「コロナ禍での獣医師のオンライン診療に対する意識調査」約8割がオンライン診療についての積極的な議論を国などに望むと回答
[20/08/27]
提供元:PRTIMES
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ペットのオンライン診療に対する課題が浮き彫りに
株式会社みるペット(本社 東京都中央区、代表取締役 浅沼直之)は、日本獣医オンライン診療研究会と共同で「獣医師のオンライン診療に対する意識調査」を実施致しました。
その結果、ペットのオンライン診療についての積極的な議論を国などに望むと回答した獣医師が77.4%とおよそ8割に達しました。また、オンライン診療の導入に前向きな意見は87%、現在頻繁に実施している獣医師は7.5%でした。
この結果から、オンライン診療の導入には前向きだが実際の導入にはまだ至っていない状況と、同時に明確な指針を多くが求めているというペットのオンライン診療における現状が見えてきました。
【アンケート調査概要】
調査対象:動物病院で働いている全国の小動物臨床獣医師
調査期間:2020年7月13日〜8月13日
調査方法:インターネット調査
回答者数:173
[画像1: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-634886-1.png ]
頻繁に実施しているが7.5%、時々実施しているが11.6%、
と合わせて19.1%がオンライン相談・診療を実施していると回答。
[画像2: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-288786-2.png ]
導入済が11.5%、積極的に導入したいが23.7%、検討中が17.3%、興味はあるが34.5%、
と合わせて87%がオンライン診療を導入済、もしくは興味があることを示しています。
全体的にペットのオンライン診療に対して前向きな傾向があります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-376939-3.png ]
強く望むが29.6%、望むが23.2%、どちらかというと望むが24.6%、
と合わせて77.4%が国や獣医師会などの公の機関にペットのオンライン診療についての議論を進め、
ガイドラインの作成などを望んでいます。
【ペットのオンライン診療のこれからの課題】
今回の調査によって、獣医師のオンライン診療に対する意識は全体的には前向きだが、
実際に導入、実施まで至っている方は少ないということがわかりました。
その理由までは今回の調査では明らかになっておりませんが、
実際の導入にあたっての情報が不足しているためと考えられます。
ヒトの医療では、オンライン診療についてのガイドラインや法律の整備などがされ始めており、
新型コロナウイルスによって議論も一気に進み、世間的な認知も高まってきております。
一方、ペットのオンライン診療についての議論はまだされておらず、オンライン診療に関連するものは、
獣医師法第18条の運用を示した4畜A第2259号 農林水産省畜産局長通知のみで、
公的な指針などはまだありません。情報の偏りが生じ、
各獣医師の解釈や判断によって運用されているのが実情です。
そのため拡大解釈して運用されるリスクがあり、その不利益はすべてペット達に負わされる可能性があります。
新型コロナウイルスによって人々の意識が変わり、オンラインを活用する流れは止められないでしょう。
問題が起こる前に議論をし、建設的な活用の方法を考えることで
統一した基準で運用できるようにすることがこれから必要になってきます。
株式会社みるペットと日本獣医オンライン診療研究会では、今回の調査をふまえ、ペットのオンライン診療についての情報の発信や、議論の活性化、臨床現場での知見の収集などを行うことで、ペットの医療においても便利で安心してICTを利用できる環境つくりのお手伝いをしていきます。
<日本獣医オンライン診療研究会 役員 島田 健一郎先生のコメント>
新型コロナウイルス感染症拡大という未曽有の事態に直面し、
私たち獣医師は対面診療のリスクを考えて行動する必要性に迫られています。
オンライン診療はいまの事態に対応する1つの手段として活用が期待されていますが、
同時に新たなニーズを生む可能性も持っています。今後、日本獣医オンライン診療研究会では、
オンライン診療のエビデンス構築にむけた調査を積み重ねていきながら、
ペットと飼主様にとって何が最も有益なのかという視点で分析を進めてまいります。
獣医療の新たな日常に対応するため、オンライン診療が益々発展することを期待しております。
【日本獣医オンライン診療研究会について( https://www.jvts.org/ )】
日本獣医オンライン診療研究会は、動物医療分野における、
オンライン診療及びICT活用全般における情報の共有を行い、
会員同士の活発な議論を行うことを目的としています。
オンライン診療を適正かつ安全に活用、推進できるように、臨床現場での知見の収集、解析を行い、
その時々の法律の解釈などの検討をすることで、
獣医師、飼い主様、動物が安心してオンライン診療を受診できる環境作りを目指します。
事業内容
・ オンライン診療の研究会としてのガイドライン作成
・ オンライン診療における症例検討会の実施
・ オンライン診療の適正な活用のための情報発信
・ 適正なオンライン診療実施のための普及活動
【株式会社みるペットについて(https://mirpet.co.jp/)】
[画像4: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-896251-4.png ]
「みる」にはいろいろな意味があります。「見る」、「診る」、「看る」・・・ 私たちは、
動物たちの健康を見守りたい。 動物病院と患者様の架け橋となり、診察や看病をサポートする会社でありたい。
そんな想いを込めました。 ロゴデザインは、動物が獣医療者・飼い主様と手を取り合っている様を表し、
3者の協力の重要性を表現しています。
「動物と家族、そして健康を守る動物病院の想いを一つに」という理念のもと、私たちみるペットは、
動物と飼い主様が健やかな生活を長く送ることができるように、
より良い予防・医療サービスを受けることができる環境作りを目的として、
動物医療業界の効率化と利便性の向上を目指します。
2019年11月、当社のオンライン相談・診療システム“みるペット”は、
公益財団法人東京都中小企業振興公社の事業可能性評価 評価事業となり、
さらなるサービス開発に努めてまいります。
【ペットのオンライン診療についての注意事項】
2020年8月27日現在、緊急事態宣言下でヒトの医療では初診でもオンライン診療が可能となるように
規制が一時的に緩和されていますが、ペットのオンライン診療に関しては、
農林水産省は従来の解釈を変えておらず、日本獣医師会も「「緊急事態宣言」の発出に伴う外出自粛要請の
期間中における小動物診療施設等の対応に係る留意事項について」
(https://seo.lin.gr.jp/nichiju/suf/publish/2020/20200414_02.pdf)という事務連絡を発出しており、
「初診でのオンライン診療は禁止」です。かかりつけの獣医師に対して、
対面で受診したことのある疾患等に関してはオンライン診療が可能な場合があります。
飼い主様は、かかりつけの先生によくご相談の上、ご検討ください。
なお、オンライン「相談」に関しては初めての先生に対しても相談することが可能です。
株式会社みるペット(本社 東京都中央区、代表取締役 浅沼直之)は、日本獣医オンライン診療研究会と共同で「獣医師のオンライン診療に対する意識調査」を実施致しました。
その結果、ペットのオンライン診療についての積極的な議論を国などに望むと回答した獣医師が77.4%とおよそ8割に達しました。また、オンライン診療の導入に前向きな意見は87%、現在頻繁に実施している獣医師は7.5%でした。
この結果から、オンライン診療の導入には前向きだが実際の導入にはまだ至っていない状況と、同時に明確な指針を多くが求めているというペットのオンライン診療における現状が見えてきました。
【アンケート調査概要】
調査対象:動物病院で働いている全国の小動物臨床獣医師
調査期間:2020年7月13日〜8月13日
調査方法:インターネット調査
回答者数:173
[画像1: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-634886-1.png ]
頻繁に実施しているが7.5%、時々実施しているが11.6%、
と合わせて19.1%がオンライン相談・診療を実施していると回答。
[画像2: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-288786-2.png ]
導入済が11.5%、積極的に導入したいが23.7%、検討中が17.3%、興味はあるが34.5%、
と合わせて87%がオンライン診療を導入済、もしくは興味があることを示しています。
全体的にペットのオンライン診療に対して前向きな傾向があります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-376939-3.png ]
強く望むが29.6%、望むが23.2%、どちらかというと望むが24.6%、
と合わせて77.4%が国や獣医師会などの公の機関にペットのオンライン診療についての議論を進め、
ガイドラインの作成などを望んでいます。
【ペットのオンライン診療のこれからの課題】
今回の調査によって、獣医師のオンライン診療に対する意識は全体的には前向きだが、
実際に導入、実施まで至っている方は少ないということがわかりました。
その理由までは今回の調査では明らかになっておりませんが、
実際の導入にあたっての情報が不足しているためと考えられます。
ヒトの医療では、オンライン診療についてのガイドラインや法律の整備などがされ始めており、
新型コロナウイルスによって議論も一気に進み、世間的な認知も高まってきております。
一方、ペットのオンライン診療についての議論はまだされておらず、オンライン診療に関連するものは、
獣医師法第18条の運用を示した4畜A第2259号 農林水産省畜産局長通知のみで、
公的な指針などはまだありません。情報の偏りが生じ、
各獣医師の解釈や判断によって運用されているのが実情です。
そのため拡大解釈して運用されるリスクがあり、その不利益はすべてペット達に負わされる可能性があります。
新型コロナウイルスによって人々の意識が変わり、オンラインを活用する流れは止められないでしょう。
問題が起こる前に議論をし、建設的な活用の方法を考えることで
統一した基準で運用できるようにすることがこれから必要になってきます。
株式会社みるペットと日本獣医オンライン診療研究会では、今回の調査をふまえ、ペットのオンライン診療についての情報の発信や、議論の活性化、臨床現場での知見の収集などを行うことで、ペットの医療においても便利で安心してICTを利用できる環境つくりのお手伝いをしていきます。
<日本獣医オンライン診療研究会 役員 島田 健一郎先生のコメント>
新型コロナウイルス感染症拡大という未曽有の事態に直面し、
私たち獣医師は対面診療のリスクを考えて行動する必要性に迫られています。
オンライン診療はいまの事態に対応する1つの手段として活用が期待されていますが、
同時に新たなニーズを生む可能性も持っています。今後、日本獣医オンライン診療研究会では、
オンライン診療のエビデンス構築にむけた調査を積み重ねていきながら、
ペットと飼主様にとって何が最も有益なのかという視点で分析を進めてまいります。
獣医療の新たな日常に対応するため、オンライン診療が益々発展することを期待しております。
【日本獣医オンライン診療研究会について( https://www.jvts.org/ )】
日本獣医オンライン診療研究会は、動物医療分野における、
オンライン診療及びICT活用全般における情報の共有を行い、
会員同士の活発な議論を行うことを目的としています。
オンライン診療を適正かつ安全に活用、推進できるように、臨床現場での知見の収集、解析を行い、
その時々の法律の解釈などの検討をすることで、
獣医師、飼い主様、動物が安心してオンライン診療を受診できる環境作りを目指します。
事業内容
・ オンライン診療の研究会としてのガイドライン作成
・ オンライン診療における症例検討会の実施
・ オンライン診療の適正な活用のための情報発信
・ 適正なオンライン診療実施のための普及活動
【株式会社みるペットについて(https://mirpet.co.jp/)】
[画像4: https://prtimes.jp/i/53744/5/resize/d53744-5-896251-4.png ]
「みる」にはいろいろな意味があります。「見る」、「診る」、「看る」・・・ 私たちは、
動物たちの健康を見守りたい。 動物病院と患者様の架け橋となり、診察や看病をサポートする会社でありたい。
そんな想いを込めました。 ロゴデザインは、動物が獣医療者・飼い主様と手を取り合っている様を表し、
3者の協力の重要性を表現しています。
「動物と家族、そして健康を守る動物病院の想いを一つに」という理念のもと、私たちみるペットは、
動物と飼い主様が健やかな生活を長く送ることができるように、
より良い予防・医療サービスを受けることができる環境作りを目的として、
動物医療業界の効率化と利便性の向上を目指します。
2019年11月、当社のオンライン相談・診療システム“みるペット”は、
公益財団法人東京都中小企業振興公社の事業可能性評価 評価事業となり、
さらなるサービス開発に努めてまいります。
【ペットのオンライン診療についての注意事項】
2020年8月27日現在、緊急事態宣言下でヒトの医療では初診でもオンライン診療が可能となるように
規制が一時的に緩和されていますが、ペットのオンライン診療に関しては、
農林水産省は従来の解釈を変えておらず、日本獣医師会も「「緊急事態宣言」の発出に伴う外出自粛要請の
期間中における小動物診療施設等の対応に係る留意事項について」
(https://seo.lin.gr.jp/nichiju/suf/publish/2020/20200414_02.pdf)という事務連絡を発出しており、
「初診でのオンライン診療は禁止」です。かかりつけの獣医師に対して、
対面で受診したことのある疾患等に関してはオンライン診療が可能な場合があります。
飼い主様は、かかりつけの先生によくご相談の上、ご検討ください。
なお、オンライン「相談」に関しては初めての先生に対しても相談することが可能です。