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メルコリゾーツ、2019年第4四半期未監査決算を発表し、四半期配当を宣言

【2020年2月20日木曜日マカオ発】アジアとヨーロッパにおいてゲーミングおよびエンターテインメントを提供する統合型リゾート施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッド(NASDAQ:MLCO、以下「メルコリゾーツ」または「当社」)は、未監査の2019年第4四半期の決算及び2019年12月31日を末日とする通期の決算を本日発表しました。

当社が、ICR キプロス・ホールディングス・リミテッド (以下「ICR キプロス」)の75%の株式を、同社の親会社であるメルコ・インターナショナル・ディベロップメント・リミテッドから、2019年7月31日に取得したことに関して、適用される会計基準に基づき、IRC キプロスグループの全ての資産、負債及び業績が、本プレスリリースで示されている全ての期間について、含まれるよう修正がされています。

2019年第4四半期の営業総収入は14億5,000万米ドル、前年同期の14億1,000万ドルから約3%増となりました。営業総収入増の主な要因は、マス・ゲーミング・テーブル部門の好業績によるものでした。

2019年第4四半期の営業利益は1億7,340万米ドルで、前年同期の2億0,330万米ドルと比較して15%増となりました。

2019年第4四半期の調整後プロパティEBITDAは4億0,980万米ドルであり、前年同期の4億2,750万米ドルと比較して4%増となりました。

2019年第4四半期の純利益は6,810万米ドル(ADS1株当たり0.14米ドル)で、前年同期は1億2,660万米ドル(ADS1株当たり0.26米ドル)でした。2019年の第4四半期における非支配株主に帰属する純利益は1,270万米ドルであり、2018年第4四半期に非支配株主に帰属する純損失は170万米ドルであり、すべてスタジオ・シティ、シティ・オブ・ドリームス マニラ及びキプロスにおける営業に関連するものです。

メルコリゾーツの会長兼最高経営責任者(CEO)であるローレンス・ホーは、次のように述べています。
「2019年第4四半期の間、マクロ経済における逆風と香港での事象にも関わらず、マカオの全ての統合型リゾートにおけるマス・ゲーミング事業は堅調な収益増を達成し続けており、グループに全体のマス・ゲーミング・テーブルの収益を前年比約12%であり、当社の過去最高記録となる8億5,000万米ドルへと拡大させる要因となりました。また、調整後プロパティEBITDAも、前年比約14%増であり、当社の過去最高記録となる16億8,900万米ドルへと拡大しました。」

「受賞歴を有する統合型リゾートで構成される当社のポートフォリオ、最高峰であることへのコミットメント及び従来の枠組みを超えていくことへの当社の決意は広く認識されており、直近ではミシュランガイド 香港・マカオ2020において、当社は世界で最も多くのミシュランからの星を受賞した主要な統合型リゾートの運営者となりました。最近出版された2020フォーブス・トラベル・ガイドにおいて、当社は新記録となる107個の星を獲得し、モーフィアスは、オープンから1年を経て、ホテル、スパ及びダイニングの全てで五つ星を獲得した世界で初めての、そして、唯一の施設となる栄誉にあずかりました。モーフィアス・スパはフォーブスのSpa of the Year Awardを受賞し、獲得した得点は世界の最も優れたスパ施設集団の中で最高得点でした。」

「当社は引き続き、サステイナビリティを経営における優先事項とします。2019年3月、当社は接客産業に携わる企業及び統合型リゾートの運営者として初めて、そして、唯一New Plastics Economy Global Commitmentの署名者となりました。New Plastics Economy Global Commitmentは、Ellen MacArthur Foundationが国連環境計画と協力して運営する、プラスチックごみとそれによる汚染を削減するための世界的な取り組みです。2019年12月、当社は、施設運用システム(FMS)における企業努力により、マカオ並びに香港における統合型リゾート運営者及びホテル事業者として初めてISO 41001:2018を取得しました。また、当社は、エネルギーの効率的な管理システム(EnMS)に対する企業努力により、ISO 50001:2018を受賞し、環境に関する開示についての世界的なシステムであるCDPに、サステイナビリティに関する中国における指導的な企業として認められました。」

「スタジオ・シティの拡張工事は順調に進んでいます。完工により、約900室の新たな高級客室とスイートルーム、世界で最大の室内ウォーターパークの一つとなるシネプレックス、高級ダイニングレストラン、そして最新のMICEスペースが増設されます。」

「当社の取締役会は、当社の現在の資金流動性と将来予期される資本ニーズに鑑み、1ADS当たり0.16512米ドルの四半期配当を宣言することを決定しました。」

「当社は、当社の貸借対照表を慎重に維持することを引き続きお約束します。2019年12月31日より、純負債の直近12カ月のEBITDAに対する割合は約2倍で安定しており、既存物件への再投資や新たな開発機会の創出に向けた柔軟な財務体質を維持しつつ、継続的な配当を実施しております。」

「最後に、日本進出については引き続き当社として特に注力していきます。2019年9月には、横浜に世界に今までなかった統合型リゾートを設立することに当社の日本チームを集中させるべく、『横浜ファースト』戦略を発表しました。当社のアジアのプレミアム部門への注力、高品質な施設ポートフォリオ、クラフトマンシップへの注力、世界トップレベルのエンターテインメントを提供することへの情熱、市場をリードするソーシャルセーフガードシステム、パートナーシップ構築について確立された実績、卓越したゲストサービスに関する企業風土及び雇用拡大へのコミットメントは、世界に類を見ない日本ならではの特徴ある統合型リゾートを横浜が実現することをサポートできる絶好の立場に当社を置くものと信じています。」

シティ・オブ・ドリームス第4四半期業績
シティ・オブ・ドリームスの営業総収入は、前年同期の7億2,610万米ドルに対し、2019年第4四半期(2019年12月31日末日)では7億5,910万米ドルでした。シティ・オブ・ドリームスの調整後EBITDAは、前年同期の2億2,970万米ドルに対し、2019年第4四半期では2億1,040万米ドルでした。調整後EBITDAの減少は、主に、好調だったマス・ゲーミング・テーブル部門及びゲーミング・マシーン部門の業績により相殺された、ローリング・チップの軟調な業績によるものです。

ローリング・チップ・ボリュームは前年同期の114億2,000万米ドルに対し2019年第4四半期は159億6,000万米ドルでした。ローリング・チップの還元率については、2018年同期の3.19%に対し、2019年第4四半期では2.65%となりました。ローリング・チップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は14億1,000万米ドルであり、前年同期の13億1,000米万ドルから売上増となりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の33.0%に対し、2019年第4四半期では全体の32.8%となりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、2018年同期の10億5,000万米ドルに対し、2019年第4四半期では12億米ドルとなりました。ゲーミング・マシーンの還元率は、2018年同期の3.7%に対し、2019年第4四半期では4.4%となりました。

シティ・オブ・ドリームス マカオのノンゲーミングの総売上は、前年同期の1億0,100万米ドルに対し、2019年第4四半期では1億0,540万米ドルとなりました。

アルティラ・マカオ第4四半期業績
アルティラ・マカオの営業総収入は、前年同期の1億3,760万米ドルに対し、第4四半期(2019年12月31日末日)では1億1,390万米となりました。アルティラ・マカオの調整後EBITDAは、前年同期の2,020万米ドルに対し、2019年第4四半期では1,360万米ドルとなりました。調整後EBITDAの前年からの減少は、主に、好調だったマス・ゲーミング・テーブル部門及びゲーミング・マシーン部門の業績により相殺された、ローリング・チップの軟調な業績によるものです。

ローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の65億2,000万米ドルに対し、2019年第4四半期総売上では42億1,000万米ドルでした。ローリング・チップの還元率は、前年同期の3.09%に対し、2019年第4四半期では3.39%となりました。ローリング・チップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の1億2,710万米ドルに対し、1億6,760万米ドルでした。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の19.7%に対し、2019年第4四半期では全体の20.3%となりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、前年同期の2,990万米ドルに対し、2019年第4四半期では8,110万米ドルとなりました。この増加の要因は、主に、前年同期では136台であったゲーミング・マシーンの平均台数が、2019年第4四半期では195台に増加したことによるものです。ゲーミング・マシーンの還元率は、前年同期の4.3%に対し、2019年第4四半期では3.2%となりました。

アルティラ・マカオのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の710万米ドルに対し、2019年の第4四半期では、740万米ドルでした。

モカ・クラブ第4四半期業績
モカ・クラブの営業総収入は、前年同期の2,650万米ドルに対し、2019年第4四半期では2,800万米ドルとなりました。モカ・クラブの調整後EBITDAは、前年同期の470万米ドルに対し、2019年第4四半期は、570万米ドルとなりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、前年同期の5億9,390万米ドルに対し、2019年第4四半期では6億0,340万米ドルとなりました。ゲーミング・マシーンの還元率は、前年同期の4.5%に対し、2019年第4四半期では4.6%でした。

スタジオ・シティ第4四半期業績
スタジオ・シティの営業総収入は、前年同期の3億4,070万米ドルに対し、第4四半期(2019年12月31日末日)では3億5,830万米ドルとなりました。スタジオ・シティの調整後EBITDAは、前年同期の1億0,270万米ドルに対し、2019年第4四半期では1億1,740万米ドルとなりました。調整後EBITDAの前年比増は、主にマス・ゲーミング・テーブル部門の好調な業績結果によるものでローリング・チップ部門の軟調な業績により一部相殺されます。

スタジオ・シティのローリング・チップ・ボリュームは、2018年第4四半期の34億6,000万米ドルに対し、2019年第4四半期では24億6,000万米ドルとなりました。ローリング・チップの還元率は、前年同期の3.82%に対し、2019年第4四半期では3.60%となりました。ローリング・チップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の8億2,540万米ドルから増加し、2019年第4四半期では8億7,980万米ドルとなりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の27.0%に対し、2019年第4四半期では全体の30.2%となりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、前年同期の6億4,180万米ドルに対し、2019年第4四半期では6億9,540万米ドルとなりました。ゲーミング・マシーンの還元率は、前年同期の3.6%に対し、2019年第4四半期では3.0%となりました。

スタジオ・シティのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の4,640万米ドルに対し、2019年第4四半期では5,210万米ドルとなりました。

シティ・オブ・ドリームス マニラ第4四半期業績
シティ・オブ・ドリームス マニラの営業総収入は、前年同期の1億5,520万米ドルに対し、第4四半期(2019年12月31日末日)では、1億5,350万米ドルとなりました。シティ・オブ・ドリームス マニラの2019年第4四半期調整後EBITDAは、前年同期の6,790万米ドルに対し、5,390万米ドルとなりました。調整後EBITDAの前年からの減少は、主に、好調だったマス・ゲーミング・テーブル部門及びゲーミング・マシーン部門の業績により相殺された、ローリング・チップの軟調な業績によるものです。

市場における競争の増大に伴い、シティ・オブ・ドリームス マニラのローリング・チップ・ボリュームは、前年同期の23億8,000万米ドルに対し、2019年第4四半期では20億2,000万米ドルとなりました。ローリング・チップの還元率は、前年同期の3.68%に対し、2019年第4四半期では3.01%となりました。ローリング・チップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は2億1,630万米ドルであり、前年同期の1億9,730万米ドルから増額となりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の31.4%に対し、2019年第4四半期では全体の31.8%となりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、前年同期の9億3,000万米ドルに対し、2019年第4四半期では10億6,000万米ドルとなりました。ゲーミング・マシーンの還元率は、2018年第4四半期及び2019年第4四半期(12月31日末日)では5.3%となりました。

シティ・オブ・ドリームス マニラのノンゲーミングの総売上高は、前年同期の2,940万米ドルに対し、2019年第4四半期では3,340万米ドルとなりました。

キプロス事業の第4四半期業績
当社は、キプロス共和国において、同国最初のカジノとして臨時カジノを、そして、3つのサテライトカジノを営業しており、来月には4つ目のサテライトカジノを開業予定です(これらを合わせて「キプロスにおけるカジノ」とします。)。シティ・オブ・ドリームス・メディタレニアンの2021年の開業により、臨時カジノは営業を終了する一方で、同時に4つのカジノの経営を継続します。

2019年12月31日終期の四半期において、キプロスにおけるカジノの営業総収入は、前年四半期の1,560万米ドルに対し、2,470万米ドルとなりました。キプロスにおけるカジノの2019年第4四半期調整後EBITDAは、前年同期の230万米ドルに対し、860万米ドルとなりました。

キプロスにおけるカジノのローリング・チップ・ボリュームは、2019年第4四半期では2,280万米ドルとなりました。ローリング・チップの還元率は、2019年第4四半期では3.61%となりました。ローリング・チップ還元率の想定範囲は2.85〜3.15%です。

マス・ゲーミング・テーブルの売上は、前年同期の3,480万米ドルに対して、3,390万米ドルとなりました。マス・ゲーミング・テーブルの売上比率は、前年同期の16.2%に対し、2019年第4四半期では19.8%となりました。

ゲーミング・マシーンによる売上は、前年同期の1億9,450万米ドルに対し、2019年第4四半期では3億4,950万米ドルとなりました。ゲーミング・マシーンの還元率は、前年同期の5.2%に対し、2019年第4四半期では4.9%となりました。

その他の業績要因
2019年第4四半期の純営業外費用合計は9,110万米ドルであり、そのうち支払利息は8,440万米ドルです。

2019年第4四半期の減価償却費である1億6,930万米ドルのうち、1,420万米ドルはゲーミング施設の営業権の償却費、570万米ドルは土地使用権の償却費に関わるものでした。

本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAは、SCIHLの2019年12月31日付未監査の2019年第4四半期決算発表(以下「スタジオ・シティ四半期決算発表」)に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAと比較して、2019年第4四半期については1,410万米ドル多くなっています。スタジオ・シティ四半期決算発表に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには反映されていない、メルコグループ内手数料が反映されています。当該メルコグループ内手数料には、SCIHL及び同社の一部子会社及びメルコの一部子会社との間で請求される手数料及びシェアサービス費用が含まれます。同様に、本書に記載されているスタジオ・シティの調整後EBITDAには、スタジオ・シティ・カジノにおけるテーブルゲーム事業に関する費用も反映されておりません。

財務状況と設備投資
2019年12月31日時点の現金および銀行預金残高の総額は14億3,000万米ドルであり、これには主にスタジオ・シティに関連する使途制限付の現金3,750万米ドルが含まれます。負債総額は2019年第4四半期末時点の未償却繰延資金調達費用を控除して43億9,000万米ドルとなり、そのうち10万米ドルは当期に分類されます。

2019年第4四半期の設備投資額は1億3,460万米ドルで、主にシティ・オブ・ドリームス、シティ・オブ・ドリームス・マニラ及びスタジオ・シティにおける各種プロジェクト、そしてシティ・オブ・メディタレニアンの開発に関わるものです。

通期業績
当社の2019年12月31日を末日とする通期の営業総収入は、前年通期の51.9億米ドルに対し、57.4億米ドルとなりました。営業総収入の増加は、主にマス・ゲーミング・テーブル部門の好業績によるものでした。

2019年通期の営業利益は7億4,770万米ドルとなり、前年通期の6億1,340万米ドルから22%増加しました。

2019年12月31日を末日とする通期の調整後プロパティEBITDAは、前年通期の14億9,000万米ドルに対し、16億9,000万米ドルとなりました。調整後プロパティEBITDAが前年同期比で改善した主な要因は、マス・ゲーミング・テーブル部門の好業績によるものでした。

2019年通期の純利益は、前年通期の3億4,030万米ドル(1ADS当たり0.68米ドル)に対し、3億7,320万米ドル(1ADS当たり0.78米ドル)となりました。2019年通期の非支配株主に帰属する純利益は2,110万米ドル、それに対し前年通期の非支配株主に帰属する純損失は140万米ドルであり、いずれもスタジオ・シティ、シティ・オブ・ドリームス・マニラ及びキプロスにおける営業に関連するものです。

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