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暴力等根絶相談窓口への2019年相談件数が200件に上り過去最多「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」で暴力・暴言の根絶を目指す




公益財団法人日本サッカー協会(所在地:東京都文京区本郷、会長:田嶋 幸三、以下 JFA) は、サッカーの活動現場における暴力根絶を目指し、暴力行為の早期発見と是正および再発防止するために2013年より暴力等根絶相談窓口を設置しています。2018年、1年間の相談件数は120件でしたが、2019年は11月時点で相談件数が200件に上り、過去最多件数となっています。

<TOPICS>
・JFAは暴力行為の早期発見と是正および再発防止するために2013年から暴力等根絶相談窓口を設置。
・2019年5月の理事会で「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」を決議し、その一つとして暴力・暴言等の根絶を掲げ、ゼロ・トレランスの姿勢で取り組むことを決定。
・2019年の相談件数が、11月集計の時点で200件に上り過去最多に上る。
・川口能活JFAナショナルトレセンコーチに指導者として心がけていることなどインタビューを実施
[画像1: https://prtimes.jp/i/41844/11/resize/d41844-11-791300-7.jpg ]


■暴力根絶に向けたJFAの取り組み
 JFAではリスペクト、フェアプレーの推進やサッカーの活動現場における暴力行為や暴言の根絶に向けた取り組みとして、これらの行為の早期発見、是正および再発防止のための暴力等根絶相談窓口を2013年から設置しています。しかし問題の改善の兆しが見えないことから、2019年5月の理事会で 「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」を決議。その一つとして暴力・暴言等の根絶を掲げ、この問題に対してあらためてゼロ・トレランスの姿勢で取り組むことを決定しました。(https://www.jfa.jp/respect/safety_protection/contents.html#01)
 これらの取り組みや相談窓口の認知拡大、近年メディアで取り上げられているスポーツ界の不祥事なども影響し、2018年1年間の120件(表1参照)から件数が増加、2019年11月時点の集計で200件に上り過去最多を更新しています。相談者が増え、今まで隠れていたサッカーの活動現場での暴力や暴言が顕在化し解決することで、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」というJFAの理念が実現できると考えています。
 またJFAでは上記のような活動に加え、研修会やシンポジウムを行い日本サッカーの価値であるリスペクトやフェアプレー精神の啓発・普及活動に努めています。素晴らしいスポーツ環境や文化が醸成されるよう、みなさんと協働し成し遂げられるようこれからも取り組んでいきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/41844/11/resize/d41844-11-492904-2.jpg ]

■川口能活JFAナショナルトレセンコーチへのインタビュー
 日本代表の経歴を持ち、現在はJFAナショナルトレセンコーチやアンダーカテゴリーのGKコーチを務める川口能活コーチにサッカーやスポーツの現場に暴力や暴言、ハラスメントが必要のないこと、そして指導者として心がけていることなどについて聞きました。以下はインタビューの一部抜粋となります。
※このインタビューは10月29日に実施しました。

指導を始めた今、感じていること

[画像3: https://prtimes.jp/i/41844/11/resize/d41844-11-167272-8.jpg ]

 第一に思うのは、選手には気持ち良くプレーしてほしいということです。もちろんこうプレーしてほしいというイメージはありますが、一度立ち止まって、前向きな言葉をかけるようにしています。選手時代、一番うまくパフォーマンスを引き出される要因の一つが、指導者のポジティブな言葉だったからです。
 スポーツはそもそも楽しむもので、うまくいっている時はすごく楽しいのですが、実際はうまくいかないことの方が多いですよね。だから、選手はピッチでストレスを感じています。ミスをしたり、自分が悪くなくても負けていたら、追い詰められ、劣等感を感じることがあります。練習でも試合に出るための競争があり、選手はしのぎを削っていることを尊重した上で、いかに楽しむ気持ちにさせるかが大事だと思います。プレーするのは、選手なんです。

指導者に大切なのは言葉のスキル
[画像4: https://prtimes.jp/i/41844/11/resize/d41844-11-561616-3.jpg ]

 体罰や言葉の暴力が、僕の時代にまったくなかったとは言えません。罰走で奮い立たせられたこともありましたが、けがにつながることもある体罰や、精神的な苦痛が良いわけはありません。怒られて「なにくそ!」と反発力を引き出されることもあるかもしれませんが、確率は低いでしょう。試合中はハーフタイムの喝で発奮することもあるでしょうが、それは本当に最後の手段です。
 指導者の言葉の使い方はスキルであり、アプローチの仕方を勉強しなければいけません。僕らは支え、送り出す側です。ピッチで戦う選手のストレスを軽減させて、プレーに集中させることも、指導者の大事な力ではないかなと思います。

指導者は選手をリスペクトすることが大切
 指導者は選手からも学ばせてもらっていますし、サッカーを勉強し続けなければいけません。先回りして、選手が知らないことを知らなければいけないからです。時代を築いてきた高校や大学などスポーツ界の重鎮の方々も、子どもたちを見ていろいろと学ばれてきたからこそ、今の姿があるのだと思います。
 また、そういう指導者からの一人の人間、選手としてのリスペクトを、僕らはすごく感じていました。だから、そういう先生方の下に選手が集まり、輝きを増して羽ばたいていくということが繰り返されてきたのだと思います。

インタビューの全文は以下URLよりご覧いただけます。
https://www.jfa.jp/respect/news/00023696/

■相談窓口の利用について
[画像5: https://prtimes.jp/i/41844/11/resize/d41844-11-829235-6.jpg ]

設置場所:公益財団法人日本サッカー協会内
利用方法:電話、FAX
※ FAXを利用する場合は報告用紙に必要事項を記入してお送りください。
報告用紙はこちら
http://www.jfa.jp/violence_eradication/pdf/130620.pdf
通報の対象行為:
サッカーの活動現場における暴力行為
(直接的暴力、暴言、脅迫および威圧等)
※ 係争中のものは除きます。
※ 上記の対象以外の通報(例:日本サッカー協会へのご意見等)については、暴力等根絶相談窓口では対応できかねますので、代表電話(050-2018-1990)におかけください。
利用時間:
平日 10:00〜15:00(土日祝・年末年始を除く)
連絡先:
TEL:050-2018-1990
FAX:03-3830-2005
※ 電話番号はくれぐれもお間違いのない様、お気を付けください


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