妻からのプレッシャーは会社の上司以上 〜ADK「日本人の平均調査」2014より
[14/07/23]
提供元:PRTIMES
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〜男性が配偶者から感じるプレッシャーは85.0kg。 特に30・40代は会社の上司以上の重さを感じている〜
■調査トピック
1.男性が配偶者から感じるプレッシャーは85.0kg。特に30・40代は会社の上司以上
(心理的プレッシャーを単位kgで回答)
〜夫が妻から感じるプレッシャー85.0kg、妻が夫から感じるプレッシャー47.4kg。
〜30代・40代男性は会社の上司以上に妻のプレッシャーを感じている。
2.夫婦喧嘩の頻度は約3ヶ月に1回。仲直りするまで、女性の方が時間を要する。
3.夫婦で会わなくても耐えられる日数は長期化傾向。妻は夫に会わなくても平気?
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、37.3日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)
4.配偶者の為に使ったお金は、新婚当初を100点とすると女性20・30代で既に半分に。
「釣った魚に餌はやらない」は、今や女性の言葉へ!?
5.女性が思う夫の価値はお金で換算すると2億2千万円。自分の価値は1億3千万円。
夫を一家の大黒柱として認識。夫の価値を認める一面も
今回のレポートでは、夫婦間のギャップにスポットを当てました。それぞれが感じているプレッシャーや価値を重さ・金額などの数値に置き換えて回答してもらい、平均値のギャップから意識の隔たりを把握。現代の夫婦関係について考察しています。以下、トピックスとデータを紹介いたします。
■結果詳細
1.男性が配偶者から感じるプレッシャーは85.0kg。特に30・40代は会社の上司以上の重さを感じている
(心理的プレッシャーを単位kgで回答) ※ちなみに女性の平均体重は52.4kg(当調査より)
〜夫が妻から感じるプレッシャー85.0kg、妻が夫から感じるプレッシャー47.4kg。
妻からのプレッシャー > 夫からのプレッシャー
〜男性が世間から感じるプレッシャーは63.9kgで、妻からのプレッシャーは世間からのプレッシャーよりも重い。
〜30代・40代男性は会社の上司以上に妻のプレッシャーを感じている。
配偶者の心理的プレッシャーを感覚的な重さ(kg)に置き換えて回答してもらったところ、
男女(それぞれ全体)の比較では、妻のプレッシャーの平均は85.0kg。夫のプレッシャーの平均は47.7kgと、夫が妻から感じるプレッシャーの方が大きいことがわかります。
ま た、同調査の別の質問で、「世間から感じる心理的プレッシャー」も同じ方法で調べていますが、男性(全体)では63.9kg、女性(全体)では 54.5kgと、男性は世間のプレッシャー(63.9kg)よりも妻のプレッシャー(85.0kg)の方が大きいことがわかります。
年代別にみる と、男性30・40代は妻のプレッシャーが特に大きく、30代男性103.6kg、40代男性108.5kgと100kgを越えています。別質問の「会社 の上司のプレッシャー」の30代男性84.6kg、40代男性108.4kgと比較すると、どちらの年代も会社の上司のプレッシャーよりも妻のプレッ シャーのほうが大きいことがわかります。(【図1】参照)
30・40代男性は、妻や上司のプレッシャーで、家でも職場でも、ゆっくり息をつけない状況にあるようです。家でも職場でもない自分の第3の居場所、「サードプレイス」が話題になるのも納得がいきます。
2.夫婦喧嘩の頻度は約3ヶ月に1回。 仲直りするまで、女性の方が時間を要する。
〜夫婦喧嘩は平均84.7日に1回。
〜仲直りする日数は平均13.1日。男性は10.2日、女性は15.7日。女性の方が仲直りするまで時間がかかる。
夫 婦喧嘩の頻度の平均は全体で84.7日に1回で、およそ3ヶ月に1度喧嘩をする計算になっています。男女別では、男性平均は95.8日に1回、女性は 74.9日に1回で、女性の方が夫婦喧嘩の頻度は高い結果となっています。男女が一致しない理由として、男性が気が付かないところで、妻が夫に対して腹を 立てていることが多いのではないかと推測されます。(【図2】参照)
次に、夫婦喧嘩で仲直りするまで日数の平均は全体で13.1日(約2週間)。 男女別にみると、男性は10.2日、女性は15.7日で、女性の方が仲直りするまで時間を要することがうかがえます。また年代別でみると、50代は 仲直 りする日数が22.5日と他の年代と比べ最も長くなっています。(【図3】参照)
仲直りするまでの日数で、男女にギャップ(5.5日)がみられますが、この約6日間は、男性にとっても女性にとっても慎重に過ごすべき日々かもしれません。
3.夫婦で会わなくても耐えられる日数は長期化傾向。 妻は夫に会わなくても平気?
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、36.6日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、夫は40.4日。妻は59.7日
配偶者(夫・妻)と会わなくても耐えられるのは何日くらいまでかの経年変化をみると、
36.6日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)と耐えられる日数が長くなっていることがうかがえます。
特に女性は顕著で、 42.1日(2006)⇒52.3日(2011)⇒59.7日(2014)、2014年は対2006年で17日(約1.4倍)長くなっています。男性は2006→2011年で長くなりましたが、2014年は対2011年で横ばいになっています。
男女を比較すると女性(59.7日)は男性(40.4日)よりも1.5倍配偶者と会わなくても耐えられる結果になっています。
参考までに、同調査の別の質問で「恋人と会わなくても耐えられる日数」を聞いていますが、
25.8日(2006)⇒33.9日(2011)⇒38.5日(2014)【男女全体】で、こちらも夫婦同様に長くなっており、
この傾向は夫婦関係だけではなさそうです。(【図4】参照)
この耐えられる日数が長期化している原因を、夫婦関係の希薄化としてみることもできますが、
この10年でSNSや無料通話・メールアプリなどのコミュニケーション環境が劇的に変化した影響も大きいと考えられます。これらのツールを利用することで、一緒に居なくても、一緒にいる感覚でいられる
そんな感覚が会わなくても耐えられる日数を長期傾向にしており、特にツールを活発に使いこなす女性はこの感覚が強くなっているのではないでしょうか。
4.配偶者の為に使ったお金は、新婚当初を100点とすると女性20・30代で既に半分に
「釣った魚に餌はやらない」は、今や女性の言葉へ!?
〜男性 68.1点(20代)⇒73.3点(30代)⇒71.6点(40代)⇒70.5点(50代)⇒78.5点(60代)
〜女性 50.8点(20代)⇒54.4点(30代)⇒58.8点(40代)⇒64.4点(50代)⇒68.0点(60代)
結婚当初に配偶者のために使っていた金額を100点とすると、現在使っている金額は何点か聞いたところ
男性は20代で68.1点、30代で73.3点、40代で71.6点、50代で70.5点、60代で78.5点。
女性は20代で50.8点、30代で54.4点、40代で58.8点、50代で64.4点、60代で68.0点になっています。
男女を比較すると、男性よりも女性の方が点数は小さく、特に20代、30代では結婚当初と比べて
半分近くまで落ち込んでいることがわかります。この年代は他の年代よりも結婚してから時間が経っていないにも関わらず、低下が急激です。(【図5】参照)
今まで「釣った魚に餌はやらない」は男性に使われる言葉でしたが、今回の結果をみると女性の方が、
よりその傾向が強くみられます。今や「釣った魚に餌はやらない」は男性から女性の言葉になったのかもしれません。
5.女性が思う夫の価値はお金で換算すると2億2千万円。自分の価値は1億3千万円。夫を一家の大黒柱として認識。夫の価値を認める一面も。
自分の価値と、配偶者の価値を金額換算したものとを比較すると、
男性では自分の価値が1億9,771万円に対して配偶者は2億2,662万円。女性では自分の価値が1億2,878万円に対して配偶者は2億2,138万円で、男性、女性いずれも自分よりも配偶者の価値を高く評価しています。
特に女性は、夫の価値を、自分の価値プラス約1億円としており、夫の価値を高く評価しています。
(【図6】 参照)
前頁まで、女性の強さばかり目立つ内容でしたが、一家の大黒柱として夫は欠かせない存在と女性がきちんと
認識している結果になっています。
■調査トピック
1.男性が配偶者から感じるプレッシャーは85.0kg。特に30・40代は会社の上司以上
(心理的プレッシャーを単位kgで回答)
〜夫が妻から感じるプレッシャー85.0kg、妻が夫から感じるプレッシャー47.4kg。
〜30代・40代男性は会社の上司以上に妻のプレッシャーを感じている。
2.夫婦喧嘩の頻度は約3ヶ月に1回。仲直りするまで、女性の方が時間を要する。
3.夫婦で会わなくても耐えられる日数は長期化傾向。妻は夫に会わなくても平気?
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、37.3日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)
4.配偶者の為に使ったお金は、新婚当初を100点とすると女性20・30代で既に半分に。
「釣った魚に餌はやらない」は、今や女性の言葉へ!?
5.女性が思う夫の価値はお金で換算すると2億2千万円。自分の価値は1億3千万円。
夫を一家の大黒柱として認識。夫の価値を認める一面も
今回のレポートでは、夫婦間のギャップにスポットを当てました。それぞれが感じているプレッシャーや価値を重さ・金額などの数値に置き換えて回答してもらい、平均値のギャップから意識の隔たりを把握。現代の夫婦関係について考察しています。以下、トピックスとデータを紹介いたします。
■結果詳細
1.男性が配偶者から感じるプレッシャーは85.0kg。特に30・40代は会社の上司以上の重さを感じている
(心理的プレッシャーを単位kgで回答) ※ちなみに女性の平均体重は52.4kg(当調査より)
〜夫が妻から感じるプレッシャー85.0kg、妻が夫から感じるプレッシャー47.4kg。
妻からのプレッシャー > 夫からのプレッシャー
〜男性が世間から感じるプレッシャーは63.9kgで、妻からのプレッシャーは世間からのプレッシャーよりも重い。
〜30代・40代男性は会社の上司以上に妻のプレッシャーを感じている。
配偶者の心理的プレッシャーを感覚的な重さ(kg)に置き換えて回答してもらったところ、
男女(それぞれ全体)の比較では、妻のプレッシャーの平均は85.0kg。夫のプレッシャーの平均は47.7kgと、夫が妻から感じるプレッシャーの方が大きいことがわかります。
ま た、同調査の別の質問で、「世間から感じる心理的プレッシャー」も同じ方法で調べていますが、男性(全体)では63.9kg、女性(全体)では 54.5kgと、男性は世間のプレッシャー(63.9kg)よりも妻のプレッシャー(85.0kg)の方が大きいことがわかります。
年代別にみる と、男性30・40代は妻のプレッシャーが特に大きく、30代男性103.6kg、40代男性108.5kgと100kgを越えています。別質問の「会社 の上司のプレッシャー」の30代男性84.6kg、40代男性108.4kgと比較すると、どちらの年代も会社の上司のプレッシャーよりも妻のプレッ シャーのほうが大きいことがわかります。(【図1】参照)
30・40代男性は、妻や上司のプレッシャーで、家でも職場でも、ゆっくり息をつけない状況にあるようです。家でも職場でもない自分の第3の居場所、「サードプレイス」が話題になるのも納得がいきます。
2.夫婦喧嘩の頻度は約3ヶ月に1回。 仲直りするまで、女性の方が時間を要する。
〜夫婦喧嘩は平均84.7日に1回。
〜仲直りする日数は平均13.1日。男性は10.2日、女性は15.7日。女性の方が仲直りするまで時間がかかる。
夫 婦喧嘩の頻度の平均は全体で84.7日に1回で、およそ3ヶ月に1度喧嘩をする計算になっています。男女別では、男性平均は95.8日に1回、女性は 74.9日に1回で、女性の方が夫婦喧嘩の頻度は高い結果となっています。男女が一致しない理由として、男性が気が付かないところで、妻が夫に対して腹を 立てていることが多いのではないかと推測されます。(【図2】参照)
次に、夫婦喧嘩で仲直りするまで日数の平均は全体で13.1日(約2週間)。 男女別にみると、男性は10.2日、女性は15.7日で、女性の方が仲直りするまで時間を要することがうかがえます。また年代別でみると、50代は 仲直 りする日数が22.5日と他の年代と比べ最も長くなっています。(【図3】参照)
仲直りするまでの日数で、男女にギャップ(5.5日)がみられますが、この約6日間は、男性にとっても女性にとっても慎重に過ごすべき日々かもしれません。
3.夫婦で会わなくても耐えられる日数は長期化傾向。 妻は夫に会わなくても平気?
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、36.6日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)
〜夫婦で会わなくても耐えられる日数は、夫は40.4日。妻は59.7日
配偶者(夫・妻)と会わなくても耐えられるのは何日くらいまでかの経年変化をみると、
36.6日(2006)⇒46.9日(2011)⇒50.7日(2014)と耐えられる日数が長くなっていることがうかがえます。
特に女性は顕著で、 42.1日(2006)⇒52.3日(2011)⇒59.7日(2014)、2014年は対2006年で17日(約1.4倍)長くなっています。男性は2006→2011年で長くなりましたが、2014年は対2011年で横ばいになっています。
男女を比較すると女性(59.7日)は男性(40.4日)よりも1.5倍配偶者と会わなくても耐えられる結果になっています。
参考までに、同調査の別の質問で「恋人と会わなくても耐えられる日数」を聞いていますが、
25.8日(2006)⇒33.9日(2011)⇒38.5日(2014)【男女全体】で、こちらも夫婦同様に長くなっており、
この傾向は夫婦関係だけではなさそうです。(【図4】参照)
この耐えられる日数が長期化している原因を、夫婦関係の希薄化としてみることもできますが、
この10年でSNSや無料通話・メールアプリなどのコミュニケーション環境が劇的に変化した影響も大きいと考えられます。これらのツールを利用することで、一緒に居なくても、一緒にいる感覚でいられる
そんな感覚が会わなくても耐えられる日数を長期傾向にしており、特にツールを活発に使いこなす女性はこの感覚が強くなっているのではないでしょうか。
4.配偶者の為に使ったお金は、新婚当初を100点とすると女性20・30代で既に半分に
「釣った魚に餌はやらない」は、今や女性の言葉へ!?
〜男性 68.1点(20代)⇒73.3点(30代)⇒71.6点(40代)⇒70.5点(50代)⇒78.5点(60代)
〜女性 50.8点(20代)⇒54.4点(30代)⇒58.8点(40代)⇒64.4点(50代)⇒68.0点(60代)
結婚当初に配偶者のために使っていた金額を100点とすると、現在使っている金額は何点か聞いたところ
男性は20代で68.1点、30代で73.3点、40代で71.6点、50代で70.5点、60代で78.5点。
女性は20代で50.8点、30代で54.4点、40代で58.8点、50代で64.4点、60代で68.0点になっています。
男女を比較すると、男性よりも女性の方が点数は小さく、特に20代、30代では結婚当初と比べて
半分近くまで落ち込んでいることがわかります。この年代は他の年代よりも結婚してから時間が経っていないにも関わらず、低下が急激です。(【図5】参照)
今まで「釣った魚に餌はやらない」は男性に使われる言葉でしたが、今回の結果をみると女性の方が、
よりその傾向が強くみられます。今や「釣った魚に餌はやらない」は男性から女性の言葉になったのかもしれません。
5.女性が思う夫の価値はお金で換算すると2億2千万円。自分の価値は1億3千万円。夫を一家の大黒柱として認識。夫の価値を認める一面も。
自分の価値と、配偶者の価値を金額換算したものとを比較すると、
男性では自分の価値が1億9,771万円に対して配偶者は2億2,662万円。女性では自分の価値が1億2,878万円に対して配偶者は2億2,138万円で、男性、女性いずれも自分よりも配偶者の価値を高く評価しています。
特に女性は、夫の価値を、自分の価値プラス約1億円としており、夫の価値を高く評価しています。
(【図6】 参照)
前頁まで、女性の強さばかり目立つ内容でしたが、一家の大黒柱として夫は欠かせない存在と女性がきちんと
認識している結果になっています。