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「年代」で区切るのではなく、「個人」として見ることが重要。マッキャンのグローバル調査が「年齢についての真実」を解明膨大な統計データが溢れる中、年齢に関しては「数字」が全てでないことが判明。

調査の結果、女性よりも男性の方が年を取ることを大きな問題として捉えているのは世界で日本だけということが分かり、文化的違いの深さを浮き彫りにしました。




[画像: https://prtimes.jp/i/27750/2/resize/d27750-2-149727-0.jpg ]

[2017年8月28日:東京発]
従来、「年を取る」というテーマは、65歳以上の人を対象に語られてきた。近年、今までになくデータに基づき様々な決断が下されている中、株式会社マッキャン・ワールドグループ ホールディングス(代表取締役社長兼CEO チャールズ・カデル、本社:東京都港区)は、「Truth About Age(年齢についての真実)」という新たな調査を実施し、少なくとも「年齢」に関しては「数字は関係ない」という結果を導き出しました。また、調査では生活者を「年代」という枠組みだけから判断するのではなく、一個人として見ることの重要性が示唆されました。本調査は、様々な時代における「年齢」の捉え方を明らかにするだけでなく、様々な市場や文化における「年齢」に対する認識、想い、言動を深く掘り下げ、世界および各地の市場において最も相応しいマーケティングの形を探っています。

「年を取る」というテーマを語る際、日本は重要な市場として注目されているため、また弊社にとって日本が重要な市場として認識していることから、通常ニューヨークから発信されるマッキャン・ワールドグループのTruth Centralの調査結果を、初めて東京発信としました。

具体的なデータのひとつとして、日本では男性の25%が「年を取ることは女性よりも男性にとっての方が大きな問題」として捉えていることが明らかとなりました。これは世界的な結果(15%)と大きく異なり、世界で唯一日本だけが男女が逆転した結果となっています。また、調査結果では、日本の若い世代が、急激な高齢化に伴う将来への不安から、「年を取ること」を大きな問題に感じていることが判明しています。

本調査は、マッキャン・ワールドグループのソートリーダーシップを司るグローバル・ユニット、McCann Truth Centralが毎年実施するグローバル調査の最新版、「Truth About Age(年齢についての真実)」のほんの一部の結果となります。今回の大規模な調査は、世界28市場*で20〜70歳の回答者約24,000人を対象に実施され、また、世界38市場*でこれを補う定性調査も行われています。その結果、世界的にどの年代においても、「年を取ること」についての考え方や言動が変化しているという重要な結果が出ており、従来のターゲットやセグメンテーションの仕方を再考する必要性が示唆されています。また、本調査では、どの年代を対象にしても使えるマーケティングの新しい「作戦マニュアル」も提供しています。

マッキャン・ワールドグループの米国本社のグローバルチーフストラテジーオフィサー、スザーヌ・パワーズは次のように述べています。「私たちは人類史の転換期におり、あらゆる世代で年齢に対するこれまでの常識が変わりつつあります。マーケターは、この新しい現実に対応していかなければなりません。シニアに限らず、どの年齢を対象にするにしても、企業はアプローチの仕方を再考すべき時期が来たのです。そうすることによって、生活者の人生のどのステージにおいても意味のある役割を果たすことができます。」

また、McCann Truth CentralのSVPディレクターであり、本調査の著者の一人、ナディア・トゥマウェルドンは次のように述べています。「年齢では、生活者の行動や考え方がますます予測しにくくなっています。企業が全ての年代の人たちと真のコミュニケーションを図るためには、数字的な年齢という枠組みを超えて発想していかなければなりません」

「もちろん、年齢に関連したテーマでの研究は、日本でも多数実施されていますが、本調査は、日本と世界の人々の年をとることに対する意識や価値観を比較する調査の中でも最大規模な調査の一つであります。その意味でも、日本市場を今までとは違う視点で見る調査と言えます。例えば、日本が世界で唯一、年をとることを男性の方が女性よりも問題として捉えている国であることが本調査で分かりました。また、日本と韓国が世界で最もお年寄りに対する敬意が低い国という意外な結果も出ました」と(株)マッキャンエリクソン、プランニング本部 本部長、エグゼキュティブ プランニング ディレクターである松浦良高は述べています。

そこでマッキャン・ワールドグループは、年齢という属性カテゴリーを再考する上でマーケターの指針となる4つの原則を導き出しました。

アプローチは若い世代から:本調査では、「死を最も恐れているのは20代」「年を取ることを最も気にしていないのは70代」という意外な結果が出ています。そのため、「年齢」というテーマを従来よりももっと若い年代から語り始めることが賢いアプローチだと言えます。




得られるものに着目する:人生の後半においては、「年を取ること」が「失うもの」を中心に語られることが多くなります。しかし、弊社のデータでは、むしろ年を重ねるごとにより人生が豊かになり、より喜びが多くなることが示唆されています。企業にとってこれは新しい言葉やビジュアルを使った新しいストーリーを通じ、人生の後半を迎えている人々だけでなく、あらゆる年代の人々に語りかける絶好のチャンスです。




数字にとらわれない:年齢では、生活者の行動や考え方がますます予測しにくくなっており、従来のターゲットやセグメンテーションの仕方を再考する必要性が出てきています。企業は従来の消費者セグメンテーションを見直し、「数字的な年齢」の枠組みを超えた新たなアプローチを模索していかなければなりません。




世代を超えた繋がりを提供する:「良い年の取り方」については、どのマーケットにも共通するテーマが明らかにされました。それは「世代の違う人との交流」です。当社のデータによると、高齢者と若者の間には一貫してお互いに対する誤解があります。つまりそこには、ブランドが世代を超えた繋がりを構築し、年齢差別のない「エイジ・ポジティブ」な未来をともに創り上げる多様なチャンスが広がっているということです。



「Truth About Age年齢についての真実」について:
McCann Truth Centralの “Truth About Age年齢についての真実”の調査研究の回答者は20〜70歳の男女。調査期間は2016年11月〜2017年3月末日。 
定量的調査は世界28市場、約24,000人以上の回答者を対象に実施(カナダ、米国、メキシコ、プエルトリコ、コロンビア、ブラジル、チリ、スウェーデン、ノルウェー、英国、フランス、スペイン、 ポルトガル、 フィンランド、デンマーク、ハンガリー、ドイツ、トルコ、レバノン、南アフリカ、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、中国、日本、フィリピン、オーストラリア)。
定性的調査は、世界35市場で実施しました(カナダ、米国、ホンジュラス、ニカラグア、コロンビア、チリ、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、スウェーデン、デンマーク、英国、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、キプロス、ラトヴィア、チェコ共和国、ハンガリー、セルビア、
ブルガリア、ナイジェリア、南アフリカ、ロシア、韓国、中国、タイ、マレーシア、シンガポール、日本、香港、フィリピン、オーストラリア)。

McCann Truth Central マッキャン・ツルース・セントラルについて:
刻々と変化する市場、そして人々の行動。その変化の後ろに隠れている、人々の価値観や意識の潮流、そのような「真実(Truth)」を明らかにするため、マッキャンエリクソンでは、McCann Truth Centralというグローバルなソートリーダーシップチームをつくり、毎年様々なテーマについて、グローバル規模の調査を実施し、その分析を報告しています。
英文となりますが、過去の調査結果ご覧いただけます: http://www.mccannworldgroup.com/about/truth

McCann Worldgroup マッキャン・ワールドグループについて:
(株)マッキャン・ワールドグループホールディングス(McCann Worldgroup Holdings Japan Inc.)は、米国ニューヨーク本社を拠点に、世界100カ国以上で活動する世界有数のマーケティング・コミュニケーションズ・グループの日本法人です。700名以上の社員が勤務する日本最大で最も歴史のある外資系グループです。傘下に複数の専門会社を擁し、クライアントに統合されたマーケティングソリューションを提供しています。グループ子会社として(株)マッキャンエリクソン、(株)マッキャン ヘルスケア ワールドワイド ジャパン、(株)エムアールエム・ワールドワイド、(株)モメンタム ジャパン、 (株)クラフトワールドワイド 関連会社にはウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド(株) 等があります。http://www.mccannwg.co.jp/

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