国内初の自己注射による骨粗鬆症治療剤「フォルテオ(R)」発売2年で処方患者数5万人を突破
[12/09/25]
提供元:PRTIMES
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発売2年で処方患者数5万人を突破
米国発売から10年目で世界の処方総数は100万人に
日本イーライリリー株式会社(本社:神戸市、代表執行役社長:アルフォンゾ・G・ズルエッタ)は、「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」を適応として2010年10月に発売した、国内初の自己注射による骨形成促進剤「フォルテオ(R)」の処方患者数が、発売約2年で推計5万人を突破いたしましたので、お知らせします。また、米国での発売10年目を迎える本年、全世界での処方患者数が100万人を突破しました。
「フォルテオ(R)」は、2002年に世界で初めて米国食品医薬品局(FDA)に承認されました。2003年にはEU諸国での承認を取得し、現在日本を含む世界約80ヶ国で販売されています。
日本イーライリリー株式会社 筋骨格事業部 事業本部長のバレット・マドリガルは、
「日本では骨粗鬆症治療薬として、さまざまな製剤が発売されておりますが、「フォルテオ(R)」は骨形成促進剤としてその中でも、骨折の危険性の高い患者さん、骨折の連鎖を起こすリスクの高い患者さんに対する大きなアンメットメディカルニーズにお応えする製品として発売しました。骨粗鬆症治療薬として初の自己注射製剤でもあり発売前は高齢の患者さんに導入するのは難しいのではないか、との懸念もありましたが、医師、看護師、薬剤師などさまざまな医療関係者のご指導により、発売2年で5万人もの患者さんにご処方いただけたことを喜ばしく思っております。また、適正使用の観点から自己注射に取り組む患者さんの注射手技に関する不安や疑問を取り除き、安全にご使用いただくため、専用フリーダイヤルを含むサポートプログラム「Bone Voyage! フォルテオ(R)治療の旅プログラム」を充実させたことも成功要因のひとつです。」と述べています。
骨粗鬆症を原因とする骨折は世界中で3秒に1回発生していると推計されています1。50歳以上の女性の3人に1人および男性の5人に1人が骨粗鬆症を原因とする骨折を患っています1。脆弱性骨折を患う女性患者さんの多くが、骨粗鬆症の適切な診断と治療を受けていないことを示すエビデンスもあります1。日本における骨粗鬆症の有病率は推計で1280万人とされており2、40歳以上の腰椎骨密度から推定した骨粗鬆症の発症率は男性で約0.6%/年、女性で2.3%/年との報告があります2。
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1.Facts and Statistics about Osteoporosis and its Impact.” International Osteoporosis Foundation. Available at: http://www.iofbonehealth.org/facts-and-statistics.html#factsheet-category-14. Accessed January 19, 2012.
2.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版 編集 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会、骨粗鬆症財団) 委員長 折茂 肇
日本イーライリリーについて
日本イーライリリー株式会社は、イーライリリー・アンド・カンパニーの子会社で、革新的な医薬品の輸入・開発・製造・販売を通じて日本の医療に貢献しています。統合失調症、うつ、双極性障害、注意欠陥・多動性障害(AD/HD)、がん(非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、悪性胸膜中皮腫、尿路上皮がん、乳がん、卵巣がん)、糖尿病、成長障害、骨粗鬆症をはじめとする、ニューロサイエンス領域、がん領域、糖尿病領域、成長障害領域や筋骨格領域における治療法を提供しています。詳細はホームページでご覧ください。https://www.lilly.co.jp/