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女子大学に吸水ショーツ無償提供&共同開発【アスリート向け吸水ショーツPlayS】全国屈指の強豪校・武庫川女子大学の14クラブに。「学生スポーツから生理を変える」新たな取り組み

リオと東京の日本代表で同校体操部・杉原愛子選手なども試着に参加。そして大学女子部員160人アンケートで見えてきた「学生アスリートの生理にまつわる現状と意識」とは?

アスリート向け吸水ショーツ「PlayS(プレイショーツ)」(株式会社azuki・大阪市・代表取締役 坂上大介)は、スポーツ強豪校である武庫川女子大学(兵庫県西宮市)と提携。
学生のリアルな「生理の課題」をすくい上げるとともに、すでに14の強化クラブ部員には吸水ショーツPlaySを無償提。学生スポーツ界から「ナプキン・タンポン・ピル」以外の「新たな選択肢」を提案・発信していく。

体操部監督であり、東京2020でも日本代表体操チームの女子コーチを務めた大野和邦氏は「時代が求める極めて意味のある取り組み。吸水ショーツが良いとなれば一気に広がる可能性もある。日本の生理教育が変わるきっかけになるかもしれない」と期待を寄せる。

また16年リオ、21年東京に出場した体操部の杉原愛子選手は「競技の特性上、足を開いたりするので、漏れや蒸れなど様々なことが気になるのですが、試着した吸水ショーツは機能性がよく驚きました。私はピルが合わなかったので、今後ショーツを本格的に使うのが楽しみです。吸水ショーツはこれから時代のメインになっていくと思います」と話す。




[画像1: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-f4d25526884bcb069293-0.jpg ]


吸水ショーツの無償提供を前に、14の強化クラブの218人に対面で吸水ショーツの説明会を行い(一部不参加の部員も)、その後うち160人がアンケートに協力してくれた。

今どきの生理事情って?女子運動部員160人への「生理アンケート」トピックス


ナプキン使用者はなんと99%、ピルは3%、吸水ショーツ0.6%(複数回答)

スポーツ界は近年ピルの普及に力を入れているが、大学の強化クラブ部員でもピルの使用率は低かった


生理に関して「困っている」が過半数も、3割近くが「困ったまま」

うち解決方法を「ガマン、耐える、気合」と答えた割合は46%にも


生理の「困った」相談相手は「友達」80%、「家族」69%

顧問やコーチ10%、婦人科医6%。専門的な解決相談をしていない


吸水ショーツPlaySを「はいてみたい」は55.6%

ナプキンは「ベストではないが仕方ないから」、タンポンは「難しい」、ピルは「不安」な中、「誰でも簡単にはくだけ」の吸水ショーツは新しい選択肢として期待は高かった

実施期間:2022.3.11-3.21 有効回答160人 ※主に1年〜3年生
また2022.2.22-26にかけ対面で吸水ショーツPlaySの説明を14クラブ218人に行った
[画像2: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-ee38a2f4d609c3bd990d-3.jpg ]

アンケート結果詳細
1.生理のときに使っているもの(複数回答)

[画像3: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-63f77e6c8e1f98824ce3-2.png ]


ナプキンの使用割合際立つ
・99%以上がナプキンを使用
※ナプキンのみは73.1%
・ピルの使用者は3%(5人)
・吸水ショーツは0.6%(1人)

「国立スポーツ科学センター(JISS)による日本代表選手の低用量ピル使用率」によると、2012年ロンドン大会7%、2016年リオ大会27.4%。欧米のトップ選手では8割以上というデータも。

しかし日本の大学生強化クラブレベルでも、現状ピルは広まっておらず、ナプキン1強。

学生たちにピルを使っていない理由を聞くと、「怖い」「体調に何か影響が出る?」「高い」「産婦人科にいくのがめんどう」「使ってみたが体重増加などがあり合わなかった」「対応に2〜3か月かかる」

ちなみに吸水ショーツを使っていない理由は「知らなかった」※今回直接プレゼンをした218人中、知っていたのは1割ほど(使用者は1人)

2.生理に関して体調面で困っていることはあるか

[画像4: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-e9c8c773dbbf046e870b-4.png ]


過半数54.4%が「困っている」
「困っている」54.4%(87人)で多かった意見
・生理痛がひどい…48人 ・量が多い…13人 ・生理周期…7人 ・蒸れ…7人

個々の回答を見ていくと多種多様でひとりひとり事例が異なっていた。また競技への影響を気にする声も多かった。

その「困ったこと」をどう解決していますか?
・薬を服用…36人 という回答が多かったが、気になるのは

87人のうち3割近く(26人)が「困ったまま」
※160人のうち6人に1人

・ガマン、耐える、気合…12人 ・解決できていない…7人 ・特に何もしていない…7人

3.生理に関して困っていることを誰に相談しますか?

[画像5: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-56ec9412c1d344439f0e-5.png ]


相談相手は「友達や家族」がほとんど
・顧問やコーチは10.6% ・産婦人科は6.3%
直接的・専門的解決ではないコミュニケーションが多かった

3.【追加】生理のコミュニケーションで困っていること(具体的意見)

自分だけ?

・「タンポンを使ってみたいが使っている人が少ない。使ったことが数回あるが抜く時にすごく痛かった。これは初めてみんな痛いものなのか疑問に思っています」
・「量が多い人がいても、塊が出る人はなかなかいなさそうだから、少し困る」

イライラ

・「些細なことでイライラしてしまうことが多くなり、相手と普段通りのコミュニケーションが取れない時がある」
・「PMSで普段に比べ過剰にイライラしてしまうこと」
・「イライラをぶつけてしまう」
・「アドバイスを素直に受け入れられない」

話しにくい(特に男性には、という声が多い)

・「私は生理になると体調が悪くなり、やる気もない状態になってしまうためその日は無理せずに休養するようにしています。ただ、人それぞれ生理痛の度合いなども違い異性の人にとっては理解しがたい部分があるため生理痛で休養しますということをコーチに言いにくい感じはあります」
・「人に聞こえる場所では話しづらいので普段生理について友達や家族に相談する機会が少ないこと」
・「もし困ったときは2人きりの環境を作ってもらい、話す」
・「誰にも言えない、我慢するしかない」
・「お母さんにしか話せない」
・「コーチが男の人だから生理が通用しない」
・「男性の顧問だから、簡単に言えない」
・「しんどくても男の先生に言いにくい」
・「生理が正常に来ないから、しにくい」

アンケートまとめ
過半数が生理に関して「困っている」が鎮痛剤以外の具体的な解決策はなく顧問や婦人科にも相談していない・しにくい(する必要がないのは、生理はこういったもので「仕方ない・当たり前」と思っている考えも)

4.吸水ショーツPlaySのプレゼンを聞いて使いたいと思ったか?

[画像6: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-fde26da7dee35efadb36-6.png ]


・使ってみたいと思った…55.6%(89人)
・使ってみたいがコワさや不信感がぬぐえなかった…56人
・使ってみたいと思わなかった…5人
・説明を聞けていないので不明…8人
・説明を聞けていないが使ってみたい…1人
・説明を聞けていないが使いたくない…1人

その後、218人中66人(30%)が試着希望の申し出があり、ピルやタンポンと比べて抵抗感なく試せるとの認識があり、「今まで解決できなかったことが解決できる期待感」もあった。

吸水ショーツは「無月経」「骨粗鬆症」「ピル」「栄養」とはまた違う角度で、よりアスリートにとって身近な生理課題解決につながる可能性がある。

武庫川女子大学 スポーツセンター コメント
「女性スポーツにおける生理の健康問題に向き合い、学生の負担軽減につながるような細やかな取組みは『女子大ならではの取り組み』であり、近年『フェムテック』の認知が広がりつつある環境の中、PlaySと連携して取り組んでいきたい。また男性教職員・指導者も『分からない』で済まさずに、積極的に『知ろう』というきっかけにもなる」

体操部・大野和邦監督 コメント

[画像7: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-aba6d5866abbddd45308-7.png ]


「女性アスリートが生理とどのように向き合うのかという意味で、各競技団体のそのことへの取り組みや現状、そしてこの先の未来への問題提起となり、極めて意味のある取り組みであると感じている。

一般的には男性コーチという立場では踏み込みにくい印象はあるが、自分は逆に男性であるからこそ、もっとちゃんとしてあげられることはないか、生理用品自体が進化したりしないのか、どうしてあげればパフォーマンスが維持できるのかを考えてきた。

また、スポーツ界に当たり前のようにある生理への価値観を変えるきっかけになるのではないか。

体操なら痩せていて当たり前、初潮が遅れても当たり前、それは競技特性だから、といった、そういうものを疑いもなく受け入れている選手、保護者、指導者。本当にそれで大丈夫なの?そんなことを考え直す今の時代に適した取り組みだと思う。

選手たちの中で吸水ショーツが良いとなれば一気に広がる可能性もある。トップアスリートや大学生が使い、そして各クラブでジュニア世代から使うようになると、本当の意味でいろんなことが解決し、日本の生理教育が変わるきっかけになるかもしれない。

他の指導者にも伝えていきたいし、日本のスポーツをリードする体操界から働きかけていければと思う」

体操部・杉原愛子選手 コメント

[画像8: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-3f9069e0fe46af6e8de5-8.png ]


2016年:リオ大会女子団体4位 2019年:ユニバーシアード女子団体優勝
2019.2020年:全日本インカレ個人総合優 2021年:東京大会女子団体5位

「女子アスリートにとっては生理の問題は沢山の悩みを抱えていると思います。その 1 つとして吸水ショーツはこれからの時代メインになっていくと思われるので、女子大学のクラブとタックを組むことは、沢山の女子アスリートの意見や要望がメーカー側に直接届くので、とても意味のある取り組みだと思います。

私はピルが合わずナプキンやタンポンを使用していたのですが、競技の特性上、足を開いたりするので、漏れや蒸れなど様々なことが気になっていました。

しかし試着した吸水ショーツPlaySは消臭などの機能性がよく驚きました。今後ショーツを本格的に使うのが楽しみです。

また私は積極的に男性コーチとも仲間とも生理の話をするタイプなのですが、吸水ショーツをみんなで使い始めてから、感想を言い合うなどよりコミュニケーションが増えました。

吸水ショーツはこれから時代のメインになっていくと思います。
私個人としても、沢山のアスリートに吸水ショーツのことを広めていきたいです。

azukiさんにはさっそくかわいい色や柄などの展開も提案させていただきました。機能性に加えて『吸水ショーツかわいいやん、はこう』ってなると、生理の期間も楽しみになってくると思うんです」

※杉原選手には現在新作のプロトタイプの試着にも携わってくれています
[画像9: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-7497cc28daab27faea93-11.jpg ]


「吸水ショーツPlayS」がスポーツ界で果たす役割

選手にとって

ナプキン・タンポン・ピルではない新しい選択肢
誰でも簡単に使える (小中高生・パラアスリート)


指導者にとって

男性でも勧めやすく直接的な解決の手助けに(自然な生理コミュニケーションのきっかけ)


学校やチームにとって

サスティナブル、SDGs、生理の課題…社会的で先進的な取り組みによるPR効果


(株)azuki吸水ショーツチーム(男性が開発→現役選手が事業参加)
[画像10: https://prtimes.jp/i/78193/2/resize/d78193-2-220ca6089b44823228c8-10.png ]


全体の印刷はこちらのPDFが便利です
https://prtimes.jp/a/?f=d78193-20220428-d47d6f03c70e6ffb8eb097b6e5817181.pdf
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