「業界別サイトパフォーマンス動向(2009年4月)」の発表について
[09/04/16]
提供元:PRTIMES
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〜WBC時間帯で一部サイトに速度遅延が発生〜
ゴメス・コンサルティング株式会社(以下、ゴメス)は本日、Webサイトパフォーマンス測定ツールGomez Performance Networks(以下、GPN)で計測した「業界別サイトパフォーマンス動向」を発表いたしました。
Webサイトの利便性を左右する主な要素として、デザイン、レイアウトといった目に見える点だけではなく、ユーザーが体感する「サイトパフォーマンス」の重要性が高まってきております。
サイトパフォーマンスとは、ページが完全に表示されるまでの時間を指す「表示速度」と、ページがエラーになっていない率を指す「稼働率」の計測結果により示されます。
当ランキングは、各業界別にサイトパフォーマンスを比較評価することを通じ、インターネットの総合的な利便性向上に資することを目的に発表しております。
今回の計測期間においては、世間の注目を集めたワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)の影響によるサイトへのアクセス集中と思われる速度遅延が一部のサイトで計測されました。一例として、毎日新聞サイトの場合、3月平均速度3.209秒のところ、3月23日WBC準決勝日本対アメリカ戦9時台9.304秒、10時台16.319秒、11時台31.382秒と試合終盤に向けて速度遅延が発生しております。
次いで3月24日WBC決勝日本対韓国戦では、12時台37.976秒、13時台13.964秒、14時台29.763秒、15時台8.491秒、16時台20.413秒を計測しております。
アメリカのThe Aberdeen Groupの調査によれば、表示速度が1秒遅れると、サイトのアクセス数で11%、売上や申し込みで7%、顧客満足度で16%低下するとされています。例えば、今回の測定で見られたような、予め日時が想定されるイベント開催が要因と思われる速度遅延の場合は、サーバの負荷分散やネットワークの増強等、事前の対策やサイト管理が有効といえます。また、サイトのパフォーマンス劣化時に迅速に対応するために、外部からの定常的な監視を行うことが重要です。
業界別に見た場合、平均表示速度は不動産業界が最も速く1.665秒でした。
稼働率は銀行業界が99.60%、証券業界が100.00%、航空業界は99.98%、不動産業界は99.94%、新聞業界が99.62%でした。
業界別Webサイトのトップページにおける表示速度及び稼働率の測定結果は以下の通りです。
測定期間:2009年3月1日(日)〜2009年3月28日(土)の4週間
測定環境:国内2箇所のデータセンターから外部インターネット環境を通して各サイトのトップページ表示速度を計測。(10Mbpsのネットワーク接続環境)
−が改善を表し、+が劣化を表します。
【業界別の平均】
業界/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回比(秒)
銀行業界(14社)/1.751/99.60/−0.263
証券業界(9社)/3.418/100.00/+0.456
航空業界(8社)/1.799/99.98/−0.784
不動産業界(17社)/1.665/99.94/−0.612
新聞業界(5社)/2.436/99.62/−0.380
【銀行業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/住友信託銀行/1.003/100.00/1/−0.304
2/三井住友銀行/1.069/100.00/2/−0.298
3/セブン銀行/1.122/100.00/8/−0.470
4/ジャパンネット銀行/1.197/100.00/3/−0.197
5/みずほ銀行/1.302/100.00/4/−0.123
銀行業界では大手銀行平均が1.694秒に対して、ネット専業銀行平均が1.852秒と大手銀行がより平均表示速度で速い状況でした。
6位以下の順位は次のとおりです。
6位三菱東京UFJ銀行、7位ソニー銀行、8位新生銀行、9位住信SBIネット銀行、10位中央三井信託銀行、11位りそな銀行、12位ゆうちょ銀行、13位シティバンク銀行、14位イーバンク銀行
【証券業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/カブドットコム証券/0.432/100.00/1/−0.219
2/SBI証券/1.017/100.00/2/+0.260
3/大和証券/1.182/100.00/3/−0.267
4/日興コーディアル証券/1.377/100.00/4/−0.378
5/マネックス証券/1.551/100.00/5/−0.283
6位以下は次のとおりです。
6位野村證券、7位ジョインベスト証券、8位松井証券、9位楽天証券
【航空業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/スカイネットアジア航空/0.318/100.00/1/−0.142
2/AIR DO/0.890/100.00/2/−0.611
3/スカイマーク エアラインズ/1.057/99.90/5/−1.249
4/ANA SKY WEB/1.593/100.00/3/−0.467
5/JAL/2.114/100.00/6−0.723
JALサイトにおいては複数のファイルで、読み込み時のエラーに起因する表示速度遅延が計測されました。
6位以下は次のとおりです。
6位スターフライヤー、7位エアーニッポン、8位国内線.com
【不動産業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/CHINTAI/0.678/99.97/2/−0.364
2/エイブル/0.696/100.00/1/−0.298
3/goo住宅・不動産/1.076/100.00/3/−0.331
4/楽天不動産 賃貸情報/1.120/100.00/11/−1.278
5/アパマンショップ/1.259/99.90/4/−0.318
6位以下は次のとおりです。
6位フォレント、7位ホームアドパーク、8位Yahoo! 不動産、9位ホームメイト、10位レオパレス21、11位HOME'S賃貸、12位at home web、13位シャーメゾン.com、14位ピタットハウス、15位いい部屋ネット、16位センチュリー21、17位ドッとあーる賃貸
【新聞業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/読売新聞/1.350/99.97/1/−0.550
2/産経新聞/2.252/100.00/2/−0.510
3/日本経済新聞/2.307/98.24/3/−0.831
4/朝日新聞/3.060/99.97/5/−0.336
5/毎日新聞/3.209/99.93/4/+0.328
Webサイトの表示速度が遅くなる原因は多岐に渡りますが、一般的にはサーバ/ネットワークのスペックに加え、アプリケーションプログラムの複雑さ、1ページのページバイト数やオブジェクト数、JavaScriptやCSSの処理の複雑さなどが要因となります。
ゴメスでは、表示速度の客観的な測定とその改善施策をサイト運営企業にご提供することにより、ユーザーにとって満足度の高い、安定的で速度の速いWebサイトの実現をサポートしてまいります。
サイトパフォーマンスに関連しゴメスでは4月20日(月)に「Webサイトパフォーマンス管理と客観的評価手法セミナー〜レスポンスタイムの向上でコンバーション率アップへ〜」を開催します。詳細につきましてはセミナー情報ページ(http://www.gomez.co.jp/company/seminar/index.html)をご確認ください。
【本件に関するお問い合わせ】
アドバイザリー事業部 工藤正詔
TEL:03-6229-0813/FAX:03-3589-7965
E-mail:gomez-info@gomez.co.jp
ゴメス・コンサルティング株式会社(以下、ゴメス)は本日、Webサイトパフォーマンス測定ツールGomez Performance Networks(以下、GPN)で計測した「業界別サイトパフォーマンス動向」を発表いたしました。
Webサイトの利便性を左右する主な要素として、デザイン、レイアウトといった目に見える点だけではなく、ユーザーが体感する「サイトパフォーマンス」の重要性が高まってきております。
サイトパフォーマンスとは、ページが完全に表示されるまでの時間を指す「表示速度」と、ページがエラーになっていない率を指す「稼働率」の計測結果により示されます。
当ランキングは、各業界別にサイトパフォーマンスを比較評価することを通じ、インターネットの総合的な利便性向上に資することを目的に発表しております。
今回の計測期間においては、世間の注目を集めたワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)の影響によるサイトへのアクセス集中と思われる速度遅延が一部のサイトで計測されました。一例として、毎日新聞サイトの場合、3月平均速度3.209秒のところ、3月23日WBC準決勝日本対アメリカ戦9時台9.304秒、10時台16.319秒、11時台31.382秒と試合終盤に向けて速度遅延が発生しております。
次いで3月24日WBC決勝日本対韓国戦では、12時台37.976秒、13時台13.964秒、14時台29.763秒、15時台8.491秒、16時台20.413秒を計測しております。
アメリカのThe Aberdeen Groupの調査によれば、表示速度が1秒遅れると、サイトのアクセス数で11%、売上や申し込みで7%、顧客満足度で16%低下するとされています。例えば、今回の測定で見られたような、予め日時が想定されるイベント開催が要因と思われる速度遅延の場合は、サーバの負荷分散やネットワークの増強等、事前の対策やサイト管理が有効といえます。また、サイトのパフォーマンス劣化時に迅速に対応するために、外部からの定常的な監視を行うことが重要です。
業界別に見た場合、平均表示速度は不動産業界が最も速く1.665秒でした。
稼働率は銀行業界が99.60%、証券業界が100.00%、航空業界は99.98%、不動産業界は99.94%、新聞業界が99.62%でした。
業界別Webサイトのトップページにおける表示速度及び稼働率の測定結果は以下の通りです。
測定期間:2009年3月1日(日)〜2009年3月28日(土)の4週間
測定環境:国内2箇所のデータセンターから外部インターネット環境を通して各サイトのトップページ表示速度を計測。(10Mbpsのネットワーク接続環境)
−が改善を表し、+が劣化を表します。
【業界別の平均】
業界/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回比(秒)
銀行業界(14社)/1.751/99.60/−0.263
証券業界(9社)/3.418/100.00/+0.456
航空業界(8社)/1.799/99.98/−0.784
不動産業界(17社)/1.665/99.94/−0.612
新聞業界(5社)/2.436/99.62/−0.380
【銀行業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/住友信託銀行/1.003/100.00/1/−0.304
2/三井住友銀行/1.069/100.00/2/−0.298
3/セブン銀行/1.122/100.00/8/−0.470
4/ジャパンネット銀行/1.197/100.00/3/−0.197
5/みずほ銀行/1.302/100.00/4/−0.123
銀行業界では大手銀行平均が1.694秒に対して、ネット専業銀行平均が1.852秒と大手銀行がより平均表示速度で速い状況でした。
6位以下の順位は次のとおりです。
6位三菱東京UFJ銀行、7位ソニー銀行、8位新生銀行、9位住信SBIネット銀行、10位中央三井信託銀行、11位りそな銀行、12位ゆうちょ銀行、13位シティバンク銀行、14位イーバンク銀行
【証券業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/カブドットコム証券/0.432/100.00/1/−0.219
2/SBI証券/1.017/100.00/2/+0.260
3/大和証券/1.182/100.00/3/−0.267
4/日興コーディアル証券/1.377/100.00/4/−0.378
5/マネックス証券/1.551/100.00/5/−0.283
6位以下は次のとおりです。
6位野村證券、7位ジョインベスト証券、8位松井証券、9位楽天証券
【航空業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/スカイネットアジア航空/0.318/100.00/1/−0.142
2/AIR DO/0.890/100.00/2/−0.611
3/スカイマーク エアラインズ/1.057/99.90/5/−1.249
4/ANA SKY WEB/1.593/100.00/3/−0.467
5/JAL/2.114/100.00/6−0.723
JALサイトにおいては複数のファイルで、読み込み時のエラーに起因する表示速度遅延が計測されました。
6位以下は次のとおりです。
6位スターフライヤー、7位エアーニッポン、8位国内線.com
【不動産業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/CHINTAI/0.678/99.97/2/−0.364
2/エイブル/0.696/100.00/1/−0.298
3/goo住宅・不動産/1.076/100.00/3/−0.331
4/楽天不動産 賃貸情報/1.120/100.00/11/−1.278
5/アパマンショップ/1.259/99.90/4/−0.318
6位以下は次のとおりです。
6位フォレント、7位ホームアドパーク、8位Yahoo! 不動産、9位ホームメイト、10位レオパレス21、11位HOME'S賃貸、12位at home web、13位シャーメゾン.com、14位ピタットハウス、15位いい部屋ネット、16位センチュリー21、17位ドッとあーる賃貸
【新聞業界】
順位/サイト名/表示速度(秒)/サイト稼動率(%)/前回順位/前回比(秒)
1/読売新聞/1.350/99.97/1/−0.550
2/産経新聞/2.252/100.00/2/−0.510
3/日本経済新聞/2.307/98.24/3/−0.831
4/朝日新聞/3.060/99.97/5/−0.336
5/毎日新聞/3.209/99.93/4/+0.328
Webサイトの表示速度が遅くなる原因は多岐に渡りますが、一般的にはサーバ/ネットワークのスペックに加え、アプリケーションプログラムの複雑さ、1ページのページバイト数やオブジェクト数、JavaScriptやCSSの処理の複雑さなどが要因となります。
ゴメスでは、表示速度の客観的な測定とその改善施策をサイト運営企業にご提供することにより、ユーザーにとって満足度の高い、安定的で速度の速いWebサイトの実現をサポートしてまいります。
サイトパフォーマンスに関連しゴメスでは4月20日(月)に「Webサイトパフォーマンス管理と客観的評価手法セミナー〜レスポンスタイムの向上でコンバーション率アップへ〜」を開催します。詳細につきましてはセミナー情報ページ(http://www.gomez.co.jp/company/seminar/index.html)をご確認ください。
【本件に関するお問い合わせ】
アドバイザリー事業部 工藤正詔
TEL:03-6229-0813/FAX:03-3589-7965
E-mail:gomez-info@gomez.co.jp