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シードVCのミレイズ、エンジニア社長のIPO価格に関する独自レポートを公開

〜平均値で2.6倍高い結果に〜

エンジニア起業家に特化したシードVCのMIRAISE(東京都渋谷区、代表:岩田真一、以下:MIRAISE、日本語名:ミレイズ)は、エンジニア社長(※1)と非エンジニア社長のマザーズ上場時の時価総額を比較した『社長のエンジニア属性とマザーズIPO価格の関連性に関する調査』を公開しました。この調査の結果、エンジニア社長の方が平均値で2.6倍IPO時の時価総額が高いことが分かりました。IT時代においてテクノロジーと経営は、もはや切り離せなくなっていると考えています。MIRAISEは今後もITエンジニアに注目し、投資支援活動を行っていきます。※1:ソフトウェアエンジニアとしてコードを書いた経験(プログラミング経験)がある起業家(経験年数は問いません)

『社長のエンジニア属性とマザーズIPO価格の関連性に関する調査』ダウンロードページ
https://airtable.com/shroxjxq2mc480ANU




[画像1: https://prtimes.jp/i/41145/5/resize/d41145-5-368546-0.png ]


■6社に1社がエンジニア社長
今回の調査は、過去5年間にマザーズ市場に新規上場した全204社を対象に「全体に占めるエンジニア社長の割合」、そして「IPO時の時価総額比較」の2点を調査しました。全体に占めるエンジニア社長の割合は6社に1社(16.7%)でした。400億円を超える大型IPOに限定すると、その割合は33.3%と2倍に増え、エンジニア社長のほうが大きいIPOに結びつきやすい傾向が読み取れました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/41145/5/resize/d41145-5-713577-4.png ]


■エンジニア社長はIPO価値が2.6倍も高い
IPO時の時価総額について、エンジニア社長と非エンジニア社長を比較した結果、エンジニア社長の方がIPO時の時価総額が平均値で2.6倍高いことが分かりました(中央値で1.8倍)。
[画像3: https://prtimes.jp/i/41145/5/resize/d41145-5-566562-5.png ]



■エンジニア社長プロフィール(独自ポートより一部抜粋)


6,766億円、メルカリ、山田進太郎氏
1,165億円、フリー、佐々木大輔氏
700億円、PKSHA Technology、上野山勝也氏
541億、Chatwork、山本正喜氏
486億、アイキューブドシステムズ、佐々木勉氏
その他:非上場のSmartNews、Preferred Networksもエンジニア社長が創業



■エンジニア社長のIPO価格が高くなる考察
ミレイズ創業者の岩田と布田は、年間約150名のエンジニア起業家との面談や投資先のエンジニア起業家へのサポートを通じてIPO価値が2.6倍高く出た結果について以下3つの考察を上げコメントしています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/41145/5/resize/d41145-5-312717-3.png ]

1. 事業や経営にエンジニア経験が活かされている
多くのエンジニアはコード(プログラム)を書くときに、下記を強く意識します。

シンプル化 :複雑な課題を出来るだけシンプルなものに分解すること
スケール耐性 :スケールに耐えうる設計にすること
再現性 :何度やっても同じ効果ができる仕組みにすること
例外予測 :想定以外の結果が起きたときハンドリング(対処法を考えておくこと)


エンジニア起業家は、経営者として成長していく過程において、こういったエンジニアとしての基本的 な姿勢が自然に経営手法にも現れるのではないかと考えています。その結果、事業やプロジェクトマネ ジメントに対しても、データに基づいたで科学的な手法による運営が行われるだろう、という仮説を持っています。

2.ビジネスとテクノロジーは切り離せなくなった
技術者が技術を担当し、ビジネスサイドがビジネスをすすめる、作る人と売る人が分かれている時代に限界が来ているのではないか。社会的な課題、ビジネス的な課題に対して、いかに最新のテクノロジーを活用して解決していくか、ということが大切になってきていると考えています。技術が「ビジネスのシード(種)」から「課題解決のためのイネーブラー」へと変わってきており、その傾向はソフトウェアやITでより顕著に現れています。

経営者がテクノロジーに精通していることにより、課題(=ビジネスチャンス)を見つけてからソリューション提案に至るまでのスピードが早くなり、またテクノロジー動向から先を読む経営が可能になるのではないでしょうか。エンジニア起業家はテクノロジー動向を把握し、経営にいち早く取り入れ、技術トレンドに基づいた中長期的なビジネスプランを描けると私たちは考えます。

3.セールスやマーケティングのスキルは習得可能である
エンジニア起業家はセールスやマーケティングは「苦手」だと揶揄されることがあります。性質として向いていない、と。しかし私たちはこの点に関して異論を唱えます。多くのエンジニア起業家との交流を通して、セールスやマーケティングといったスキルは、自らが経営者として成長していく過程で習得可能なものである、と考えています。別の言い方をすると「苦手」なのではなく「ビギナー」だということです。エンジニアのことを理解し、それに最適化されたサポートを受けられれば効率よく身につけることができます。本レポートでIPOを達成したエンジニア起業家はこのことを体現しており、かつ、上記1.2.の理由により、大きい規模のIPOに結びついていると考えられます。


■調査概要
・集計期間 2016年1月1日〜2020年11月30日
・調査対象 上記期間に新規上場した全208社のうち、オンライン情報サイトMINKABU(https://minkabu.jp) で上場時時価総額が公表されている204社
・調査方法 IPO時の初値として公開されている情報から算出

■会社概要:MIRAISE LLC
代表者  : 岩田真一
設立   : 2018年12月
URL  : https://www.miraise.vc/
プレスキット:https://www.miraise.vc/news/miraise-press-kit
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