コロナ禍の只中でも楽しめる!京町家一棟貸し!
[21/08/12]
提供元:PRTIMES
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京都市内にある宿泊施設の客数が新型コロナウイルスにより激減する中、合同会社ふくろう(本社:滋賀県大津市)が運営母体の町家ホテルYANAGI(京都市西院)は新たな打出しを始めた。
「1日1組限定、京町家の一棟貸し」
一般的な日本家屋と異なる京町家の形は「ウナギの寝床」とも呼ばれ、奥に続くような形状をしているが、伝統的な構造のある建物に泊まること自体に価値があることから、数年前より人気が出てきた。しかし、他の宿泊施設同様コロナにより売上が低迷し、国内観光客以外の対象層にも目を向ける必要に迫られている。
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京都市右京区に位置する町家ホテルYANAGIは2018年に創業され、総責任者の沢田羽照(サワタ゛ウテ)氏が切り盛りしてきた。今回のコロナでは当然打撃を受け、1ヶ月で宿泊者0人の時もあったという。
そんな中「ただ収束を待っていても仕方がない」と商機を考えたところ、国内観光客のみが顧客の対象層というわけではないことに気がついた。
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沢田氏は新しい顧客を発掘する為に、主に府内や関西圏内の大学生、ママ友、職場の同僚に焦点を絞って打出し方を変えてみた。すると「飲食店での飲み会は抵抗があるので、安心して楽しめる場所を探している」という方や「感染のリスクを抑えながら、遠方に住んでいる友達同士で集まりたい」という需要とマッチし、また「撮影に使いたい」「デジタルデトックスで1週間ほどゆっくりしたい」というような予期せぬ反応もあったという。新たに視野に入ったこのような顧客に対しては、宿泊施設のみとして利用されていた空間をレンタルスペースという形で貸し出すこととした。
レンタルスペースの提供以外にはもちろん、宿泊施設としての運営も並行して続けている。町家ホテルYANAGIは2階建てで、寝室3室、ラウンジ1室となっており、最大7名が宿泊できる規模である。主に木目を基調とした作りであり、余分な家具や建具がなくスッキリとしたデザインが特徴だ。
レンタルスペースとしての貸し出しや宿泊目的の利用問わず、「1日1組限定」という方針を設けており、利用後は施設の徹底した清掃・全面消毒・換気を行うことで、コロナ禍の只中でも安心して楽しめる安全な場所の提供に尽力している。
8月1日から末日まで「京都府まん延防止等重点措置等」が実施されることとなったが、現在でも予約は入り、売上も徐々に戻ってきている。今後も新たな需要に向け、宿泊施設という形態を継続しつつ、工夫することでコロナを乗り越えたいと意気込んだ。