CEATEC AWARD受賞のIoT/機械学習ベンチャー LiLz(リルズ)、電池駆動で3年間可動する超低消費電力IoTカメラを2月から量産開始
[20/02/28]
提供元:PRTIMES
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Bluetooth 5.0とLTEを活用した2種類のIoTカメラを提供
LiLz株式会社(本社:沖縄県中頭郡琉球大学内、代表取締役社長:大西敬吾、以下「LiLz」)は、設備保全における計器の巡回点検を支援するクラウドサービス「LiLz Gauge」の専用IoTカメラとして、電池駆動にて1日3回の撮影ベースで3年間と長期稼働するLiLz Cam(リルズカム)を量産開始いたしました。
LiLz Camは、目視の巡回点検向けに特化した専用のIoTカメラであり、以下のようにクラウドサービスの「LiLz Gauge」と連携することで計器を遠隔点検できるようになります。また、Braveridge社製のBLE-LTE Routerと連携することで、クラウドから任意タイミングで撮影指示もできるようになります。今回、Bluetooth 5.0とLTEの2つの通信を組み合わせることで、上り・下りの両方を実現したシステムであるにも関わらず低消費電力を実現できているのが特長となります。
今回2019年秋から80台以上のカメラ で検証を繰り返し、耐食性の向上やボディの強化、ファームウェアの改修などを経て量産開始することになりました。すでに20社以上に導入検討いただき、クラウドサービスのLiLz Gaugeのβ版と連携してご利用いただけます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-272704-15.png ]
連携対象となるクラウドサービス「LiLz Gauge」は計器目視点検の効率化をIoTデバイスとクラウドで解決しようというアプローチを実現した点が高く評価され、CEATEC AWARD 2019 トータルソリューション部門グランプリを受賞しています。
主な仕様
[画像2: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-130248-13.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-670370-12.png ]
※1:Bluetoothは、オープン仕様の近距離無線通信技術です。Bluetooth 5.0では通信距離が従来の約4倍に向上しています。
※2:撮影頻度や撮影の解像度、周囲温度など設置環境によって連続動作時間は変わります。
望遠レンズ
カメラから離れた計器を撮影する場合、望遠レンズを装着することができます。今回、株式会社ケンコー・トキナーのSNSマスターシリーズ、リアルプロシリーズのネジ径に対応した望遠レンズ専用アダプタを同梱しました。他のスマートフォン専用レンズもクリップなどを活用して装着いただけますが、SNSマスターシリーズとリアルプロシリーズは、専用のアダプタにてレンズ同士のセンター合わせが楽になります(ネジ径によっては対応していないレンズも一部あります)。望遠レンズの装着により、通路の反対側や危険エリアの外からなど、様々な設置条件で計器が撮影できるようになります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-529573-6.jpg ]
SNSマスター 2倍望遠
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/mobile_accessory/filter-conversion/sns_master/4961607797914.html
リアルプロ 8倍望遠
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/mobile_accessory/filter-conversion/real_pro/4961607798126.html
専用アプリ
LiLz Camは設置前に専用アプリで撮影条件変更やテスト撮影ができるようになっています。計器の撮影において、フラッシュや外光による計器画像の白とびが発生するような場合もiOSアプリでフラッシュ点灯数や露出補正値の調整が可能になっています。また、高い頻度で高解像度撮影するとデータサイズが大きくなりますが、撮影した画像をさらに切り抜く(クロップする)ことで撮影時の送信データサイズを節約することができます。例えば、5Mピクセル(2592x1936)で撮影した際のJPEG画像データは圧縮率にもよりますが300-400KBです。この解像度を維持したまま640x480などの解像度で切り抜くことができます。これにより送信データを30-40KBに削減することができるようになります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-374284-7.png ]
機械学習をコアテクノロジーとするLiLzがハードウェアも同時に開発することで、顧客体験が最適化され従来満足に解決されていなかった課題解決が可能となります。今後、弊社LiLz Gaugeと連携した新たなサービスを各パートナー様と創出してまいります。
価格・お問い合わせなど
量産工場:株式会社Braveridge 糸島工場
提供価格:オープン価格
カメラ購入に関するお問い合わせ:
高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社
営業二部 中野、大友 productser@tte-net.com
http://www.tm-es.co.jp/
LiLz Gaugeに関するお問い合わせ:LiLz株式会社 contact@lilz.jp
プロダクトページ:https://lilz.jp/lilzgauge/
なお、この度の発表に関して、次の通りエンドースメントを頂戴しました。
Braveridge様のコメント
LiLz Camの企画は、まず2018年4月頃にLiLz大西社長から相談を持ち込まれました。それは、《超低消費電流で電池駆動のメーター類監視カメラで小型の物》というとんでもない構想でした。この時点では、巨大な電池を持たなければ実現不可能で、コンセント電源が必要だと答えていました。 一方、当時Braveridgeでは世界に類を見ないIoTシステム(BraveGate構想)の研究開発中でもありました。 この構想が実現できれば、このLiLz Camの実現は可能であることは分かっていましたが、我々の実力でこのBraveGate(クラウドソフトウェア)が期限内に開発完了できるとは思っていませんでした。 この概念は、クラウドにサーバーを持たず、IoT端末そのものをサーバーにするという物です。 ユーザーアプリケーションがIoT端末にDownLink Requestを送り、受け取ったIoT端末がUpLink Responseでユーザーアプリケーションまでデータを送り届けるというものです。これにより大幅な消費電流の削減を実現できます。 我々はLiLz Camの実現と我々の理想とするIoTシステムの協業開発を、LiLz様と共に作り上げようと決意しました。 それから、LTE-IoT界隈で噂に聞いたLTE通信の謎の不具合に長期間苦しめられました。 そして漸く、LiLz様と共に安定に動作する、LiLzカメラとBraveRoute(LTEーBLE Router)とBraveGateの全システムの完成を迎える事が出来ました。 5Mピクセルカメラモジュールのカスタム開発、電池電圧モニターIC、Li-Ion電池のDualProtection回路、Sleep電流を限界まで落とす、などなど書き切れない程の工夫を投入しました。 共に努力と苦労を重ね、本来の目的を達成し、安定に動作する製品とシステムが完成し、リリースの発表ができたことを本当にうれしく思います。
株式会社Braveridge
代表取締役社長 小橋 泰成
株式会社Braveridgeに関する詳細は、https://ssl.braveridge.com/をご覧ください。
LiLzについて
LiLz株式会社は、「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」をミッションとした研究開発型ベンチャー企業です。
https://lilz.jp/
LiLz株式会社(本社:沖縄県中頭郡琉球大学内、代表取締役社長:大西敬吾、以下「LiLz」)は、設備保全における計器の巡回点検を支援するクラウドサービス「LiLz Gauge」の専用IoTカメラとして、電池駆動にて1日3回の撮影ベースで3年間と長期稼働するLiLz Cam(リルズカム)を量産開始いたしました。
LiLz Camは、目視の巡回点検向けに特化した専用のIoTカメラであり、以下のようにクラウドサービスの「LiLz Gauge」と連携することで計器を遠隔点検できるようになります。また、Braveridge社製のBLE-LTE Routerと連携することで、クラウドから任意タイミングで撮影指示もできるようになります。今回、Bluetooth 5.0とLTEの2つの通信を組み合わせることで、上り・下りの両方を実現したシステムであるにも関わらず低消費電力を実現できているのが特長となります。
今回2019年秋から80台以上のカメラ で検証を繰り返し、耐食性の向上やボディの強化、ファームウェアの改修などを経て量産開始することになりました。すでに20社以上に導入検討いただき、クラウドサービスのLiLz Gaugeのβ版と連携してご利用いただけます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-272704-15.png ]
連携対象となるクラウドサービス「LiLz Gauge」は計器目視点検の効率化をIoTデバイスとクラウドで解決しようというアプローチを実現した点が高く評価され、CEATEC AWARD 2019 トータルソリューション部門グランプリを受賞しています。
主な仕様
[画像2: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-130248-13.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-670370-12.png ]
※1:Bluetoothは、オープン仕様の近距離無線通信技術です。Bluetooth 5.0では通信距離が従来の約4倍に向上しています。
※2:撮影頻度や撮影の解像度、周囲温度など設置環境によって連続動作時間は変わります。
望遠レンズ
カメラから離れた計器を撮影する場合、望遠レンズを装着することができます。今回、株式会社ケンコー・トキナーのSNSマスターシリーズ、リアルプロシリーズのネジ径に対応した望遠レンズ専用アダプタを同梱しました。他のスマートフォン専用レンズもクリップなどを活用して装着いただけますが、SNSマスターシリーズとリアルプロシリーズは、専用のアダプタにてレンズ同士のセンター合わせが楽になります(ネジ径によっては対応していないレンズも一部あります)。望遠レンズの装着により、通路の反対側や危険エリアの外からなど、様々な設置条件で計器が撮影できるようになります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-529573-6.jpg ]
SNSマスター 2倍望遠
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/mobile_accessory/filter-conversion/sns_master/4961607797914.html
リアルプロ 8倍望遠
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/mobile_accessory/filter-conversion/real_pro/4961607798126.html
専用アプリ
LiLz Camは設置前に専用アプリで撮影条件変更やテスト撮影ができるようになっています。計器の撮影において、フラッシュや外光による計器画像の白とびが発生するような場合もiOSアプリでフラッシュ点灯数や露出補正値の調整が可能になっています。また、高い頻度で高解像度撮影するとデータサイズが大きくなりますが、撮影した画像をさらに切り抜く(クロップする)ことで撮影時の送信データサイズを節約することができます。例えば、5Mピクセル(2592x1936)で撮影した際のJPEG画像データは圧縮率にもよりますが300-400KBです。この解像度を維持したまま640x480などの解像度で切り抜くことができます。これにより送信データを30-40KBに削減することができるようになります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/42105/4/resize/d42105-4-374284-7.png ]
機械学習をコアテクノロジーとするLiLzがハードウェアも同時に開発することで、顧客体験が最適化され従来満足に解決されていなかった課題解決が可能となります。今後、弊社LiLz Gaugeと連携した新たなサービスを各パートナー様と創出してまいります。
価格・お問い合わせなど
量産工場:株式会社Braveridge 糸島工場
提供価格:オープン価格
カメラ購入に関するお問い合わせ:
高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社
営業二部 中野、大友 productser@tte-net.com
http://www.tm-es.co.jp/
LiLz Gaugeに関するお問い合わせ:LiLz株式会社 contact@lilz.jp
プロダクトページ:https://lilz.jp/lilzgauge/
なお、この度の発表に関して、次の通りエンドースメントを頂戴しました。
Braveridge様のコメント
LiLz Camの企画は、まず2018年4月頃にLiLz大西社長から相談を持ち込まれました。それは、《超低消費電流で電池駆動のメーター類監視カメラで小型の物》というとんでもない構想でした。この時点では、巨大な電池を持たなければ実現不可能で、コンセント電源が必要だと答えていました。 一方、当時Braveridgeでは世界に類を見ないIoTシステム(BraveGate構想)の研究開発中でもありました。 この構想が実現できれば、このLiLz Camの実現は可能であることは分かっていましたが、我々の実力でこのBraveGate(クラウドソフトウェア)が期限内に開発完了できるとは思っていませんでした。 この概念は、クラウドにサーバーを持たず、IoT端末そのものをサーバーにするという物です。 ユーザーアプリケーションがIoT端末にDownLink Requestを送り、受け取ったIoT端末がUpLink Responseでユーザーアプリケーションまでデータを送り届けるというものです。これにより大幅な消費電流の削減を実現できます。 我々はLiLz Camの実現と我々の理想とするIoTシステムの協業開発を、LiLz様と共に作り上げようと決意しました。 それから、LTE-IoT界隈で噂に聞いたLTE通信の謎の不具合に長期間苦しめられました。 そして漸く、LiLz様と共に安定に動作する、LiLzカメラとBraveRoute(LTEーBLE Router)とBraveGateの全システムの完成を迎える事が出来ました。 5Mピクセルカメラモジュールのカスタム開発、電池電圧モニターIC、Li-Ion電池のDualProtection回路、Sleep電流を限界まで落とす、などなど書き切れない程の工夫を投入しました。 共に努力と苦労を重ね、本来の目的を達成し、安定に動作する製品とシステムが完成し、リリースの発表ができたことを本当にうれしく思います。
株式会社Braveridge
代表取締役社長 小橋 泰成
株式会社Braveridgeに関する詳細は、https://ssl.braveridge.com/をご覧ください。
LiLzについて
LiLz株式会社は、「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」をミッションとした研究開発型ベンチャー企業です。
https://lilz.jp/