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カール・ハンセン&サン社 メトロポリタンチェアの発売開始

優雅さが漂うメトロポリタン。卓越したクラフトマンシップが作り出す、北欧モダンの逸品。

カール・ハンセン&サン社は、アイナー・ラーセン(Ejner Larsen)とアクセル・ベンダー・マッセン(Aksel Bender Madsen)がデザインした、メトロポリタンチェア(LM92)の生産を開始します。ニューヨーク・メトロポリタン美術館が購入したことからメトロポリタンチェアと呼ばれるようになりました。




カール・ハンセン&サン ジャパン株式会社(本社:渋谷区、代表:ヘニング・ロステッド)は、アイナー・ラーセン(Ejner Larsen)とアクセル・ベンダー・マッセン(Aksel Bender Madsen)がデザインした、メトロポリタンチェアの生産を開始します。メトロポリタンチェアは、1949年コペンハーゲン家具職人ギルド展で発表された作品です。今回生産されるのはオーク材とウォルナット材のバージョン。座と背のサドルレザーはナチュラル、コニャックそしてブラックの選択が可能です。


「メトロポリタンチェアは、間違いなく世界に誇れるデニッシュモダンの名作の一つだと思っています。私共の他のコレクション同様、デニッシュデザインの黄金期を象徴する作品です。伝統的な家具技巧を屈指したデニッシュモダンの名作をコレクションしていく、という私共のビジョンが、この椅子が加わることでまた一歩前進したことになります。」とカール・ハンセン&サン社のCEO、クヌッド・エリック・ハンセン。


それぞれ張り職人、そして家具職人として職人教育を受けていたラーセンとベンダー・マッセンは、コーア・クリントが教鞭を取る王立芸術アカデミーで知り合いました。その後二人は共同で300点余りの作品を発表。その代表作と言えるのがこのメトロポリタンチェアです。


メトロポリタンチェアは、コンファレンスチェアとして1949年にデザインされ、翌年の1950年から生産が開始されました。この椅子はまさにラーセンとベンダー・マッセンの努力の賜物。二人はこの椅子の開発に、相当の時間と労力を費やしています。この椅子の大きな特徴となっている成形合板製の背もたれは、ベンダー・マッセンがラミネートの技術を習得していた成果と言えます。


1961年デンマークの輸出振興を目的に、ニューヨーク・メトロポリタン美術館で開催された「The Arts of Denmark」。この展示会の際にメトロポリタン美術館がこの椅子を購入したことから、メトロポリタンチェアと呼ばれるようになりました。チェース・マンハッタン銀行もこの椅子に興味を示し、本社用に450脚を購入しています。


メトロポリタンチェアは今までチーク材、オーク材、そして若干チェリー材で製作されてきました。サドルレザーとそれが作り出すコンフォートがこの椅子の大きな特徴となっていますが、背と座にサドルレザーが張られたバージョンが登場したのは、発表されてから10年後のことです。


LM92、メトロポリタンチェアのサイズは42.5x56x79.5cm、座高42.5cm。


【販売価格:346,000円(税別)〜】
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