ベーリンガーインゲルハイムとモルフォシス社、治療用抗体のバイオ医薬品製造契約を締結
[11/03/22]
提供元:PRTIMES
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2011年3月16日 ドイツ/マルティンスリート ドイツ/インゲルハイム
ベーリンガーインゲルハイムとモルフォシス社(MorphoSys AG)はこのほど、治療用抗体に関するバイオ医薬品製造契約を締結したことを発表しました。同契約には、モルフォシス社のMOR208プログラムなど、複数の自社薬剤候補に関するプロセス開発および臨床治験薬の製造が含まれます。強力な抗CD19モノクローナル抗体であるMOR208は、慢性リンパ球性白血病の治療薬として、またその他のB細胞悪性腫瘍に期待される治療薬として開発段階にあります。MOR208プログラムは現在、モルフォシス社と提携しているゼンコー社(Xencor Inc)により、第1相臨床試験が実施されています。
モルフォシス社チーフサイエンティフィックオフィサーのマルリース・スプロール(Marlies Sproll,)博士は次のように述べました。「当社の自社開発プログラムに新たな治験薬製造企業が加われば、今後数年間、臨床治験薬の供給面において生じうる障害を取り除くことができるでしょう。また、MOR208の開発初期段階にベーリンガーリンゲルハイム社と商業レベルでの製造プロセスを確立することにより、MOR208プログラムの価値は確実に増大するでしょう」。
ベーリンガーインゲルハイムバイオ医薬品部門上級副社長のサイモン・スタージ(Simon Sturge)は次のように述べています。「抗体による治療法の発見とその臨床開発におけるモルフォシス社のこれまでの輝かしい業績と、当社の技術開発・製造における確かな実績は、最適な組み合わせとなるでしょう。臨床段階および市販後の供給に向けた頑健な製造プロセスによってモルフォシス社のチームをサポートできることを楽しみにしています」。
モルフォシス社のチーフディベロップメントオフィサーのアーント・ショッテリウス(Arndt Schottelius)博士は次のように述べました。「ベーリンガーインゲルハイム社は、世界レベルの製造受託企業ですので、同社との契約締結は当社にとって喜ばしいことです。当社の自社パイプラインは現在、ノバルティス社との提携において選択された共同開発中の2つの薬剤候補と、当社全額出資の8つの治療用抗体で構成されています。GM-CSFを標的としたHuCALベース抗炎症抗体であるMOR103、CD38を標的としたHuCALベース癌抗体であるMOR202、そしてMOR208と、2011年の治験ではこれら3つの自社開発プログラムを検討する予定です」。
モルフォシス社について:
モルフォシス社は、治療・診断・研究用途のための新規抗体を開発している独立系バイオテクノロジー企業です。同社のHuCAL技術は完全ヒト抗体を産生するための、現時点でもっとも強力な方法の一つです。この技術をはじめとするさまざまな独自開発技術をうまく応用することにより、モルフォシス社は、ヒューマンヘルスケアにおいて、もっとも急成長している薬剤クラスの一つである治療用抗体分野のリーダーとなっています。世界有数の製薬会社数社との提携により、モルフォシス社は60種類を超える薬剤候補で構成されるパイプラインを構築しました。同社は新たな提携プログラムを加えることにより、また全額自社出資の治療用抗体ポートフォリオを構築することによって、その薬剤パイプラインを拡大しています。その独自開発ポートフォリオに関して、同社はがん領域と炎症領域に注力しています。なかでももっとも先進的なプログラム、いわゆるファースト・イン・クラス(画期的医薬品)であるMOR103は、GM-CSFに対する完全ヒト抗体であり、現在関節リウマチの患者さんを対象とした第Ib/IIa相試験で検討中です。同社のビジネスユニットであるAbD Serotecを通じ、モルフォシス社はその技術勢力を診断・研究市場に広げています。モルフォシス社はドイツのミュンヘンに本社を置き、フランクフルト証券取引所では「MOR」に指定されています。
詳細情報については、下記からご覧ください。
http://www.morphosys.com/
HuCAL(R)、HuCAL GOLD(R)、HuCAL PLATINUM(R)、CysDisplay(R)、RapMAT(R)はモルフォシス社の登録商標であり、arYlaTMはモルフォシス社の 商標です。
本メッセージには、モルフォシスグループに関して将来予想に関する記述が含まれています。ここに含まれる将来予想に関する記述は、本リリースの日付時点におけるモルフォシス社の見解を示すものであり、リスクおよび不確定要素を伴うものです。実際の状況が同社の予想と異なる場合は、実際の結果および行動が予想と異なる可能性があります。モルフォシス社では、当該プレスリリースの文言に関して、こうした将来予想に関する記述を更新する予定はありません。
当プレスリリースについて
当資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム社(Boehringer Ingelheim GmbH)が3月16日付でグローバルに配信したプレスリリースの日本語版であり日本国内の状況と異なる情報が含まれる場合があります。内容および解釈は、オリジナルである英文が優先します。
http://www.boehringer-ingelheim.com/news.html
ベーリンガーインゲルハイムについて
ドイツのインゲルハイムを本拠とし、世界50ヵ国に142の関連会社を持つベーリンガーインゲルハイムグループは、世界で41,500人の社員を有するトップ20の製薬企業のひとつです。1885年の設立以来、125年間、株式公開をしない企業形態の特色を生かしながら、人々の健康および保健医療の向上に寄与すべく、ヒト用医薬品およびアニマルヘルス(動物薬)を中心にビジネスを展開しています。2009年度は127億ユーロの売上を示しました。革新的な医薬品を世に送り出すべく、医療用医薬品事業の売上の約5分の1相当額を研究開発に投資しました。
ベーリンガーインゲルハイムは日本で、半世紀にわたり企業活動を展開してきました。グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所や、国内向けとして山形に生産拠点を擁し、呼吸器、循環器、中枢神経などの疾患領域で有用な医薬品を提供しています。
ベーリンガーインゲルハイムは現在、世界をリードするバイオ医薬品開発製造受託会社となっています。哺乳類細胞株や微生物菌株の開発から薬剤の最終製造工程に至るまで、「ワンストップショッピング(1カ所での総合サービス)」のコンセプトであらゆるタイプのサービスを提供できます。ベーリンガーインゲルハイムは、哺乳類細胞培養および微生物発酵を行う製造施設において、顧客サービスに徹しつつ、前臨床開発からグローバル市場への供給に至るまでサービスを提供しています。また、これまでに18種類の分子を市場に出しており、モノクローナル抗体、組み換えタンパク、インターフェロン、酵素、融合分子、プラスミドDNAなど多数の分子クラスにおいて長年の経験を有しています。更に、顧客製品の製造用として、骨格タンパク質や抗体フラグメントなど新しい抗体模倣フォーマットに対する高抗体価プラットフォーム技術を有しています。
ベーリンガーインゲルハイムについての詳細情報は:
www.boehringer-ingelheim.co.jp
ベーリンガーインゲルハイムとモルフォシス社(MorphoSys AG)はこのほど、治療用抗体に関するバイオ医薬品製造契約を締結したことを発表しました。同契約には、モルフォシス社のMOR208プログラムなど、複数の自社薬剤候補に関するプロセス開発および臨床治験薬の製造が含まれます。強力な抗CD19モノクローナル抗体であるMOR208は、慢性リンパ球性白血病の治療薬として、またその他のB細胞悪性腫瘍に期待される治療薬として開発段階にあります。MOR208プログラムは現在、モルフォシス社と提携しているゼンコー社(Xencor Inc)により、第1相臨床試験が実施されています。
モルフォシス社チーフサイエンティフィックオフィサーのマルリース・スプロール(Marlies Sproll,)博士は次のように述べました。「当社の自社開発プログラムに新たな治験薬製造企業が加われば、今後数年間、臨床治験薬の供給面において生じうる障害を取り除くことができるでしょう。また、MOR208の開発初期段階にベーリンガーリンゲルハイム社と商業レベルでの製造プロセスを確立することにより、MOR208プログラムの価値は確実に増大するでしょう」。
ベーリンガーインゲルハイムバイオ医薬品部門上級副社長のサイモン・スタージ(Simon Sturge)は次のように述べています。「抗体による治療法の発見とその臨床開発におけるモルフォシス社のこれまでの輝かしい業績と、当社の技術開発・製造における確かな実績は、最適な組み合わせとなるでしょう。臨床段階および市販後の供給に向けた頑健な製造プロセスによってモルフォシス社のチームをサポートできることを楽しみにしています」。
モルフォシス社のチーフディベロップメントオフィサーのアーント・ショッテリウス(Arndt Schottelius)博士は次のように述べました。「ベーリンガーインゲルハイム社は、世界レベルの製造受託企業ですので、同社との契約締結は当社にとって喜ばしいことです。当社の自社パイプラインは現在、ノバルティス社との提携において選択された共同開発中の2つの薬剤候補と、当社全額出資の8つの治療用抗体で構成されています。GM-CSFを標的としたHuCALベース抗炎症抗体であるMOR103、CD38を標的としたHuCALベース癌抗体であるMOR202、そしてMOR208と、2011年の治験ではこれら3つの自社開発プログラムを検討する予定です」。
モルフォシス社について:
モルフォシス社は、治療・診断・研究用途のための新規抗体を開発している独立系バイオテクノロジー企業です。同社のHuCAL技術は完全ヒト抗体を産生するための、現時点でもっとも強力な方法の一つです。この技術をはじめとするさまざまな独自開発技術をうまく応用することにより、モルフォシス社は、ヒューマンヘルスケアにおいて、もっとも急成長している薬剤クラスの一つである治療用抗体分野のリーダーとなっています。世界有数の製薬会社数社との提携により、モルフォシス社は60種類を超える薬剤候補で構成されるパイプラインを構築しました。同社は新たな提携プログラムを加えることにより、また全額自社出資の治療用抗体ポートフォリオを構築することによって、その薬剤パイプラインを拡大しています。その独自開発ポートフォリオに関して、同社はがん領域と炎症領域に注力しています。なかでももっとも先進的なプログラム、いわゆるファースト・イン・クラス(画期的医薬品)であるMOR103は、GM-CSFに対する完全ヒト抗体であり、現在関節リウマチの患者さんを対象とした第Ib/IIa相試験で検討中です。同社のビジネスユニットであるAbD Serotecを通じ、モルフォシス社はその技術勢力を診断・研究市場に広げています。モルフォシス社はドイツのミュンヘンに本社を置き、フランクフルト証券取引所では「MOR」に指定されています。
詳細情報については、下記からご覧ください。
http://www.morphosys.com/
HuCAL(R)、HuCAL GOLD(R)、HuCAL PLATINUM(R)、CysDisplay(R)、RapMAT(R)はモルフォシス社の登録商標であり、arYlaTMはモルフォシス社の 商標です。
本メッセージには、モルフォシスグループに関して将来予想に関する記述が含まれています。ここに含まれる将来予想に関する記述は、本リリースの日付時点におけるモルフォシス社の見解を示すものであり、リスクおよび不確定要素を伴うものです。実際の状況が同社の予想と異なる場合は、実際の結果および行動が予想と異なる可能性があります。モルフォシス社では、当該プレスリリースの文言に関して、こうした将来予想に関する記述を更新する予定はありません。
当プレスリリースについて
当資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム社(Boehringer Ingelheim GmbH)が3月16日付でグローバルに配信したプレスリリースの日本語版であり日本国内の状況と異なる情報が含まれる場合があります。内容および解釈は、オリジナルである英文が優先します。
http://www.boehringer-ingelheim.com/news.html
ベーリンガーインゲルハイムについて
ドイツのインゲルハイムを本拠とし、世界50ヵ国に142の関連会社を持つベーリンガーインゲルハイムグループは、世界で41,500人の社員を有するトップ20の製薬企業のひとつです。1885年の設立以来、125年間、株式公開をしない企業形態の特色を生かしながら、人々の健康および保健医療の向上に寄与すべく、ヒト用医薬品およびアニマルヘルス(動物薬)を中心にビジネスを展開しています。2009年度は127億ユーロの売上を示しました。革新的な医薬品を世に送り出すべく、医療用医薬品事業の売上の約5分の1相当額を研究開発に投資しました。
ベーリンガーインゲルハイムは日本で、半世紀にわたり企業活動を展開してきました。グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所や、国内向けとして山形に生産拠点を擁し、呼吸器、循環器、中枢神経などの疾患領域で有用な医薬品を提供しています。
ベーリンガーインゲルハイムは現在、世界をリードするバイオ医薬品開発製造受託会社となっています。哺乳類細胞株や微生物菌株の開発から薬剤の最終製造工程に至るまで、「ワンストップショッピング(1カ所での総合サービス)」のコンセプトであらゆるタイプのサービスを提供できます。ベーリンガーインゲルハイムは、哺乳類細胞培養および微生物発酵を行う製造施設において、顧客サービスに徹しつつ、前臨床開発からグローバル市場への供給に至るまでサービスを提供しています。また、これまでに18種類の分子を市場に出しており、モノクローナル抗体、組み換えタンパク、インターフェロン、酵素、融合分子、プラスミドDNAなど多数の分子クラスにおいて長年の経験を有しています。更に、顧客製品の製造用として、骨格タンパク質や抗体フラグメントなど新しい抗体模倣フォーマットに対する高抗体価プラットフォーム技術を有しています。
ベーリンガーインゲルハイムについての詳細情報は:
www.boehringer-ingelheim.co.jp