日本発の世界最大級化学AIデータエコシステム構築事業がGENIACに採択|現行世界最大の10倍規模、製薬・農薬・化学産業の開発を最大10万倍高速化へ!
[25/12/19]
提供元:PRTIMES
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SyntheticGestalt株式会社(本社:東京都新宿区、代表 島田幸輝、以下「当社」)は、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する国内の生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge) ※1」の生成AI開発加速に向けたデータ・生成AIの利活用に係る調査事業に採択されたことをお知らせいたします。
本調査事業では、現行世界最大の約10倍・10万〜20万件規模のデータベース構築と、AIによる3万〜10万倍の計算高速化(数時間〜数日→数秒)を同時に実現し、新薬・農薬・化学製品におけるコンピューターシミュレーションを用いた開発を飛躍的に加速します。製薬・農薬・化学業界を代表する国内トップ企業8社が協力し、日本発の世界最大級データ基盤で化学産業の国際競争力強化を目指します。
当社代表の島田幸輝は「ChatGPTが言葉のAIで世界を変えたように、私たちは『分子のAI』で創薬・化学産業を変革します。当社は、世界的テック企業からも認められた技術力と、製薬・農薬・化学業界を代表する企業との強固な連携体制を持っています。このプロジェクトで、日本が得意とする化学の力とAI技術を融合させ、世界をリードするデータ基盤を構築します。これは単なる技術開発ではなく、日本の産業競争力を取り戻す歴史的な一歩です」と述べています。
事業概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/123750/table/14_1_dbb7e4c69cfe6e2cc9b2318da6d9c503.jpg?v=202512191115 ]
SyntheticGestaltについて
SyntheticGestaltは、2018年創業の分子特化型AI技術開発企業。「人工知能で発明を量産する」をミッションに、創薬・化学産業の研究開発効率を飛躍的に向上させる技術を提供。世界標準の創薬ベンチマークにおいて、毒性予測・透過性予測・安定性予測という創薬における重要な3指標すべてで世界1位を達成。NVIDIA GTC 2024/2025で招待講演、Google公式ブログで技術革新企業として紹介されるなど、グローバルテック企業から高い評価を獲得。100億件データで学習した世界最大の分子AIモデル「SG4D10B ※5」を開発済み。複数の大手企業で開発期間90%短縮・コスト90%削減を実現。経済産業省とNEDOが推進するGENIACの生成AI基盤モデル開発支援事業に2期連続で採択された実績を持つ。
【注釈】
※1 GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge / ジーニアック)
経済産業省およびNEDOが実施する「国内の生成AI開発力強化を目的としたプロジェクト」の通称。国内の生成AIの開発力・社会実装の加速に向け、基盤モデル開発や生成AI利活用促進に向けたデータ基盤整備の支援、参画事業者を中心としたコミュニティ運営を行っている
※2 標的タンパク質
薬剤が作用する対象となるタンパク質。病気に関わるタンパク質の働きを抑えたり活性化したりすることで治療効果を発揮する。創薬では、標的タンパク質に強く結合し、かつ他のタンパク質には結合しない化合物を探索することが重要。農薬開発では害虫や雑草の生育に関わるタンパク質が標的となる
※3 FEP計算(自由エネルギー摂動法/Free Energy Perturbation)
分子と標的タンパク質の結合強度(結合親和性)を、物理学的シミュレーションで高精度に予測する最先端の計算化学技術。創薬プロセスにおいて化合物の効果を事前に予測できるため実験工程の大幅な効率化が期待されるが、1化合物あたり約24〜72GPU時間という大きな計算コストが実用化の障壁となっている。本事業ではAI技術により、この計算を数秒へと3万〜10万倍高速化する
※4 結合親和性
「分子と標的タンパク質がどれだけ強く相互作用するか」を定量化した指標。創薬・農薬開発では標的タンパク質との結合が薬効発現の前提条件となり、化粧品・材料分野でも機能発現の鍵となる、最も基本的かつ重要な指標。
※5 SG4D10B
当社が開発した世界最大の分子特化型AI基盤モデル。100億件の化合物データで学習し、分子の複雑な立体構造を考慮した予測が可能。「4D」は1化合物あたり複数の立体構造(3次元+時間軸)を考慮した独自の分子表現技術を指す










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