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全米メディア絶賛!! あまりにも文学的なノンフィクション・コミックの傑作『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』、ついに日本上陸。




 『ウォッチメン』や『アンカル』など、これまで数々の海外コミックの邦訳出版を手がけてきた株式会社小学館集英社プロダクション(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:八木正男)は、2011年3月16日に、全米メディアでその年のベストブックと絶賛されたノンフィクション・コミックの傑作『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』を刊行しました。

 本書は、2006年にアメリカで発表されて以来、『タイム』誌や『ニューヨーク・タイムズ』紙など多くのメディアで、その年のベストブックに挙げられる高い評価を受けたコミックです。レズビアンである著者アリソン・ベクダルが、自身の幼少期から青年期までを父親との複雑な関係に焦点を絞って描いた自伝的作品で、セクシャリティや自殺、機能不全家族といったさまざまなテーマが、ジョイスの『ユリシーズ』、プルーストの『失われた時を求めて』など、膨大な文学作品を引用しながら語られます。セクシャルマイノリティとして、文学を愛する者として、共感を覚えながらもすれちがい続けた父と娘の姿を、繊細にして静謐な筆致でたどったこの喪失と再生の物語は、アメリカから海を渡ってイギリス、フランスへも紹介され、批評家、読者双方から絶賛されました。

 本書『ファン・ホーム』はコミックながら「全米批評家協会賞」の最終候補にまで選ばれ、アングレーム国際漫画賞優秀作品賞にノミネートされたほか、米コミック界の最高峰アイズナー賞では最優秀ノンフィクション賞を受賞しました。“あまりにも文学的な”ノンフィクション・コミックの傑作との呼び声の高い本書は、コミックファンのみならず、文学を愛するすべての方にぜひ手にとっていただきたい一冊です。



◇メディア批評(一部)◇

コミックと自伝という二つのジャンルを複数の新しい方向に発展させたパイオニア的作品であり、言葉を愛する人のためのコミック。
――ニューヨーク・タイムズ

2006年度における最も思いも寄らない文学的成功。同じ家の中で別の世界に生きながら、互いに対して不思議に何かを背負っているふたりの人間を描いた傑作である。
――タイム

21世紀の偉大な読み物はグラフィック・ノベルやノンフィクションから生まれてくるのかもしれない。アリソン・ベクダルの『ファン・ホーム』は、この新しい文学形式を広く知らしめる驚くべき作品である。
――USA トゥデイ



【発売概要】
『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』
 【著】アリソン・ベクダル
 【訳】椎名ゆかり
 【定価】2,625円(税込)
 【発売日】2011年3月16日頃

小学館集英社プロダクションの刊行物案内
URL:http://books.shopro.co.jp/
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