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在庫問題を解決するSaaS『FULL KAITEN』が在庫リスク分類で機能改良

販売期間・完売予測日と比較した在庫リスク判定が可能に

小売企業などに売上増加と在庫削減の両立を支援するSaaS(クラウドサービス)『FULL KAITEN』を開発・提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、全ての在庫を商品ごとの在庫リスクに応じて分類し可視化するFULL KAITENの機能を一部改良しました。本改良により、ユーザー企業が「在庫日数(の上限)」や「売り切りたい日付」を任意に設定し、それらを基準に適正在庫ないしは不良在庫を判定することが可能になり、「販売期間に見合った量の在庫を持っているか」「何日で売り切れる分の在庫を持っておくか」といった能動的な判断に役立ちます。




[画像1: https://prtimes.jp/i/25713/15/resize/d25713-15-333109-1.png ]



ユーザーが判断基準を任意設定

このたび改良したのは、FULL KAITENの「消化率向上機能」の一部です。当機能では、全ての在庫をSKU単位で分析し、在庫リスクに応じて「フル回転在庫」「過剰在庫」「不良在庫」の3段階に分類します。
従来は、現在の在庫量と納品リードタイムで算出する数値を指標としてFULL KAITENがユーザー企業を問わず一律に自動で3分類していました。

これに対し、今回の改良ではユーザー企業が3分類する基準を任意に設定できるようになりました。具体的には、ユーザーが販売期間や完売予測期間を設定すると、FULL KAITENが過去の売上データ等を基に予測する、完売に要する日数と比較します。
ユーザーが設定した期間内に在庫が完売すると予測された商品は「フル回転」、期間を越えても売れ残ると予測された商品は過剰在庫または不良在庫へ分類されます。

販売期間が決まっているシーズン商品を売り減らしていく場面では、完売予測日(売り切りたい日にち)を設定します。例えば完売予測日を3月31日、滞留を許容する日にちを5月31日にそれぞれ設定した場合(図1)、在庫分類は以下のようになります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/25713/15/resize/d25713-15-874615-2.png ]

 ・フル回転 : 3月31日までに売り切ることができると予測された商品
 ・過剰   : 3月31日を越え、5月31日までに売り切ることができると予測された商品
 ・不良   : 5月31日を越えても売り切ることができないと予測された商品

また、定番商品を消化する際には、完売予測期間を設定することで「何日で売り切れる分の在庫を現在持っているか」が可視化されます。
例えば、
・60日後までに売り切ることができる数量を適正水準
・120日経っても売り切ることができない在庫は不良在庫
とみなす場合、在庫分類は図2のようになります。

[画像3: https://prtimes.jp/i/25713/15/resize/d25713-15-259214-3.png ]

SKUごとに「何日間の売上分の在庫を確保しておくか」という商品政策上の日数と比較した在庫リスクを把握できるようになります。

図1、2いずれの場合も、「過剰」「不良」に分類される商品の中には、販促が手薄なだけでまだまだ売れる隠れた人気商品が含まれており(図3)、これらの販促を強化することで手持ち在庫を使って売上を増やし在庫を減らすことが可能になります。

[画像4: https://prtimes.jp/i/25713/15/resize/d25713-15-136161-0.png ]

以上から、商品を大量に仕入れ、売り減らしていくような販売スタイルの企業にも対応できるようになりました。


在庫問題とFULL KAITEN

FULL KAITENが解決する「在庫問題」とは、売上増加と在庫削減の両立が困難であることを指します。小売業などの在庫ビジネスにおいては、在庫を増やせば売上は増える半面、売れ残る在庫も増えてしまい、逆に在庫を減らすと売上も減ってしまうことから、売上の減少を避けたいがために在庫過多が常態化してきました。

在庫問題が長年にわたり解決されてこなかったのは、前述のように売上増加に向けたアプローチ(手法)自体が間違っていたことが原因です。そこで弊社は、新しい売上増加に向けたアプローチを提唱しています。それは、売上が増えるとともに在庫が減っていく手法であり、IEM(Inventory Execution Management = 在庫実行管理)と呼んでいます。

具体的には、「今ある在庫」を使って売上を増加させ、結果として在庫が減っていくという仕組みです。
ポイントは以下3つです。
 ・「今ある在庫」の中から、まだまだ売れる人気商品を見つける。だから在庫が減る
 ・「今ある在庫」の中から、客単価向上に貢献する商品を見つける。だから在庫が減る
 ・「今ある在庫」の中から、フォロー発注すべき商品を見分ける。だから余計な在庫が増えない

在庫まわりの日々の業務においてこれらのポイントを実践するためのツールがFULL KAITENになります。FULL KAITENは消化率向上/単価向上/回転率向上―の3機能を実装しています。
FULL KAITENは現在、エンタープライズや楽天ショップオブザイヤーの受賞店舗などを中心に多くの小売企業(ECおよび実店舗)からご契約を頂戴しています。

弊社は今後もFULL KAITENの機能を強化・改良し、「世界の大量廃棄問題を解決する」というミッションの遂行に向け、ユーザー企業様のお役に立てるよう取り組んでまいります。


【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70 2階B
東京: 東京都港区虎ノ門3丁目3-3 虎ノ門南ビル2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
従業員数: 24名

【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
広報チーム 南
電話: 06-6131-9388
Eメール: info@full-kaiten.com
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