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インターブランドジャパンは、2010年1月28日にJapan’s Best Global Brands 2010を発表いたします。

グローバルで活躍される日本企業の「ブランド価値」を算定したブランドランキング
“Japan’s Best Global Brands 2010” (日本のグローバル・ブランドTOP30)





世界的な金融危機が深刻化した昨年秋以降の急激な落ち込みから、日本経済は持ち直しのきざし
を見せております。最悪期を脱したとはいえ、依然として景気回復には不安が残っています。
しかし、このような時期だからこそ、長期的視点に立ち、ブランドをマネジメントの対象と捉え
的を絞って攻めの活動をすることで、将来の確実な実りを期待することができます。
インターブランドが毎年公表する“Best Global Brands”の上位に位置づけられるグローバル企
業は、無形資産であるブランドの重要性を認識し、本社が中心となって自社のブランドをグロー
バルにマネジメントしています。
‘世界基準’で見た時、日本企業のブランドはどれぐらいの価値があるのでしょうか。
昨年に引き続き、インターブランドジャパンは、独自のブランド価値算定モデルに基づき、グロ
ーバルで活躍する日本企業のブランドランキングを2010年1月28日に発表します。
少子高齢化する日本の長期的な成長を考えた場合、日本企業がグローバルな視点でブランドをマ
ネジメントし、その価値をいかに高めいていくかということは、きわめて重要な課題であると言
えます。
世界共通の尺度による「グローバル・ブランド」という観点からみた日本企業の位置づけをご紹
介させていただき、今後のビジネスにおけるグローバル展開のお役に立てていただければ光栄に
存じます。
<Japan’s Best Global Brands 2010 の評価基準について>
■CRITERIA FOR CONSIDERATION 評価対象基準
本評価においては、グローバルに展開される日本発のブランドについて、そのブランド価値を明
らかにし、“世界基準”でそのポジションを相対比較することを目的に、弊社が毎年グローバル
で発表している“Best Global Brands”と同様の条件にて、以下の基準を満たす企業を抽出し、
評価します。
・日本発のコーポレートブランドであること
 -日本の企業によって生み出されたコーポレートブランドであること
・上場企業で各種財務情報が公表されていること
 -2009年10月31日現在で上場しており、アナリストレポートが入手可能な企業であること
・日本以外での海外売上高比率が30%超であること(2008年度実績)
・BtoB企業であっても、グローバルで一般に認知されていること
 -インターブランドのグローバル各オフィスのコンサルタントの認知が10%以上あること
■Methodology 評価方法
インターブランドのブランド価値評価手法は、財務力、ブランドが購買意思決定に与える影響
力、そしてブランドによる将来収益の確かさ、という観点からみたブランド価値の評価です。証
券アナリストが事業の価値を分析・評価するのと同じように、「将来どれくらい収益を上げると
予想されるか?」という視点に基づいて、ブランドの価値を分析・評価します。その手法は、過
去20年で5,000以上の評価実績が示すとおり、ブランド価値の本質を捉えた実用的な方式であると
考えています。評価は、具体的に以下の3つの分析によって構成されています。
「財務分析」 - 企業が生み出す利益の将来予測を行う
まず、ブランドが冠された事業の現在及び将来の収益を予想します。そして、その売上から営業
費用、税金、そして投下資本に応じた資本コストを差し引き、将来の経済的利益を算出します。
本分析は、公開されている企業情報を基にしており、将来予測は、アナリストによる予測値をベ
ースとしています。
※本評価におけるアナリストの予測値は、株式会社アイフィスジャパンの発表しているIFISコン
センサスと呼ばれる主要アナリストの予想平均値を用いています。なお、IFISコンセンサスは、
2009年11月16日現在のものを採用しています。
「ブランドの役割分析」 - 利益のうち、ブランドの貢献分を抽出する
財務分析で算出された将来の経済的利益のうち、ブランドによってもたらされた利益を抽出する
ために、ブランドがどの程度顧客の購買意思決定に影響を与えているかを分析します。
本評価においては、ブランドが消費者の購買動向に果たす役割について、私たちが過去20年に渡
り実施してきたブランド価値評価実績のデータ・ベースを活用し、業界別にベンチマーク分析を
行います。そして、業界ベンチマークを基にして、独自の調査・分析により個別ブランドの“ブ
ランドの貢献分”のスコアを算出します。
「ブランド力分析」 - ブランドによる利益の将来の確実性を評価する
ブランド力の分析は、市場でのロイヤリティ、消費者の継続購入や囲い込みといったクライアン
トのニーズを喚起する力(将来の収益を維持する力)を測り、ブランドによる収益を割り引いて
現在価値に換算するものです。この評価は、ブランドのリスクを判断する体系的な手法であり、
市場でのブランドのポジション、消費者の認知・好感度、イメージ、ブランドに対するサポート
といった、ブランドに関わるさまざまな観点で評価しています。 評価されたスコアは、それに
対応した割引率へと変換されます。その割引率で将来のブランド利益を割り引くことで、ブラン
ド価値が算定されます。
※「ブランドの役割分析」、「ブランド力分析」は、公表されているさまざまな報告書等を使用
して行っており、弊社グローバル各オフィスの専門コンサルタントの多面的な評価を踏まえ算定
されます。
【インターブランドについて】
インターブランドは、1974 年に設立された世界的なブランドコンサルティング会社です。世界
26 カ国・38 拠点のオフィスを通じ、世界的に展開している企業をはじめ、さまざまな組織・団
体に対し、ブランディングに関する様々なサービスを提供しています。
‘Creating and managing brand value’のミッションのもと、戦略的な視点とクリエイティブの
視点の両面から「ブランドを創り、その価値を高め、維持し、評価する」という一連のサービス
を提供し、クライアントの最も価値ある資産であるブランドの価値向上をサポートしています。
その事業内容は、ブランド価値向上に向けた戦略の立案、ネーミングやデザイン開発などのクリ
エーション、さらにはブランド価値の社内外への浸透・定着の支援に至るブランドマネジメント
まで多岐に渡っております。
近年、日本企業の多くは、これまで競争優位の源泉となってきた品質、技術力、価格競争力など
による差別化が困難になるという非常に大きな課題に直面しています。そのため、新たな競争優
位の源泉として、「ブランド」に注目し、その価値を高めることを目的にブランドマネジメント
に積極的に取組まれております。
そのような背景の中、インターブランドは1988年より世界に先駆けて、企業の視点(財務)と顧
客の視点(マーケティング)の両面からブランドのかち価値を金額に換算する手法を開発し、こ
れまでに5,000以上のブランドを評価してまいりました。さらに、「ブランド価値」の重要性を認
識して頂くことを目的として、1999年より毎年、全世界のブランドを対象とした“Best Global
Brands”を発表しております。
インターブランドについてのさらに詳しい情報はhttp://interbrand.com/jpをご覧ください。
【お問い合わせ】
株式会社インターブランドジャパン
担当 : 中村正道 ・ 畠山寛光
tel:03-3230-1075 fax:03-3230-8772
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