核となる「ラボ」の立ち上げを実施しました。各ラボには、東京学芸大学を始めとした各大学の教職員、学生、地域住民、パートナーとして住友林業様のほか多くの企業人が参画しています。
●主なラボの紹介 (現在25のラボが稼働中)
VRラボ:VRを利活用し新しい価値を生み出すことをテーマに、VR空間で「自分と対戦」によるスポーツ指導の可能性、博物館とVRを組み合わせることによる新しい博物館の価値創造などの研究を推進。
異人ラボ:文化人類学とアート・デザイン領域との協働で、多文化や伝統文化を理解し、自己の価値観を再構成し、新たな価値を創造していく学習プログラムの研究開発を推進。各地の「異人」「まれびと」「来訪神」などを調べ、自分たちなりの新しい「異人」を創造したり、「異人」を基盤として、各地の祭りを再興していくことなどを予定。
GREEN TECH ENGINEERラボ:森と木を遊びつくしながら、持続可能な資源、遊び場、学び場、テクノロジーの創出を考えていく。新しい「林間学校」の学習プログラム、問題解決型の森での学習プログラムなどを開発していく予定。また、未来の学校を先導する取り組みを附属学校とも連携しながら事業を進めてまいります。
【新施設について】
Explayground事業の拠点となる新施設が東京学芸大学小金井キャンパス内に完成しました。
この新施設は、住友林業様から東京学芸大学へ寄贈された「CLT comboプロトタイプ棟(仮称)」です。CLT comboは移設・組替え可能な木造建築物として住友林業様が研究開発してきたものです。
また今後、本施設にはVIVITA株式会社が運営する学校でも塾でもないマナビとアソビのクリエイティブフィールド「VIVISTOP」のオープンも目指して活動をスタートさせていきます。
<CLT comboの特長>
国産スギCLT(Cross Laminated Timber:直行集成板)を用いた、長さ6.8m、高さ2.8m、幅2.2mの箱状の構造体(以下、ボックス)を施工現場でつなぎ合わせて作る木造建築物です。住友林業様の研究部門である筑波研究所が移設・組み替え可能で自由度の高い建築物を目指して開発しているものです。棚を作って自分で壁に取り付けるなど、子どもたちでも自由に手を加えやすいので創造性育成に寄与することも期待されています。
CLT comboの詳細は、住友林業様のプレスリリース(2019年11月19日発表)をご覧ください。(https://sfc.jp/information/news/news2019.html)
【今後の展開】
今後も東京学芸大学とMistletoeでは、Explaygroundを中心に、遊ぶように学び、学ぶように遊ぶことで社会課題の解決や社会貢献に向けた動きが出てくるような場を作り、「今」にとどまらない自由な価値観を共有できる人たちにたくさん集まってもらい、外部とつながり、教育にイノベーションを起こしていきます。
《一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構》
産官学民(子どもを含めた全世代)が協働して、遊びと学びを区別しない新しい学び「エクスプレイ」の活動ができる環境「Explayground」を開発、普及し、多くの人が遊びと学びをシームレスにつなげ、生涯にわたり主体的に学び、探求し、新しい価値の創造を愉しむことを支援することを通じて、新しい公教育を創造していくことを目的としています。
設立:2019年3月
代表理事:出口利定(東京学芸大学学長)、孫泰蔵(Mistletoeファウンダー)
理事:中島裕昭(東京学芸大学理事・副学長)、日向信和(東京学芸大学理事・副学長・事務局長)、藤村聡(Mistletoe)、松田恵示(東京学芸大学副学長)
監事:佐藤桂(公認会計士)
住所:東京都小金井市貫井北町4丁目1番1号
事業概要:
(1)スタートアップ事業
・クラブ、イベント、レッスン、エリアシェアなどの活動をするための環境の提供と活動支援
・上記活動に関わる情報の発信
(2)アクセラレーション事業
「スタートアップ事業」から生まれた企画のプロジェクト化の支援
(3)オーケストレーション事業
「アクセラレーション事業」から生まれたプロジェクトを組み合わせ、産官学民の協働を推進させることでさらなる成果をあげるための支援