「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター」設立
[16/02/29]
提供元:PRTIMES
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近畿大学水産研究所、初の海外進出!
近畿大学(大阪府東大阪市)は、マレーシア・サバ大学と共同で「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター(UMS・Kindai Aquaculture Development Center)」を設立します。本日、マレーシア・サバ大学にて、センター設立に伴う調印式を実施しました。
【本件のポイント】
● マレーシア・サバ大学と共同で養殖開発センターを設立、調印式を実施
● 近畿大学水産研究所にとっては初めてとなる海外進出
● マレーシアにおける増養殖技術の更なる発展を通じた国際貢献も目指す
● 東南アジアで需要の高いハタ類やナポレオンフィッシュ、ナマズ類の生産に加え、将来的には東南アジア産ウナギの人工種苗生産も目指す
[画像1: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-804013-0.jpg ]
【本件の概要】
このたび、近畿大学とマレーシア・サバ大学は「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター」を設立、共同で養殖技術の研究開発を始めます。また同センター内に、近畿大学水産研究所にとって初めての海外拠点となる「近畿大学水産養殖種苗センター 東南アジア事業場」も開設します。養殖開発センター長および東南アジア事業場長には、近畿大学水産養殖種苗センター教授の瀬尾 重治が就任します。
近畿大学とマレーシア・サバ大学はこれまでにも交流があ
り、特に近畿大学水産研究所では平成15年(2003年)より毎年、マレーシア・サバ大学で養殖学を専攻する学生を受け入れていました。今回の協定により、両大学は本格的に共同で水産養殖業に着手します。本学の養殖技術を使って、現地での養殖業の発展に寄与、国際貢献にも繋げます。
本センターでは、年間を通じて高水温を維持できるマレーシアの気候を利用し、現地のハタ類と日本のハタ類との交雑種の研究やナマズ類の高品質化研究を行います。また、ナポレオンフィッシュのような高級魚の研究にも着手、種苗生産を行います。さらに将来的には、東南アジア産ウナギの人工種苗生産へ向けた研究開発も行います。
【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター 概要】
所在地:マレーシアサバ州コタキナバルUMS通り サバ大学ボルネオ海洋研究所内
設 立:平成28年(2016年)2月29日
センター長:瀬尾 重治
教職員数:76人
[画像2: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-741783-1.jpg ]
【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター長 略歴】
瀬尾 重治(せのお しげはる)
昭和32年(1957年)岡山県生まれ。58歳。
近畿大学農学部水産学科卒業後、近畿大学水産研究所白浜実験場、
青年海外協力隊隊員(ザンビア)、JICA専門家(マレーシア、ネ
パール等)を経て、マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所に
て勤務(同研究所海水魚種苗生産実験場長兼任)。平成27年(2015
年)11月より近畿大学水産養殖種苗センター教授。
【マレーシア・サバ大学について】
マレーシア・サバ大学(サバ州コタキナバル市)は、マレーシアのサバ州初の国立大学として平成6年(1994年)に設立された大学で、学生数は約17,000人、13学部・研究科と3つの研究所を持ち、サンダカン市、ラブアン島にもキャンパスを有しています。
【ナポレオンフィッシュについて】
[画像3: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-644636-3.jpg ]
スズキ目・ベラ科の一種。
東南アジア(中国を含む)の食用海水魚で非常に高価な魚です。東南アジア各地の海域に分布していますが、他の高級魚と同様に乱獲が進み、その資源は激減しています。日本人にとってはなじみが薄いですが、東南アジアや
中国では最高級の海水魚です。小規模な種苗生産は行われていますが、未だその大量人工種苗生産技術は確立されていません。
【近畿大学とマレーシア・サバ大学の関係について】
近畿大学とマレーシア・サバ大学は、平成16年(2004年)1月に学術協定を締結しており、科学から文化まで幅広い範囲の知的交流を進めるとともに、マレーシアの養殖業界のリーダーを養成し、お互いの研究を発展させることを目指しています。
サバ大学で養殖学を専攻している学生は卒業科目の一部として実技研修を必要とし、近畿大学水産研究所で毎年研修生を受け入れています。これまで13年間の交流を通じて、86人の研修生、大学院生(修士、博士)を受け入れてきました。昨年7月から行われた研修では、近畿大学水産研究所の白浜・大島・浦神の各実験場で、近畿大学の学生とともにマグロやマダイの飼育実験や餌の分析等実際の業務について研修しました。
【近畿大学水産研究所 概要】
近畿大学の建学の精神である「実学教育」に基づき、昭和23年(1948年)に和歌山県白浜町に開設された臨海研究所(現:水産研究所)に始まり、和歌山県、富山県、鹿児島県に7カ所の研究所・事業場を有する、国内最先端の養殖研究拠点を形成。クロマグロの完全養殖など世界初となる研究成果を多数発表し、現在では国内のみならず世界からも大きな注目を集めています。
また、研究のみにとどまらず大手百貨店等を通じ消費者に養殖魚を販売するなど、大学の研究所としては先駆的な取り組みを行っています。
本部所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町3153
開 設:昭和23年(1948年)※開設当初は「臨海研究所」
所長代行:滝井 健二
教職員数:197人(教員12人 / 技術員・成育員等163人 / 事務員22人)
主な研究実績:
・網いけす式養殖法の開発 ・ブリ等18魚種の種苗生産と養殖に成功
・クロマグロの完全養殖達成 等世界初の快挙多数
【関連リンク】
近畿大学農学部水産学科 教授 滝井 健二
http://www.kindai.ac.jp/meikan/177-takii-kenji.html
近畿大学(大阪府東大阪市)は、マレーシア・サバ大学と共同で「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター(UMS・Kindai Aquaculture Development Center)」を設立します。本日、マレーシア・サバ大学にて、センター設立に伴う調印式を実施しました。
【本件のポイント】
● マレーシア・サバ大学と共同で養殖開発センターを設立、調印式を実施
● 近畿大学水産研究所にとっては初めてとなる海外進出
● マレーシアにおける増養殖技術の更なる発展を通じた国際貢献も目指す
● 東南アジアで需要の高いハタ類やナポレオンフィッシュ、ナマズ類の生産に加え、将来的には東南アジア産ウナギの人工種苗生産も目指す
[画像1: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-804013-0.jpg ]
【本件の概要】
このたび、近畿大学とマレーシア・サバ大学は「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター」を設立、共同で養殖技術の研究開発を始めます。また同センター内に、近畿大学水産研究所にとって初めての海外拠点となる「近畿大学水産養殖種苗センター 東南アジア事業場」も開設します。養殖開発センター長および東南アジア事業場長には、近畿大学水産養殖種苗センター教授の瀬尾 重治が就任します。
近畿大学とマレーシア・サバ大学はこれまでにも交流があ
り、特に近畿大学水産研究所では平成15年(2003年)より毎年、マレーシア・サバ大学で養殖学を専攻する学生を受け入れていました。今回の協定により、両大学は本格的に共同で水産養殖業に着手します。本学の養殖技術を使って、現地での養殖業の発展に寄与、国際貢献にも繋げます。
本センターでは、年間を通じて高水温を維持できるマレーシアの気候を利用し、現地のハタ類と日本のハタ類との交雑種の研究やナマズ類の高品質化研究を行います。また、ナポレオンフィッシュのような高級魚の研究にも着手、種苗生産を行います。さらに将来的には、東南アジア産ウナギの人工種苗生産へ向けた研究開発も行います。
【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター 概要】
所在地:マレーシアサバ州コタキナバルUMS通り サバ大学ボルネオ海洋研究所内
設 立:平成28年(2016年)2月29日
センター長:瀬尾 重治
教職員数:76人
[画像2: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-741783-1.jpg ]
【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター長 略歴】
瀬尾 重治(せのお しげはる)
昭和32年(1957年)岡山県生まれ。58歳。
近畿大学農学部水産学科卒業後、近畿大学水産研究所白浜実験場、
青年海外協力隊隊員(ザンビア)、JICA専門家(マレーシア、ネ
パール等)を経て、マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所に
て勤務(同研究所海水魚種苗生産実験場長兼任)。平成27年(2015
年)11月より近畿大学水産養殖種苗センター教授。
【マレーシア・サバ大学について】
マレーシア・サバ大学(サバ州コタキナバル市)は、マレーシアのサバ州初の国立大学として平成6年(1994年)に設立された大学で、学生数は約17,000人、13学部・研究科と3つの研究所を持ち、サンダカン市、ラブアン島にもキャンパスを有しています。
【ナポレオンフィッシュについて】
[画像3: http://prtimes.jp/i/13864/14/resize/d13864-14-644636-3.jpg ]
スズキ目・ベラ科の一種。
東南アジア(中国を含む)の食用海水魚で非常に高価な魚です。東南アジア各地の海域に分布していますが、他の高級魚と同様に乱獲が進み、その資源は激減しています。日本人にとってはなじみが薄いですが、東南アジアや
中国では最高級の海水魚です。小規模な種苗生産は行われていますが、未だその大量人工種苗生産技術は確立されていません。
【近畿大学とマレーシア・サバ大学の関係について】
近畿大学とマレーシア・サバ大学は、平成16年(2004年)1月に学術協定を締結しており、科学から文化まで幅広い範囲の知的交流を進めるとともに、マレーシアの養殖業界のリーダーを養成し、お互いの研究を発展させることを目指しています。
サバ大学で養殖学を専攻している学生は卒業科目の一部として実技研修を必要とし、近畿大学水産研究所で毎年研修生を受け入れています。これまで13年間の交流を通じて、86人の研修生、大学院生(修士、博士)を受け入れてきました。昨年7月から行われた研修では、近畿大学水産研究所の白浜・大島・浦神の各実験場で、近畿大学の学生とともにマグロやマダイの飼育実験や餌の分析等実際の業務について研修しました。
【近畿大学水産研究所 概要】
近畿大学の建学の精神である「実学教育」に基づき、昭和23年(1948年)に和歌山県白浜町に開設された臨海研究所(現:水産研究所)に始まり、和歌山県、富山県、鹿児島県に7カ所の研究所・事業場を有する、国内最先端の養殖研究拠点を形成。クロマグロの完全養殖など世界初となる研究成果を多数発表し、現在では国内のみならず世界からも大きな注目を集めています。
また、研究のみにとどまらず大手百貨店等を通じ消費者に養殖魚を販売するなど、大学の研究所としては先駆的な取り組みを行っています。
本部所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町3153
開 設:昭和23年(1948年)※開設当初は「臨海研究所」
所長代行:滝井 健二
教職員数:197人(教員12人 / 技術員・成育員等163人 / 事務員22人)
主な研究実績:
・網いけす式養殖法の開発 ・ブリ等18魚種の種苗生産と養殖に成功
・クロマグロの完全養殖達成 等世界初の快挙多数
【関連リンク】
近畿大学農学部水産学科 教授 滝井 健二
http://www.kindai.ac.jp/meikan/177-takii-kenji.html