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ホルター心電図の郵送検査 e-skin ECG、慶應義塾大学病院 予防医療センターに導入

慶應義塾大学病院と株式会社Xenoma(以下「Xenoma」)の共同研究を経て開発された着衣型ホルター心電計(一般的名称:長時間心電用データレコーダ、販売名:e-skin ECG データレコーダ、医療機器認証番号:304AFBZX00001000)を使ったXenomaの郵送検査サービスe-skin ECGが、慶應義塾大学病院 予防医療センター(以下「予防医療センター」)の麻布台ヒルズへの移転(2023年11月)に伴い導入される最新の医療機器のひとつとして、一般受診者向けに提供開始されます。




[画像1: https://prtimes.jp/i/26802/13/resize/d26802-13-410a670cdd869f69f8d3-0.png ]

ホルター心電図検査は不整脈や虚血の検出などに頻繁に使用される検査です。保険診療において汎用されていますが、従来は機器の着脱のために2日連続で医療機関への通院を要すること等から人間ドックで実施されることはあまり一般的ではありませんでした。慶應義塾大学病院とXenomaは、共同で有用性の検証を行い開発した着衣型のホルター心電図計測システム(※1)によって、医療従事者を介さない受検者自身での機器の着脱を可能としました。これらは、3誘導(3つの心電図波形)(※2)の郵送検査サービスe-skin ECGとして提供されています。このたび、e-skin ECGを活用することで、1回しか通院しない人間ドックにおいても特段の不便なくホルター心電図検査を受検できるようになりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/26802/13/resize/d26802-13-abed983811877d4271a1-1.png ]

循環器系疾患にかかる医療費は年間6兆円を超え、我が国の医療費のうち最大となる約20%を占めています。2023年3月には第2期循環器病対策推進基本計画が閣議決定され、心疾患の予防を促進するため心電図検査の重要性が一層高まっています。

Xenomaのe-skin ECGは3誘導の心電図データを取得可能であり、疾病を早期に発見・予測するといった予防医療の観点から非常に有意義なデータを取得することができます。慶應義塾大学予防医療センターとXenomaは、受検者により有用なフィードバックを提供するため、継続的にe-skin ECGの改善に取り組んでまいります。

(※1) 本システムは、慶應義塾大学病院が参画した戦略的イノベーション創造プログラム「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」における成果の一つです。
(※2) CM5・CC5・NASAの3誘導のデータを取得

慶應義塾大学 予防医療センター
慶應義塾大学予防医療センターのパーソナライズド・ドックでは、最新の機器と高い診断精度で疾患のリスクを早期発見し、問題があれば速やかに慶應義塾大学病院で治療を受けることができます。また単に検査を行うだけではなく、検査前の看護師による問診や健康アドバイス、検査後の医師による丁寧な結果説明、予防医療コーディネーターによる相談やフォローアップなど、「聴く」「問いかける」といった対話を軸としながら、お一人お一人の心身の状態や生活習慣、価値観に応じたパーソナライズド・ドックを提供しています。
https://cpm.hosp.keio.ac.jp

株式会社Xenoma
東京大学・染谷研究室/JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトのスピンオフとして設立されました。スマートアパレル(衣服型デバイス)「e-skin」を通じて、日常生活における楽しみや利便性を向上し、さらに安心安全な社会の実現に貢献するための「予防医療」に繋がる製品やサービスを開発、提供しています。
https://xenoma.com/
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