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世界最大級の国際ニュース・ネットワークを持つAP通信社（本社：米国ニューヨーク州、CEO：トム・カーリー）は本日、AP通信社の映像ニュース部門であるAPテレビジョンニュース（APTN）が、北朝鮮からの映像ニュースをHD* で世界の放送局に配信する独占契約を結んだと発表しました。
※HD (High Definition)：映像の画素数が多いこと。

今回結ばれた3年契約は朝鮮中央テレビ（KRT）及び北朝鮮郵政省とのパートナーシップにより実現しました。この契約によりAPTNは、北朝鮮の主要イベントをHDで提供できる唯一の通信社となります。さらにAPTNは、北朝鮮国内から希望する放送局に対し、HDでの映像伝送を提供する独占権も有します。

今回のHD化は、北朝鮮の創始者である金日成元主席の生誕100周年を記念するイベントが数多く開催される2012年に先立っての導入となります。

この新たな契約は、AP通信社が2006年に欧米の報道機関として初めて平壌に映像取材拠点を開設して以来、長年にわたって築いてきた北朝鮮当局との関係を基盤としています。本年6月、朝鮮中央通信社との間で、平壌での支局開設を含む、2つの覚書と契約書に署名したと、AP通信社は発表しています。

APTNヴァイスプレジデント兼ニュースディレクターのサンディ・マッキンタイアは、「この契約は、北朝鮮のニュース報道における我々の先駆的な立場をさらに強めるものであり、これにより我々は北朝鮮からのニュース、特にHDでのニュース映像を希望するすべての報道機関にとって欠かせないパートナーとなります。」と述べています。

AP通信社上席副社長のデイジー・ヴィーラシンハムは、「北朝鮮におけるHD化は、AP通信社が数百万ドルをかけ世界規模で実施する映像関連インフラのアップグレードの一環であり、ロンドン・オリンピックまでにはすべてのニュース映像をHDでご提供できるようになります。またエンタテイメント・ニュースに関しましては、2011年11月11日にHD化する予定です。」と述べています。

■AP通信社について：
AP通信社は、世界中からニュースを迅速かつ中立公正に配信する世界最大級の国際ニュース・ネットワークです。1846年に設立。世界で最も信頼できる独立したニュースや情報を提供しています。世界人口の半数を超える人々が毎日、AP通信社の発信するニュースを目にしています。