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名桜大学と名護市の共同事業「名護市学習支援教室ぴゅあ」内閣府特命担当大臣表彰受賞

名桜大学と名護市の共同事業である「名護市学習支援教室ぴゅあ」(顧問:嘉納英明・本学国際文化学科教授)は、国が「こどもまんなか社会」の基本理念の実現に向け取組みを実施する団体又は個人を表彰する「第1回 未来をつくる こどもまんなかアワード」で、内閣府特命担当大臣表彰を受賞しました。11月27日には総理大臣官邸で表彰式が行われました。名護市学習支援教室ぴゅあを代表して本学国際学部国際文化学科の嘉納英明教授は、加藤鮎子内閣府特命担当大臣より表彰状を授与されました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/129647/6/resize/d129647-6-8ee1b564389d294fcbf5-0.jpg ]

出典:首相官邸ホームページ https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202311/27kodomo_award.html

 名護市学習支援教室ぴゅあは、2013年5月に名桜大学と名護市の共同事業として始まりました。ぴゅあは、名護市内の生活困窮世帯の中学生への学習支援と居場所づくりを目指した活動を展開しています。毎週3回、2時間の無料の学習支援を、大学の教室を活用してマンツーマンで行っています。中学生は、大学発着の巡回バスに乗り込み、支援者である学生と共に学んでいます。
 また、昨年度からはぴゅあの活動と並行して、週1回、名護市立屋部中学校へ学生が出向き、アウトリーチ的な支援活動を行ってきました。さらに今年度は、名護市立東江中学校においても活動を始めています。大学と行政のコラボによる取り組みは珍しく、ユニークな連携事業として位置づけられるものです。ぴゅあの活動は、市役所の支援がなければ継続できるものではありません。年に数回、対面で市役所の生活支援課の職員と学生の合同学習会や情報交換を行っています。
 ぴゅあでは、学習支援の他に、七夕、ハロウィン、クリスマス等の四季折々のイベントが学生主体で実施され、中学生は大学のキャンパスでぴゅあ体験を味わっています。コロナ禍前は、「大学生と中学生の平和学習旅行」等の寝食を共にした学外活動もありました。
 学内には、ぴゅあ室も設置されています。大学の提供でぴゅあ専用教室があることは嬉しいものです。現在のぴゅあに参加している学生は50名を数え、学生の交流の場・居場所ともなっています。ぴゅあ室には、活動計画や日程の他、学習支援に必要な参考書類、高校受験関連資料、文房具、パソコンやプリンター等があります。個々の中学生の学習状況ファイルは大切に保管され、ぴゅあ活動のリフレクションや次時の指導の参考として活かされています。毎回、ぴゅあの活動の様子は、グループLINEで共有されています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/129647/6/resize/d129647-6-a36b1ebb40130c99d6cc-1.jpg ]


名護市学習支援教室ぴゅあ顧問で本学国際文化学科教授の嘉納英明は次のように述べています。
「ぴゅあの中学生の高校合格率はほぼ100%であり、また、ドロップアウトする生徒もほとんどいません。高校を卒業し、大学や専門学校に進学した話を聞くと、ぴゅあの存在意義をあらためて確認できたようで心躍るものでした。今後は、キャリア教育や性教育等についても、限られた学習時間内で実施できるよう、学生と共に考えていきます。」
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