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「プローブ情報を活用した道路交通情報サービス」の実証実験を2020年10月以降も継続実施

 一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター 所在地:東京都中央区 理事長:長榮周作)は、公益財団法人 日本道路交通情報センター(JARTIC 所在地:東京都千代田区 理事長:池田克彦)と共同で、複数の自動車・車載機メーカー*1が収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、従来より情報提供可能な道路を拡充した交通情報をFM多重放送で配信する実証実験を、4月より9月までの予定で関東1都6県内で行って参りました。
 4月の実証実験開始以降、様々な検証と情報精度の改善を行って参りましたが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の影響で道路交通量が減少していること、効果検証の重要なイベントであった東京2020オリンピック・パラリンピックが延期されたこと、実験期間の延長を望むユーザーの声が多いことを踏まえ、実証実験を10月以降も継続することに致しました。
*1:トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、パイオニア株式会社




 プローブ情報を活用した道路交通情報サービスとは、複数の自動車・車載機メーカー*1が走行中のクルマから収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、道路に設置された感知器から生成している交通情報を補完・補強することで、より多くの道路の交通情報を配信するサービスです。プローブ情報を活用することにより、感知器が設置されていない道路でも、通過している車両の移動速度を推測して、渋滞を回避し、より短時間で目的地に到着できるようになることが期待されます。さらに、渋滞が緩和されることで、排出されるCO2の削減、物流の効率化、そして平常時だけでなく災害発生時においても、安全且つスムーズな移動が可能になるものと期待されます。
 実証実験では様々な検証の結果やユーザーの声を反映しながら、提供情報精度の改善を行って参りましたが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の影響で、プローブ情報の収集量が減る(図1)など、通常とは異なる交通流が発生しており、実証実験の継続で、今後もさらなる検証と提供情報精度の改善を行いたいと考えております。

   <図1>

[画像: https://prtimes.jp/i/16241/13/resize/d16241-13-192721-0.jpg ]


<実証実験の実施概要>
■期間:2020年4月〜
■対象地域:関東1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
■配信方法:FM多重放送
■利用方法:対象地域を走行するVICS対応カーナビで、現状のままご利用いただけます。

実施詳細については、下記VICS実証実験スペシャルサイトをご参照ください。
https://www.vics.or.jp/everyone/special/

<関連ホームページ>
道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)
https://www.vics.or.jp/

日本道路交通情報センター(JARTIC)
http://www.jartic.or.jp/

【本通知に関するお問合せおよび報道関係者様のお問い合わせ先】
一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター お客様相談窓口
TEL:0570-00-8831 平日 9:30〜17:45(土曜・日曜・祝日・年末年始休暇を除く)
https://www.vics.or.jp/
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