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コグネックスの画像処理システムを使用し、P&G がパッケージング検査、検証の生産性を向上




画像処理とバーコードリーダのトータルソリューションプロバイダであるコグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 井上 誠)は、世界中のあらゆる製造現場で使用されているコグネックス製品の活用事例として、Proctor & Gamble Home Products Limited(P&G India社)の活用事例を新たに発表しました。

Proctor & Gamble Home Products Limited (P&G India社) では、衣類の柔軟材分野における Ariel(R) および Tide(R) などのグローバルなブランドを取り扱っています。米国のThe Procter & Gamble Company 100% 出資の子会社 P&G India社は、顧客ニーズをとらえた付加価値の高い優れた品質の製品を提供する会社として知られています。


<概要>
■課題
従来はラミネートパッケージと MRP(最大小売価格) の検査と検証を従業員が手動で行っており、時間がかかるばかりか、ミスが発生する可能性も懸念されていた

■解決策
コグネックスの画像処理システム In-Sight(R) を導入し、センサによる文字の検証(OCV)技術を使ってラミネート上に印字されたバーコードとMRPコードを読み取り検査

■利点
画像処理システムIn-Sightには、コグネックスの特許技術である幾何学パターンマッチングを用いた位置決め用アルゴリズムPatMax(R) が搭載されており、パッケージの位置にズレがあっても、それに影響されることなくバーコードやMRPコードを正確に読み取ることができる


<詳細>
■パッケージングエラーと目視検査のリスク
P&G India社の工場では、数多くの洗剤製品のパッケージングラインがあります。洗剤は13gから 4kg のサイズで 50 種類以上が週7日3シフトで製造されています。 ラインの数が多く、パッケージング用ラミネートの色やサイズが似通った製品も多いため、製品が混ざってしまう可能性があります。間違ったラミネートで製品がパッケージされてしまうと、やり直しのために余分な時間を費やして作業を行わなければなりません。

P&G India社では、正しいパッケージング用ラミネートが正しいパッキングラインに投入されているか、さらに、MRP(最大小売価格)が各ラミネート用パッケージに正しく印字されているかを確認しなければなりません。MRPを間違って印刷してしまうと、小売業者が製品の価格を高くまたは低く表示してしまうことになり、利益幅に大きく影響を及ぼすことになります。ラミネート用パッケージと MRP の検査と検証はこれまで 、P&G社の従業員が手動で行っており、この工程には時間がかかるばかりか、ミスが発生する可能性も懸念されていました。

■新しい検査・検証システムをパッキング工場に導入
P&G India社は、このような問題を解決するため、コグネックスの画像処理システム In-Sight を導入し、センサによる文字の検証(OCV)技術を使ってラミネート上に印字されたバーコードとMRPコードを読み取ることにしました。これにより、正しいラミネートが正しいパッキングラインに投入され、MRPが該当するラミネート上に正しく印字されていることを確認できるようになりました。

また、インクジェットプリンタで印字されるラミネート上のバーコードやMRPコードは、印字位置が大幅に異なることがありますが、コグネックスの特許技術である幾何学パターンマッチングを用いた位置決め用アルゴリズムPatMaxを搭載した画像処理システムIn-Sightは、パッケージの印字位置にズレがあっても、それに影響されることなくバーコードやMRPコードを素早く、正確に読み取ることができます。さらに、エラーが発生すると即時に警告してパッキングラインを自動停止するというリアルタイム検出が可能なため、工場のオペレータから大きな信頼を得ています。

■エラー低減による生産性の向上
自動化された信頼性の高い画像処理システムを使えば、パッキングをしながら検査および検証の両方が同時に行えるため、パッキングの生産性が大幅に向上します。P&G India社では、コグネックスのIn-Sightを導入したことにより、ラミネートの混合ミスが大幅に減り、パッケージングライン上にある 22 台のマシンそれぞれにセットされるラミネートが正しいか1時間ごとに手動チェックする作業を削減することもでき、パッキング工場の生産性を大きく向上させることができました。

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■Procter & Gamble (P&G) 社
世界中各地で毎日40億回、さまざまな P&G ブランドが人々の生活に触れています。同社は、Pampers、Tide、Ariel、Always、Whisper、Pantene、Mach3、Bounty、Dawn、Gain、Pringles、Charmin、Downy、Lenor、Iams、Crest、Oral-B、Duracell、Olay、Head & Shoulders、Wella、Gillette、Braun、Fusion などのブランドに代表される信頼性と品質の高い製品を提供しています。P&G社では、約 80カ国で 127,000 名以上の従業員が働いています。P&G社とそのブランドに関する詳細および最新情報については、http://www.pg.com をご覧ください。

※上記「Procter & Gamble 社」紹介の文中に表記したブランド名は、全てP&G社の商標または登録商標です。

■コグネックス株式会社
コグネックス株式会社(本社、東京都文京区)は、コグネックスコーポレーション100%出資の下、1988年に設立され、半導体、エレクトロニクス業界を中心に急成長を遂げました。コグネックス株式会社は日本市場において画像処理システムの輸入、販売、サポートを行う画像処理のトータルソリューションプロバイダであり、コグネックスグループの中で最も重要な拠点のひとつとなっています。詳しくは、Webサイト (http://www.cognex.co.jp/) をご覧ください。

■コグネックスコーポレーション
コグネックスコーポレーション(本社米国)は、画像処理技術を基盤とした画像処理システム(ビジョンシステム)、画像処理ソフトウェア(ビジョンソフトウェア)、画像センサ(ビジョンセンサ)、バーコードリーダの設計、開発、製造、販売において、世界をリードする企業です。革新的な技術を搭載しているコグネックスの画像処理システムとバーコードリーダ製品は、世界中の工場や倉庫・配送センターでの生産や流通の工程において、広範囲にわたる検査、認識、識別、位置決め、品質管理などで採用されています。1981年の創業以来30年以上にわたって、累計収益35億ドル以上、出荷台数90万台を超える実績をもち、最高の精度、信頼性、性能を提供する製品として全世界で高い評価を得ています。コグネックスは、米国のマサチューセッツ州ネイティックに本社を構え、日本、北米、ヨーロッパ、アジア、中南米などの拠点、パートナーを含め、全世界をカバーするグローバルな体制で、卓越したソリューションとサービスをお届けしています。詳しくは、Webサイト (http://www.cognex.com/) をご覧ください。
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