セルフリーDNA/RNA分析技術を用いた尿検査事業を展開するBlue Industriesが日本ジェネティクス、高橋祥子氏等から総額1.2億円を調達。
[21/03/08]
提供元:PRTIMES
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オンライン検査サービス「Pastool」の提供を開始
筑波大学発スタートアップ企業のBlue Industries株式会社(本社:東京都墨田区 代表取締役 久慈知明)は、この度、日本ジェネティクス株式会社、高橋祥子氏ら個人投資家への第三者割当増資、及び融資等により総額1.2億円の資金調達を実施いたしました。本資金調達により、尿中に含まれるセルフリーDNA/RNA分析技術を用いたオンライン検査サービス「Pastool」のα版の提供を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-492173-3.jpg ]
Technology
世界中で注目されるセルフリーDNA/RNA
人の体の内部では、がんや生活習慣病によって損傷を受けた体内の血管や細胞から、血液・血管を通してDNA断片やRNAが尿と一緒に排出されます。そのような浮遊したDNA断片やRNAはセルフリーDNA、セルフリーRNAと呼ばれます(以降、セルフリーDNA/RNAと呼称)。尿中のセルフリーDNA /RNAのプロファイルを解析することで、疾患の早期診断やリスク同定に繋がる可能性があり、世界中で現在注目が集まっています。
例えばアメリカでは、血液中のセルフリーDNAを分析してがんの早期発見サービスを提供するガーダントヘルス社(Guardant Health Inc.)やグレイル社(Grail, Inc.)があり、それら企業にはビル・ゲイツ氏やジェフ・ベゾス氏らが出資しており、近年大きな注目を集めている分野です。尿中に含まれているセルフリーDNA/RNAを分析する点が弊社の独自技術の1つです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-980657-1.png ]
Solution
独自アルゴリズムと保存技術で高精度かつ低コストを実現
当社はセルフリーDNA/RNAに関するデータを独自に収集し、日本国内外の研究機関や病院との共同研究によって生み出されたAIアルゴリズムにより、分析精度の向上と体の状態の予測が可能となりました。
RNAは常温では非常に分解されやすい性質を持っており、輸送や分析までに保管する間は、-80度の超低温保存が必要です。その超低温輸送の手間を解決するために、独自の検査キット(国内特許取得済・国際特許出願済)を実用化し、常温でセルフリーDNA/RNAを保存・輸送・分析することが可能となりました。
アメリカのガーダントヘルス社やグレイル社は、血液中のセルフリーDNAを分析するため、採血が必要かつ、超低温保存が必要であるため、費用が数十万円と高額になるという課題があります。それに対し、当社では尿を検体とするため、誰でもどこでも簡便に検査ができ、常温で保存・輸送できるため、取り扱いが容易になり、数十分の1の低コストとなる大きなメリットがあります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-929783-2.png ]
サービスサイト: https://pastool.life/
Blue Industries株式会社とは
筑波大学発スタートアップ企業であるBlue Industries株式会社は、ゲノム解析技術とマテリアルサイエンス(材料科学)の技術を活かし、尿中に含まれるセルフリーDNA/RNAを分析するオンライン検査サービスPastool(パスツール)*1を展開しています。
今後はよりデータを蓄積し、血液や尿に含まれるmRNA(メッセンジャーRNA)などを計測し、新型コロナウイルスの重症化リスクの予測や、ワクチン投与の効果判定を行う技術も開発しています。今後、一層の技術開発とグローバルでの事業拡大を行っていきます。
■代表メッセージ
Blue Industries株式会社 代表取締役 久慈 知明
青森県出身。14歳の時祖母が急死したことをきっかけに、医療や科学技術に強く興味を抱き、筑波大学大学院では材料科学とナノテクノロジーを用いたポータブル検査デバイスの研究に従事。特定国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)と産業技術総合研究所(AIST)の支援制度を活用し、ナノ・分子デバイスの研究(数ナノメートルの厚さの電子基板開発)と、CNT(カーボンナノチューブ)の高効率合成と用途研究に従事。
在学時の技術や研究の実用化を目的として、Blue Industries株式会社を創業。その後、大手企業や国内外の大学、研究機関・病院等と共同研究を進め、国や様々な方の支援により事業が発展し、今に至る。
更に事業を拡大させるため、多くの皆様にご参画並びにサポートを頂き、この度資金調達を実施しました。この場を借りて感謝申し上げます。今後、一層の研究開発とグローバルでの事業拡大を行い、人類の健康への貢献と社会の発展のために邁進する所存です。
【出資者コメント】
■高橋 祥子 氏
代表の久慈さんは、私が代表を務める遺伝子検査・解析サービスGenequest (ジーンクエスト)で学生インターンシップとして働いてくださったことから知り合いました。材料科学に関する知見が広く、粘り強く、どんなところでも物怖じせずに、挑戦していくところが印象的です。これからの事業の発展に期待しています。
■宇野 佳孝 氏
高難易度の技術とそれを展開するビジネスモデルがとても印象的で出資させて頂きました。いくつか出資させて頂いているスタートアップの中で最も期待しています。今後の事業展開が楽しみです。
■株式会社アクシス 代表取締役 宮腰 行生 氏
久慈さんの技術的視点・事業アイデアには、いつも刺激を頂いています。アクシスは、生体情報を保管するためのセキュリティインフラ構築から、PastoolのWebサービス開発を支援させていただき、さらなる事業の拡大に貢献していきます。
■boundary spanner株式会社 代表取締役 山田 浩司 氏
久慈さんは打ち合わせの度に、新しいアイディアや技術を披露してくれ毎回ワクワクさせてくれます。今回のPastoolもそんな一つが形になったものです。Blue Industries社の中にはまだまだ多くのアイディアあり、大きな可能性を感じ出資させえ頂きました。新型コロナウィルスにより、mRNAについて耳にすることが増えました、一方でワクチン開発などバイオ領域での技術進歩は素晴らしく、Blue Industries社においても日々新しい研究が行われております。ここから生まれてくる成果が世界に寄与することを期待しています。
※:「Pastool」α版は、一般の方には提供しておりません。試験・研究目的とし、診断は行いません。
※:「Pastool」は、Blue Industries株式会社が商標出願済みです。
■会社概要
Blue Industries株式会社
所在地:〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル14階
代表取締役:久慈 知明
URL: https://www.blueindustries.co.jp
筑波大学発スタートアップ企業のBlue Industries株式会社(本社:東京都墨田区 代表取締役 久慈知明)は、この度、日本ジェネティクス株式会社、高橋祥子氏ら個人投資家への第三者割当増資、及び融資等により総額1.2億円の資金調達を実施いたしました。本資金調達により、尿中に含まれるセルフリーDNA/RNA分析技術を用いたオンライン検査サービス「Pastool」のα版の提供を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-492173-3.jpg ]
Technology
世界中で注目されるセルフリーDNA/RNA
人の体の内部では、がんや生活習慣病によって損傷を受けた体内の血管や細胞から、血液・血管を通してDNA断片やRNAが尿と一緒に排出されます。そのような浮遊したDNA断片やRNAはセルフリーDNA、セルフリーRNAと呼ばれます(以降、セルフリーDNA/RNAと呼称)。尿中のセルフリーDNA /RNAのプロファイルを解析することで、疾患の早期診断やリスク同定に繋がる可能性があり、世界中で現在注目が集まっています。
例えばアメリカでは、血液中のセルフリーDNAを分析してがんの早期発見サービスを提供するガーダントヘルス社(Guardant Health Inc.)やグレイル社(Grail, Inc.)があり、それら企業にはビル・ゲイツ氏やジェフ・ベゾス氏らが出資しており、近年大きな注目を集めている分野です。尿中に含まれているセルフリーDNA/RNAを分析する点が弊社の独自技術の1つです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-980657-1.png ]
Solution
独自アルゴリズムと保存技術で高精度かつ低コストを実現
当社はセルフリーDNA/RNAに関するデータを独自に収集し、日本国内外の研究機関や病院との共同研究によって生み出されたAIアルゴリズムにより、分析精度の向上と体の状態の予測が可能となりました。
RNAは常温では非常に分解されやすい性質を持っており、輸送や分析までに保管する間は、-80度の超低温保存が必要です。その超低温輸送の手間を解決するために、独自の検査キット(国内特許取得済・国際特許出願済)を実用化し、常温でセルフリーDNA/RNAを保存・輸送・分析することが可能となりました。
アメリカのガーダントヘルス社やグレイル社は、血液中のセルフリーDNAを分析するため、採血が必要かつ、超低温保存が必要であるため、費用が数十万円と高額になるという課題があります。それに対し、当社では尿を検体とするため、誰でもどこでも簡便に検査ができ、常温で保存・輸送できるため、取り扱いが容易になり、数十分の1の低コストとなる大きなメリットがあります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/75205/1/resize/d75205-1-929783-2.png ]
サービスサイト: https://pastool.life/
Blue Industries株式会社とは
筑波大学発スタートアップ企業であるBlue Industries株式会社は、ゲノム解析技術とマテリアルサイエンス(材料科学)の技術を活かし、尿中に含まれるセルフリーDNA/RNAを分析するオンライン検査サービスPastool(パスツール)*1を展開しています。
今後はよりデータを蓄積し、血液や尿に含まれるmRNA(メッセンジャーRNA)などを計測し、新型コロナウイルスの重症化リスクの予測や、ワクチン投与の効果判定を行う技術も開発しています。今後、一層の技術開発とグローバルでの事業拡大を行っていきます。
■代表メッセージ
Blue Industries株式会社 代表取締役 久慈 知明
青森県出身。14歳の時祖母が急死したことをきっかけに、医療や科学技術に強く興味を抱き、筑波大学大学院では材料科学とナノテクノロジーを用いたポータブル検査デバイスの研究に従事。特定国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)と産業技術総合研究所(AIST)の支援制度を活用し、ナノ・分子デバイスの研究(数ナノメートルの厚さの電子基板開発)と、CNT(カーボンナノチューブ)の高効率合成と用途研究に従事。
在学時の技術や研究の実用化を目的として、Blue Industries株式会社を創業。その後、大手企業や国内外の大学、研究機関・病院等と共同研究を進め、国や様々な方の支援により事業が発展し、今に至る。
更に事業を拡大させるため、多くの皆様にご参画並びにサポートを頂き、この度資金調達を実施しました。この場を借りて感謝申し上げます。今後、一層の研究開発とグローバルでの事業拡大を行い、人類の健康への貢献と社会の発展のために邁進する所存です。
【出資者コメント】
■高橋 祥子 氏
代表の久慈さんは、私が代表を務める遺伝子検査・解析サービスGenequest (ジーンクエスト)で学生インターンシップとして働いてくださったことから知り合いました。材料科学に関する知見が広く、粘り強く、どんなところでも物怖じせずに、挑戦していくところが印象的です。これからの事業の発展に期待しています。
■宇野 佳孝 氏
高難易度の技術とそれを展開するビジネスモデルがとても印象的で出資させて頂きました。いくつか出資させて頂いているスタートアップの中で最も期待しています。今後の事業展開が楽しみです。
■株式会社アクシス 代表取締役 宮腰 行生 氏
久慈さんの技術的視点・事業アイデアには、いつも刺激を頂いています。アクシスは、生体情報を保管するためのセキュリティインフラ構築から、PastoolのWebサービス開発を支援させていただき、さらなる事業の拡大に貢献していきます。
■boundary spanner株式会社 代表取締役 山田 浩司 氏
久慈さんは打ち合わせの度に、新しいアイディアや技術を披露してくれ毎回ワクワクさせてくれます。今回のPastoolもそんな一つが形になったものです。Blue Industries社の中にはまだまだ多くのアイディアあり、大きな可能性を感じ出資させえ頂きました。新型コロナウィルスにより、mRNAについて耳にすることが増えました、一方でワクチン開発などバイオ領域での技術進歩は素晴らしく、Blue Industries社においても日々新しい研究が行われております。ここから生まれてくる成果が世界に寄与することを期待しています。
※:「Pastool」α版は、一般の方には提供しておりません。試験・研究目的とし、診断は行いません。
※:「Pastool」は、Blue Industries株式会社が商標出願済みです。
■会社概要
Blue Industries株式会社
所在地:〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル14階
代表取締役:久慈 知明
URL: https://www.blueindustries.co.jp