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アレクセイ・ゲラシメス パーカッション・リサイタル

注目度急上昇の打楽器奏者が日本初上陸!

この秋、ドイツを中心に活躍する注目の打楽器奏者 アレクセイ・ゲラシメスがついに来日します。クラシックから現代作品、ジャズ、ミニマル音楽をレパートリーとし、世界的オーケストラや、タン・ドゥンなどの指揮者と共演、コンクール受賞歴も多数。いわゆる打楽器の他、時には音楽と関わりのない道具(例えば、ブレーキ盤、樽、プロペラ等)を取り入れるなどして、聴衆に耳新しい音楽を届けています。演奏のほか、作曲家としても活動しており、その作品はリズムやその音の響きの可能性を追求した独創的なものばかり。特に今回も演奏されるスネアのソロ作品《アスヴェンチュラス》は、日本でも打楽器奏者や学生などにたびたび演奏会で採り上げられるなど、絶大な人気を誇っています。
プログラムには、《アスヴェンチュラス》のほか、水をいれたボトルで演奏する《ソウル・オブ・ボトル》を含む日本初演のゲラシメス作品(3曲)やメキシコで活躍する作曲家ハビエル・アルバレスの音源と2本マラカスによる《テマスカル》、打楽器では比較的ポピュラーな作品であるクセナキス《ルボンB》など打楽器のプリミティブな魅力を感じることが出来、かつ刺激的な作品が並びます。




[画像: https://prtimes.jp/i/36798/7/resize/d36798-7-363937-0.jpg ]

アレクセイ・ゲラシメス  パーカッション・リサイタル
http://www.saf.or.jp/stages/detail/5160
日 時=2018年11月4日(日) 15:00開演 ※終演後、アフター・トークあり
会 場=彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

〜プログラム〜
アレクセイ・ゲラシメス:アスヴェンチュラス
アレクセイ・ゲラシメス:スピラトン (日本初演)
ハビエル・アルバレス:マラカスとテープのための”テマスカル”
マーク・グレントワース:ブルース・フォー・ギルバート
ネボジャ・ジヴコヴィッチ:イリヤーシュ
アレクセイ・ゲラシメス:ソウル・オブ・ボトル (日本初演)
アレクセイ・ゲラシメス:エラウィ (日本初演)
ケーシー・カンジェローシ:バッド・タッチ
ヤニス・クセナキス:ルボンB

チケット(全席自由)=一般:3,300円 U-25*:2,000円
※U25*・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。

お問い合わせ= 財団チケットセンター 0570-064-939

【サシャ・ヴァルツ氏コメント】
ゲラシメスと共演経験もあり、2018年2月細川俊夫のオペラ《松風》でも演出を担当した世界的な振付家サシャ・ヴァルツからのコメントをいただきました。

アレクセイ・ゲラシメスは、新たな時代を切り拓くミュージシャンの一人で、人並み外れた才能、素晴らしいテクニックを兼ね備え、新しい奏法や実験的なプロジェクトにも果敢に挑んでいます。
レパートリーは、古典から現代そして自作までとバラエティーに富み、その数は膨大です。抜きん出た実力を持つ音楽家として、自然体でユーモアに溢れた人柄が演奏や取り組む姿勢に表れ、より彼の魅力を際立たせています。
エルプフィルハーモニー・ハンブルクのグランド・オープニングで、私は嬉しいことに彼と協働する機会に恵まれました。枠にとらわれない彼の力強い思考回路はこの期間中に垣間見られ、打楽器の世界でゲラシメスが取り組んでいる実験的プロジェクトでも同様に感じることができます。
ゲラシメスの培った音楽が、好奇心旺盛な素晴らしい日本の観客に届くことを嬉しく思っています。公演の成功を祈っています。
───  サシャ・ヴァルツ(振付家/演出家)


■出演者プロフィール

アレクセイ・ゲラシメス Alexej Gerassimez/パーカッション
1987年ドイツのエッセン生まれ。打楽器奏者として多面的な活動を展開している。クラシックから現代作品、ジャズ、ミニマル音楽をレパートリーとするが、それだけでなく、作曲家としてレパートリーをさらに拡大している。
NDR北ドイツ放響、ハノーヴァー放送オーケストラ、バイエルン放響,ボンのベートーヴェンオーケストラ、シュツットガルト放送オケ、ベルリン響などのオーケストラとソリストとして共演。G.アルブレヒト、C.ヤーヴィリ、E.G.ヤンセン、M. タバシュニクなどの指揮者と共演。
ソロ演奏や自らの打楽器グループとともにメルケンブルク音楽祭やベートーヴェン音楽祭(ボン)等に参加するほか、室内楽グループとの共演も各地で行っている。2015-16年シーズンでは、バイエルン放送が主催している室内楽シリーズやフランクフルトのアルテオーパー、ドイツラジオ放送局主催のケルンでの公演に参加。15年には、国立青少年バレエ団のハンブルク公演で初共演を実現するほか、ニュージーランドの作曲家ジョン・プサタスが作曲で参加した映画『ノーマンズ・ランド』の音楽を演奏した。
さらに、打楽器の可能性を知ってもらうため、できる限りさまざまな聴衆に向け、芸術的探究心と歓びを共有する機会を多くもっている。時には音楽と関わりのない道具、例えばブレーキ盤、樽、水中プロペラなどをいつも使う打楽器にとりまぜて使ったりする。
日常生活に密接した音やリズムからインスピレーションをもらい、伝統的な音楽や新しく思いついた音楽に多様な音楽様式を組合せ、聴衆に耳新しい音楽を届ける努力を惜しまない。自身の作品は、リズムや音の響きの可能性を追求した独創的なものである。12年にGENUINからリリースされた初CDには自身の作品も含まれていて、好評を得た。
コンクール受賞歴としては、14年ミュンヘン国際コンクール第2位、10年ドイツ音楽コンクール第1位、10年TROMP打楽器コンクール第1位、聴衆賞、批評家賞を受賞。
ケルン音楽大学とハンス・アイスラー音楽大学でクリスチャン・ローデルブルクとシュテファン・ヒューゲ各氏に師事。さらに、ミュンヘンの音楽芸術大学では、ペーター・サディオに師事した。イギリスのバーミンガム音楽大学では、ゲスト講師として後進の指導にあたっている。2017年11月よりドイツ国立ミュンヘン音楽・演劇大学(ミュンヘン音楽大学)の教授、彼の師であるペーター・サードロの功績を継いでいる。現在ベルリン在住。
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