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フラーレンの新機能:「間欠的(繰り返し)紫外線照射によるヒト皮膚表皮細胞傷害に対する優れた防御効果」を発見

-日本薬学会第135年会で発表-

フラーレン化粧品原料を製造販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:林源太郎)は県立広島大学生命環境学部生命科学科 斉藤靖和准教授との共同研究により、日常生活における紫外線暴露状況に近い間欠的(繰り返し)紫外線照射により引き起こされるヒト皮膚表皮細胞に対して、フラーレンが以下の優れた効果を発揮することを新たに発見しました。
1.細胞内活性酸素量の抑制 
2.アポトーシス(細胞死)に対する防御効果 
3.細胞内およびミトコンドリア内活性酸素量の消去・抑制効果
本研究は、平成27年3月25日〜28日に兵庫県で開催された「日本薬学会第135年会」で発表されました。





【研究背景】
紫外線は私達の体に活性酸素・フリーラジカル種の発生を介して二次的に細胞傷害、細胞死、DNA損傷、皮膚老化、ガン化等の悪影響をもたらすことが知られています。今回の研究では活性酸素・フリーラジカル消去能が高い抗酸化剤であるフラーレンに着目し、より日常生活条件に近づけた間欠的(繰り返し)紫外線照射による皮膚細胞傷害に対するフラーレンの効果について検討致しました。


【研究結果】
フラーレンをポリビニルピロリドンで包接した水溶性フラーレンをヒト皮膚表皮細胞に添加し、紫外線を間欠照射したところ、ヒト皮膚表皮細胞内のスーパーオキシドアニオンラジカル(活性酸素の一種)及び細胞死を起こす際に増加するカスパーゼ3/7活性の経時的な増加が抑制されることが確認されました。
また、紫外線照射後に増加する細胞内およびミトコンドリア内のスーパーオキシドアニオンラジカルの消去、抑制効果を示すことが分かりました。これらの効果は一般的な抗酸化剤であるビタミンC誘導体とビタミンEと比較しても大変優れていることも分かりました。
これにより、紫外線によって引き起こされる肌への悪影響を、フラーレンの優れた美肌効果がブロックすることが期待されます。ビタミンC60バイオリサーチ(株)は、引き続き様々な美肌効果を持つフラーレンの可能性を追求して参ります。
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