Ditto のインターネット非依存のデータ同期ソフトウェア、ANA が国際線に導入へ
[24/04/30]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
機上でモバイル機器間のリアルタイムデータ同期を可能に
インターネット非依存のデータ同期プラットフォームを提供する Ditto Live Incorporated 社
(以下、Ditto)は、全日本空輸株式会社(以下、ANA)と契約を締結し、インターネット非接続環境下においてモバイル機器間のリアルタイムデータ同期を可能にする同社のソフトウェア技術の提供を発表しました。これにより、ANA の国際線において客室乗務員が機内業務で利用する通信プラットフォームのベース技術に Ditto の技術が本採用されます。
ANA と Ditto は 2020 年より本技術に関する実証実験を行ってきました。実証実験では数百人の乗務員が中長距離国際線での利便性と操作性をテストしました。
Ditto のシームレスな接続技術の導入により、機上の客室乗務員はインターネットに接続されていない環境下でも既存のデバイスでお客様情報の連携や業務プロセスの管理を行うことが可能になり、IT を活用したビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)によってさらなるサービスの向上や業務の効率化が期待されます。
今回の ANA との契約について、Ditto CEO 兼共同創業者アダム・フィッシュ(Adam Fish)は次のように述べています。「フライト中に客室乗務員がシームレスにデジタル業務を継続できることは、航空会社と利用者にとって大きなメリットです。この度、当社が ANA のデジタルサービスの実現を支援し、お客様の期待を超える革新的な空の旅の一助となれることを嬉しく思います」
[画像: https://prtimes.jp/i/92653/3/resize/d92653-3-b71b6b1d2d8ac8a0837a-0.jpg ]
(提供:全日本空輸株式会社)
<Ditto の技術の特徴について>
当社の通信ソフトウェア技術は、端末が有する Bluetooth、P2P Wi-Fi、LAN など複数の接続方法を使用し、情報をデバイス間でリアルタイムに同期させることで、接続経路や手間の複雑さを排除するものです。インターネット接続の有無にかかわらず、同じアプリを持つ端末を見つけ
ると端末同士が自動的に接続しデータベースを同期させます。
オフライン環境下であってもアプリケーションはローカルに保存されたデータベースをもとに継続し、業務を中断せずに動作し続けます。ネットワーク内の端末いずれか 1 台がインターネット接続した際には、他の全ての端末もクラウド側のデータベースとの同期が可能です。
同技術はCRDTs(Conflict-free replicated data type)を実装しており、デバイス間の同期が途切れた場合でもデータ不整合が起きにくい構造となっています。ネットワークへのトラフィックが集中し輻輳が発生した場合でも、データベース間の不整合を回避する施策としての活用が可能です。
接続においては優れた安定性を発揮し、低遅延、高セキュリティでの情報共有が可能です。暗号化技術により、決済情報等、秘匿性の高い通信を行うことも可能です。
Ditto をアプリケーションに組み込むことで、開発者はネットワークの問題に煩わされることなく API を使用してデータの読み書きを行うことが可能です。開発者は同期に関わる複雑な開発や作業の必要はありません。Ditto のアプリケーションが自動的に接続とデータベースの同期を
管理します。
Ditto は、航空業界をはじめ、防衛、警察・消防、物流、小売、外食、各分野においても、同技術を用いた開発を推進しています。私たちは、これからも革新的な技術を社会経済的な価値に転化し、さまざまな分野における貢献を続けていく所存です。
インターネット非依存のデータ同期プラットフォームを提供する Ditto Live Incorporated 社
(以下、Ditto)は、全日本空輸株式会社(以下、ANA)と契約を締結し、インターネット非接続環境下においてモバイル機器間のリアルタイムデータ同期を可能にする同社のソフトウェア技術の提供を発表しました。これにより、ANA の国際線において客室乗務員が機内業務で利用する通信プラットフォームのベース技術に Ditto の技術が本採用されます。
ANA と Ditto は 2020 年より本技術に関する実証実験を行ってきました。実証実験では数百人の乗務員が中長距離国際線での利便性と操作性をテストしました。
Ditto のシームレスな接続技術の導入により、機上の客室乗務員はインターネットに接続されていない環境下でも既存のデバイスでお客様情報の連携や業務プロセスの管理を行うことが可能になり、IT を活用したビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)によってさらなるサービスの向上や業務の効率化が期待されます。
今回の ANA との契約について、Ditto CEO 兼共同創業者アダム・フィッシュ(Adam Fish)は次のように述べています。「フライト中に客室乗務員がシームレスにデジタル業務を継続できることは、航空会社と利用者にとって大きなメリットです。この度、当社が ANA のデジタルサービスの実現を支援し、お客様の期待を超える革新的な空の旅の一助となれることを嬉しく思います」
[画像: https://prtimes.jp/i/92653/3/resize/d92653-3-b71b6b1d2d8ac8a0837a-0.jpg ]
(提供:全日本空輸株式会社)
<Ditto の技術の特徴について>
当社の通信ソフトウェア技術は、端末が有する Bluetooth、P2P Wi-Fi、LAN など複数の接続方法を使用し、情報をデバイス間でリアルタイムに同期させることで、接続経路や手間の複雑さを排除するものです。インターネット接続の有無にかかわらず、同じアプリを持つ端末を見つけ
ると端末同士が自動的に接続しデータベースを同期させます。
オフライン環境下であってもアプリケーションはローカルに保存されたデータベースをもとに継続し、業務を中断せずに動作し続けます。ネットワーク内の端末いずれか 1 台がインターネット接続した際には、他の全ての端末もクラウド側のデータベースとの同期が可能です。
同技術はCRDTs(Conflict-free replicated data type)を実装しており、デバイス間の同期が途切れた場合でもデータ不整合が起きにくい構造となっています。ネットワークへのトラフィックが集中し輻輳が発生した場合でも、データベース間の不整合を回避する施策としての活用が可能です。
接続においては優れた安定性を発揮し、低遅延、高セキュリティでの情報共有が可能です。暗号化技術により、決済情報等、秘匿性の高い通信を行うことも可能です。
Ditto をアプリケーションに組み込むことで、開発者はネットワークの問題に煩わされることなく API を使用してデータの読み書きを行うことが可能です。開発者は同期に関わる複雑な開発や作業の必要はありません。Ditto のアプリケーションが自動的に接続とデータベースの同期を
管理します。
Ditto は、航空業界をはじめ、防衛、警察・消防、物流、小売、外食、各分野においても、同技術を用いた開発を推進しています。私たちは、これからも革新的な技術を社会経済的な価値に転化し、さまざまな分野における貢献を続けていく所存です。