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ダイヤモンドMOSFETにおけるドレイン電流の世界最高値を更新

ダイヤモンド半導体デバイスの研究開発を行う株式会社 Power Diamond Systems(PDS)(本社:東京都新宿区、
代表取締役CEO:藤嶌辰也)は、ダイヤモンドMOSFETにおけるドレイン電流の世界最高値を大幅に更新し、6.8 Aを
達成しました。




[画像: https://prtimes.jp/i/118415/4/resize/d118415-4-ad879481532ec79e939b-1.png ]

ダイヤモンド半導体は、あらゆる物性値においてトップクラスの性能を有し、特に放熱性、大電流・高耐圧性、
耐放射線性などで秀でた特長を有することから次世代の半導体デバイスとして期待されています。ダイヤモンド
半導体パワーデバイス/高周波デバイスや、それを使ったインバータなどが実現すれば、電気自動車の急速充電
システム、電動エアモビリティシステム、高効率再生エネルギーシステムを始めとする次世代の新たなパワー
エレクトロニクス分野や、宇宙衛星通信システムなどでの活躍が期待できます。

これまで、PDSはパワーエレクトロニクス応用を想定し、デバイスイングレーションに必要な要素開発に投資を
行い、ダイヤモンドMOSFETの開発基盤の構築、大電流化に取り組んできました。今回、縦型ダイヤモンドMOS
FETのデバイス設計の見直しによる寄生抵抗の低減、集積化、歩留改善を含む大面積化プロセスの安定化などを
実現したことで、ダイヤモンドMOSFETの大電流化に成功し、最大ドレイン電流 6.8 Aを達成しました。
これは、横型構造、縦型構造のいずれのダイヤモンドMOSFETにおいても世界最高の値になります。

今後、Power Diamond Systemsは、国内外の研究機関、企業等の外部パートナーとの連携を通じ、さらなる
技術開発、アプリケーション開発をより一層強化していきます。

なお、本研究成果は、一部2023年12月に開催された国際学会IEDM(IEEE International Electron Devices Meeting)で発表しました。今後、学術学会、学術誌などを通じて、詳細の情報公開をする予定です。


株式会社Power Diamond Systems
Power Diamond Systems(PDS)は、早稲田大学 川原田 洋 教授(Chief Scientific Officer)の研究シーズを
基に設立した、ダイヤモンド半導体デバイスの研究開発を行うスタートアップです。ダイヤモンド半導体デバイスは、電気自動車や再エネなどの次世代パワーエレクトロ二クス分野において期待される次世代パワー半導体です。このダイヤモンド半導体デバイスにより超小型・高効率インバータモジュールを実現し、エネルギー社会における更なる省エネ化に貢献することを目指しています。

会社名:株式会社 Power Diamond Systems
所在地:東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学アントレプレナーシップセンター
代表者:藤嶌 辰也
ホームページ:https://www.powerdiamondsys.com/


本件に関するお問い合わせ先
株式会社 Power Diamond Systems
Mail:info@powerdiamondsys.com
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