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モデル・女優の杏さんが、自身がナビゲーターを務める番組『幻の写楽 発見！-失われたニッポンを探して-』（７月５日、ＷＯＷＯＷにて無料放送）の収録を終え、江戸東京博物館で会見を行った。
同番組は、今年７月より江戸東京博物館で開催される「日本・ギリシャ修好110周年記念特別展『写楽　幻の肉筆画』ギリシャに眠る日本美術-マノスコレクションより」に合わせて制作されたドキュメンタリー。「幼稚園の卒園文集に『着物を着て絵を描く人になりたい』と書いた」ほどの歴史好きである杏さんが、昨年ギリシャで発見され話題となった写楽の肉筆画をきっかけに、世界を魅了した“江戸文化”の秘密を探るという内容だ。
「ギリシャ人、マノスの浮世絵コレクションと、幕末から明治に変わる時期に来日した欧米人の手記をまとめた番組です。『私たちのまったく知らない江戸があったんだ』ということをお伝えできることがとてもうれしいです」
杏さんは、19世紀末にギリシャの外交官グレゴリオス・マノスがコレクションし、来日を果たす浮世絵の数々を見ながら、現代の東京を散策。当時の外国人たちが感じた日本の印象を参照しつつ、江戸時代と現代の日本の姿を重ね合わせていく。
「外国人の手記を読むと、私たちが現代の目線で当時を見ているような気分になって、新たな発見があるんです。たとえば今回、豊川稲荷には初めて中に入ったのですが、東京には、行ったことのないスポットで、実は歴史と縁のある場所がたくさんあるんですよね」昨今は歴史好きの女子を“歴女”と呼ぶなど「江戸」や「歴史」がブーム。杏さんも「当時の印刷物を当時の人々の目線で見たい」との思いから、最近では古文書を学び始めたという。今回の番組は、そんな歴史好きにも要注目の番組だといえる。
「普段、美術館に行ったりする美術の好きな人はもちろん、また歴史を学ぼうとしている人、これから興味をもちたいという人、みなさんが楽しめる番組だと思います。私自身、放送がとても楽しみです」
※『幻の写楽 発見！-失われたニッポンを探して-』は７月５日（日）、午後４：40よりＷＯＷＯＷにて無料放送される。

▼番組の詳細はこちら！
http://www.wowow.co.jp/pg/detail/066324001/index.php