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Alcohol to Jet (ATJ) 技術を活用した国産SAF製造事業の共同検討を開始

コスモ石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木康公、以下「コスモ石油」)と三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀健一、以下「三井物産」)は、国内での持続可能な航空燃料(SAF)製造事業の実現に向けた共同検討を実施することに合意しました。




本事業はコスモ石油の石油精製事業で培ったプラントの安定操業、ジェット燃料の品質管理、物流実績と三井物産のエタノール調達機能を組み合わせることで、安定したSAFのサプライチェーン構築及び事業創出を実現します。
また、三井物産が出資する米国LanzaJet, Inc.(ランザジェット)が開発した高効率で大規模SAF生産に優位性を持つAlcohol to Jet(ATJ)*技術を用い、コスモ石油の製油所での国産SAFの大規模生産を目指します。

SAFは航空業界のCO2削減の切り札として世界的に急速な需要拡大が見込まれる中、海外を中心に商業生産が進められています。日本においても2030年に航空燃料使用量の10%をSAFに置き換えるとの政府目標に向けたSAFの大規模生産及び安定供給が喫緊の課題となっており、それらの課題を解決すべく、コスモ石油と三井物産は本事業を通じて2027年度までに年産22万キロリットルの国産SAF製造、供給を目指します。また、同時に副産物として生成されるリニューアブルディーゼル年産2万キロリットルについても、空港内の輸送機やトラック・重機等を対象に販売を検討します。

コスモ石油と三井物産は気候変動対策に資する事業の拡大を重点課題の一つとしており、SAF製造事業を中長期的な事業機会と捉え、国内でのSAF製造事業の継続的な拡大及び将来的な原料エタノール国産化の追求を通して、航空業界の脱炭素化、低炭素液体燃料の安定供給に貢献していきます。

*ATJ技術:アルコール(エタノール)を原料に触媒反応を通じてSustainable Aviation Fuel(SAF)を製造する技術で、既に「ASTM D7566 Annex 5」として航空機への導入に必要なASTM規格を取得済み。三井物産出資先であるランザジェットでは、本ATJ技術を活用したSAF製造デモプラントを米ジョージア州で建設中。

本プロジェクトイメージ

[画像: https://prtimes.jp/i/98598/13/resize/d98598-13-12470b9d7e5e1d028c6e-0.png ]
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