DSMとStarboardがコラボレーション。廃棄漁網をハイエンドなサーフボード部材へ転換
[18/09/28]
提供元:PRTIMES
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地球にとってより良いボードの製作を。ボード製作におけるエコ・イノベーション。
栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で積極的に活動するグローバルサイエンス企業であるRoyal DSMは、パドルボード、サーフボード、ウインドサーフィンボード、カイトボードを手懸けるウォータースポーツの世界的なトップ企業Starboardとともに、廃棄漁網を回収、アップサイクルし、サーフボードの部材などの消費財の材料として生まれ変わらせていることを発表しました。このコラボレーションによって、ゴミのないビーチといっそう健全な海洋環境の構築をサポートし、インドの地域社会に良い社会的影響をもたらすことに貢献しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/29768/17/resize/d29768-17-624211-0.png ]
サーフボード・メーカーStarboardがDSMのAkulon(R) RePurposedを採用したことをきっかけに、DSMとStarboardはより美しい地球環境と循環経済への情熱を共有し、共に歩み始めました。Akulon(R) RePurposedは、廃棄されたナイロン製の漁網を完全にリサイクルした材料を使用しており、その性能だけでなく持続可能性(サステナビリティ)に資する製品として知られています。廃棄漁網は、インド洋とアラビア海で回収され、サーフボードのフィン、フィンボックス、SUPポンプ、サーフボードの構造部材として、新たな命が吹き込まれています。Akulon(R) RePurposedを使用したStarboardの製品は、NetPositive!としてブランディングしています。
「DSMでは、気候変動、資源の不足、廃棄物および公害問題に取り組む国連の持続可能な開発目標(SDGs)と足並みをそろえ、循環経済に貢献する革新的なソリューションの構築とコラボレーションの実現を戦略に掲げています。DSMは、現代社会における資源の投入、生産、廃棄(take-make-dispose)というモデルから脱し、自然の循環を再現することに挑戦しています。たとえば、Starboardとのコラボレーションでは、廃棄物を使って、永続的で付加価値の高い材料を作り出し、まったく新しいものとして再び生まれ変わらせることを可能にしています」と、DSMエンジニアリングプラスチックス、アジア・パシフィック・コマーシャル・ディレクターのマット・グレイ(Matt Gray)氏は述べています。
「DSMの仕事で最も気に入っていることの1つは製品のリデザインです。この取り組みによって環境負荷を低減し、より高い成果を成し遂げています」と、Starboardの創設者・CEOであるスヴェン・ラスムセン(Svein Rasmussen)氏は語ります。「このDSMとの提携は、地球にとってより良いボードの製作を、いかに速く、そして簡単に変革することができるかを示しています。ボード製作におけるエコ・イノベーションの境界線を、これからも広げていきたいと考えています。」
環境問題への取り組みに加え、廃棄された漁網の回収や選別、洗浄、加工といったプロセスが、インドのいくつかの地域社会に持続可能な暮らしをもたらしてもいます。
国連の統計によれば、800万トン以上のプラスチックが海洋に流れ込み、海洋の野生生物や漁業への影響することで、少なくとも80億ドルもの海洋生態系への被害が発生しています。廃棄されたプラスチック製の漁網は、この問題の一端を担っています。食糧農業機関(FAO)と国連環境計画(UNEP)が共同で作成した報告書( http://www.fao.org/fileadmin/user_upload/newsroom/docs/Ghost_fishing_report.pdf )によると、海に放棄された漁網は何百年もの間、海洋生態系内に留まるとのことです。これは「ゴースト・フィッシング・ネット」と呼ばれ、専門家によれば、現在海洋にはこうした漁網が約64万トン存在し、海洋の全プラスチック製廃棄物の約10%を占めていると推計されています。
「今回のコラボレーションは、持続可能性の分野におけるDSMのリーダーシップの証であり、現在のDSMの掲げる戦略『Growth & Value – Purpose led, Performance driven』に沿うものです。Starboardとともに成し得た成功が他の企業の刺激となり、さらなる循環経済の促進に向けて新しいプロジェクトが推進されるよう願っています」とグレイ氏は述べています。
Starboardについて
タイ・バンコクに本拠を置くStarboard Co.は、1994年以来、世界有数のウィンド・サーフィンとスタンド・アップ・パドルのボードを生み出しており、世界中のプロやビギナーに最も選ばれるブランドとしての地位を確立しています。革新的かつ品質を重視したStarboardは、風と水に関わるあらゆるものを守ることを提唱し、ウォータースポーツ業界を牽引しながら、その海洋スポーツの可能性を押し広げています。Starboardの目標は、プラスチックに対する企業と世界の認識を変え、プラスチック経済をより安全で環境に優しいシステムに作り替えることです。この取り組みにより、ウォータースポーツ愛好家はプラスチックごみのない海へと漕ぎ出し、美しい水の上を進むことができるのです。
詳細については、 http://www.star-board.blue をご覧ください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/29768/17/resize/d29768-17-709144-1.jpg ]
DSM – Bright Science. Brighter Living.™
Royal DSMは、栄養、健康、持続可能な暮らしの分野において事業を展開する「purpose-led」(目的主導型)のグローバル企業です。経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。 DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野において革新的なビジネスソリューションを提供します。 DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名、Euronext Amsterdamに上場しています。
詳細については https://www.dsm.com/countrysites/japan/ja_JP/home.html をご覧ください。
* 本リリースは2018年9月26日に DSM 社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。
栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で積極的に活動するグローバルサイエンス企業であるRoyal DSMは、パドルボード、サーフボード、ウインドサーフィンボード、カイトボードを手懸けるウォータースポーツの世界的なトップ企業Starboardとともに、廃棄漁網を回収、アップサイクルし、サーフボードの部材などの消費財の材料として生まれ変わらせていることを発表しました。このコラボレーションによって、ゴミのないビーチといっそう健全な海洋環境の構築をサポートし、インドの地域社会に良い社会的影響をもたらすことに貢献しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/29768/17/resize/d29768-17-624211-0.png ]
サーフボード・メーカーStarboardがDSMのAkulon(R) RePurposedを採用したことをきっかけに、DSMとStarboardはより美しい地球環境と循環経済への情熱を共有し、共に歩み始めました。Akulon(R) RePurposedは、廃棄されたナイロン製の漁網を完全にリサイクルした材料を使用しており、その性能だけでなく持続可能性(サステナビリティ)に資する製品として知られています。廃棄漁網は、インド洋とアラビア海で回収され、サーフボードのフィン、フィンボックス、SUPポンプ、サーフボードの構造部材として、新たな命が吹き込まれています。Akulon(R) RePurposedを使用したStarboardの製品は、NetPositive!としてブランディングしています。
「DSMでは、気候変動、資源の不足、廃棄物および公害問題に取り組む国連の持続可能な開発目標(SDGs)と足並みをそろえ、循環経済に貢献する革新的なソリューションの構築とコラボレーションの実現を戦略に掲げています。DSMは、現代社会における資源の投入、生産、廃棄(take-make-dispose)というモデルから脱し、自然の循環を再現することに挑戦しています。たとえば、Starboardとのコラボレーションでは、廃棄物を使って、永続的で付加価値の高い材料を作り出し、まったく新しいものとして再び生まれ変わらせることを可能にしています」と、DSMエンジニアリングプラスチックス、アジア・パシフィック・コマーシャル・ディレクターのマット・グレイ(Matt Gray)氏は述べています。
「DSMの仕事で最も気に入っていることの1つは製品のリデザインです。この取り組みによって環境負荷を低減し、より高い成果を成し遂げています」と、Starboardの創設者・CEOであるスヴェン・ラスムセン(Svein Rasmussen)氏は語ります。「このDSMとの提携は、地球にとってより良いボードの製作を、いかに速く、そして簡単に変革することができるかを示しています。ボード製作におけるエコ・イノベーションの境界線を、これからも広げていきたいと考えています。」
環境問題への取り組みに加え、廃棄された漁網の回収や選別、洗浄、加工といったプロセスが、インドのいくつかの地域社会に持続可能な暮らしをもたらしてもいます。
国連の統計によれば、800万トン以上のプラスチックが海洋に流れ込み、海洋の野生生物や漁業への影響することで、少なくとも80億ドルもの海洋生態系への被害が発生しています。廃棄されたプラスチック製の漁網は、この問題の一端を担っています。食糧農業機関(FAO)と国連環境計画(UNEP)が共同で作成した報告書( http://www.fao.org/fileadmin/user_upload/newsroom/docs/Ghost_fishing_report.pdf )によると、海に放棄された漁網は何百年もの間、海洋生態系内に留まるとのことです。これは「ゴースト・フィッシング・ネット」と呼ばれ、専門家によれば、現在海洋にはこうした漁網が約64万トン存在し、海洋の全プラスチック製廃棄物の約10%を占めていると推計されています。
「今回のコラボレーションは、持続可能性の分野におけるDSMのリーダーシップの証であり、現在のDSMの掲げる戦略『Growth & Value – Purpose led, Performance driven』に沿うものです。Starboardとともに成し得た成功が他の企業の刺激となり、さらなる循環経済の促進に向けて新しいプロジェクトが推進されるよう願っています」とグレイ氏は述べています。
Starboardについて
タイ・バンコクに本拠を置くStarboard Co.は、1994年以来、世界有数のウィンド・サーフィンとスタンド・アップ・パドルのボードを生み出しており、世界中のプロやビギナーに最も選ばれるブランドとしての地位を確立しています。革新的かつ品質を重視したStarboardは、風と水に関わるあらゆるものを守ることを提唱し、ウォータースポーツ業界を牽引しながら、その海洋スポーツの可能性を押し広げています。Starboardの目標は、プラスチックに対する企業と世界の認識を変え、プラスチック経済をより安全で環境に優しいシステムに作り替えることです。この取り組みにより、ウォータースポーツ愛好家はプラスチックごみのない海へと漕ぎ出し、美しい水の上を進むことができるのです。
詳細については、 http://www.star-board.blue をご覧ください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/29768/17/resize/d29768-17-709144-1.jpg ]
DSM – Bright Science. Brighter Living.™
Royal DSMは、栄養、健康、持続可能な暮らしの分野において事業を展開する「purpose-led」(目的主導型)のグローバル企業です。経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。 DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野において革新的なビジネスソリューションを提供します。 DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名、Euronext Amsterdamに上場しています。
詳細については https://www.dsm.com/countrysites/japan/ja_JP/home.html をご覧ください。
* 本リリースは2018年9月26日に DSM 社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。