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2014年7月の世界新車販売台数は年率換算で8,500万台弱-グローバル新車市場トレンド

英LMC社2014年7月の世界自動車販売台数を発

・英調査会社LMC Automotiveが発表した2014年7月のグローバル・ライトビークル(乗用車・小型商用車を指す。中大型商用車を除く)市場は、季節調整済み年率換算の販売が2013年9月以来の低い販売ペースの8,500万台/年以下とスローダウンしたが、成長を続けている。
・西欧が成長へ転じ、米国と中国の販売が拡大しているが、全ての市場が成長しているわけではない。東欧や南米の主要市場は強い逆風にさらされているし、日本の販売もまた減少している。




北米

・7月の米国販売は、営業日調整済みの前年同月比で4.9%増加した。季節調整済み年率換算の販売は1,650万台/年で6月よりは少し低いものの堅調な好調を維持した。LMC Automotiveは、2014年通年の販売は、年が進むにつれて改善してきた経済状況によって押し上げられ、約5%増になると予測する(前年比約5%増は約1,635万台になる)。
・カナダのライトビークル販売も米国同様に増加し、2014年に180万台に達すると予測する。

欧州

・西欧市場は販売増の勢いが継続して、7月は前年同月比6%近く増加した。7月の西欧の季節調整済み年率換算の販売は1,360万台/年となり、イギリス、ドイツ、スペイン市場など多くの市場が前年同月比でプラスとなった。
・しかしながら、中東欧の販売がまた急激に悪化し、欧州全体では前年同月比でわずかではあるが0.3%減少した。最近の制裁強化の後、全般的に厳しい経済環境を反映して、ロシアの販売は減少を続けている。東欧の現在進行中の悪化は、西欧の増加分を相殺して欧州全体のライトビークル販売が2014年に増加しないかもしれないことを意味している。

中国

・速報値によれば、中国市場の7月の季節調整済み年率換算の販売は2カ月連続でスローダウンし、過去11カ月で一番低い2,220万台/年になった。6月末のディーラー在庫が1.69カ月分と高いレベルに上昇したために、自動車メーカーは明らかに7月ディーラーへの卸売りを減少させた。(中国の販売データは自動車メーカーからディーラーへの卸売りがベースになっている。)さらに、ワールドカップもいくらか販売を低下させたようにみえる。
・乗用車市場では、地方政府が購入規制を導入する前に買おうとする「パニック購入」は沈静化した。小型商用車市場では、現在よりも格段に厳しい「中国IV」排気規制がいまにも実施されるかもしれないという不確実性によって、販売が抑止されている。(注1)

アジア(中国以外)

・日本の7月の季節調整済み年率換算販売は、消費税が4月に引き上げられてから初めて500万台/年を下回った。インフレ、動きの遅い所得の伸び、弱い投資は、今後数カ月販売がさらにスローダウンすることを示している。
・韓国は、季節調整済み年率換算販売が1〜7月の平均で163万台/年になり、2014年は史上最高の販売に向かっているようにみえる。そのような力強い販売ペースを維持できるか疑問であるが、新車の投入と好調な輸入車が販売を押し上げている。

南米

・ブラジルでは、6月と7月の販売はワールドカップのために低調だった。8月の販売はいくらか元に戻ると予想されるが、労働市場が悪化していること、与信が厳しくなったことと企業の支出が低調であることから、活気のない状態が続くと予想される。工業製品税(IPI)の減税が年末まで延長されたが、販売を押し上げる効果はなさそうである。
・13年間で2回目となる国家のデフォルトの直前の7月、アルゼンチン市場の季節調整済み年率換算販売は驚いたことに上昇した。デフォルトが経済と販売の及ぼす影響はまだ不確実ではあるが、当面の間デフォルトが販売を落ち込ませるのは疑いのないことである。

(注1:中国では「中国IV(ユーロ4)」規制が、火花着火エンジン搭載車に対して2011年7月1日から全生産車に適用された。しかし、ディーゼル油の品質基準が低いために、ディーゼル車に対しての適用は遅れている。中国国務院は2014年5月26日、省エネ・排出削減の強化と低炭素社会の実現に向けた2014年〜2015年の行動計画を発表し、2014年末までに全国でディーゼル油の品質基準を欧州排出ガス基準「ユーロ4」に相当する「国4」基準に引き上げることが明記された。)

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