【メゾン・ド・ヒミコから15年】日本初のLGBT・ゲイの老人ホームへ前進
[20/05/31]
提供元:PRTIMES
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ゲイの老人ホーム「映画メゾン・ド・ヒミコ(主演オダギリジョーさん、柴咲コウさん)」公開から今年で15年が経ちました。必要性は多くの方が認識しながらも、実現しなかったゲイの老人ホームへ前進しました。
高齢者生活支援を行うアライアンサーズ株式会社(東京都新宿区)が中核会社であるラムダ(LGBT包括生活支援連絡協議会)が主体のゲイの老人ホーム構想が前進しました。
本年7月ごろに任意団体から一般社団法人化をする予定で動いています。
ラムダを通じて、自立型LGBT高齢者共同ハウス(仮称 ラムダハウス)を設置し、気の合った方同士(2〜5人程度のグループ)の入居形態にします。自立型のラムダハウスを当面10戸まで拡大し、母数が増えた段階で介護付有料老人ホーム設置へステップアップします。
「年を取ったら友達同士で一緒に住みたいね!」でも何故か出来なかった
ゲイバーに通われている方は耳にタコが出来る程聞いたフレーズだと思います。
これは上野や浅草といった中高年層の多いゲイタウンだけではなく、比較的年齢層の若い新宿二丁目などでも耳にする話です。
かく言う私自身も、大学時代に映画メゾン・ド・ヒミコを見て将来の老後は気の許せる友人たちと住みたいと思ったものでした。
あの頃は映画の影響で遠くない将来"誰かがつくるだろう"と思っていました。
しかし、未だに日本国内では存在しません。存在しない理由が不思議でした。
そこで私は経営するアライアンサーズ株式会社の中でLGBT高齢者支援事業を事業の柱の一つにし、
実現へ向けて約2年間、LGBT高齢者やゲイタウンの経営者との対話を数えきれない程行いました。
「LGBTの老人ホーム実現」に向けてわかったこと
■LGBT当事者の中でも、世代によって考え方が違うこと
→セクシュアリティに関わらず、世代間ギャップは存在しますが、ゲイの例を挙げると
「結婚をしないと認められなかった」年代層が存在することです。
漫画で例えますと、課長島耕作の会社の同期の樫村はゲイでしたが、会社など世間の目を気にして結婚と 息子 を設けていました。
現在の70代以降の方に一定数はいらっしゃいます。
勿論独身を貫いてきた方も多くいますし、理由があっておひとりの方もいらっしゃいます。
理想としては「好きな友達と一緒に暮らしたい」と思っていても諸事情や考え方がバラバラすぎて難しい面があ りました。
■差別的な目で見られることの恐怖からの忌避感
→「ゲイ同士で住みたいけど、ゲイが集団で住めば近所から変な目で見られるのでは?」
これはつい先日、私がお話を聞いた72歳都内在住のゲイ男性からのご意見でした。
お話を聞いて「それは自過剰ではないか?」とも感じましたが、その時代に生きてきて、その時代の辛さなども 経験してきたが故の発言とも思えました。
■LGBTの当事者の「本当に必要としているサービスの声が届いていなかったこと」
→私たちの活動に積極的にご協力頂いている医師がいらっしゃいます。
その先生は「ゲイ当事者がHIVやエイズ検査や相談を受けやすいクリニックの必要性を感じ、クリニック設置に 尽力された方でした。北村浩医師(えんじゅ内科クリニック)です。
またメンバーの前田邦博元文京区議会議員はLGBTの高齢福祉の必要性を訴え続けてきた方です。
私自身、お二人の今までのご活動に対し、深く敬意をもって日々勉強させて頂いています。
また「声をあげる」重要性を感じています。
その声が共感に変わり、セクシュアリティや政治などの思想信条に関係なく、広がりを見せてきました。
しかし、ゲイの老人ホームを根強く渇望する声
ゲイなどセクシュアルマイノリティ(LGBT)の人口は8.9%(2019年電通社の調査結果より)という数値は、神奈川県の人口程であると置き換えればイメージし易いでしょうか。
私も神奈川県民ですが、友人含め多種多様な考え方があります。
もちろん、ゲイやLGBT当事者の中でも多様な考え方があります。
先日のアンケート結果で20名にヒアリングした結果、60%の方は「ゲイの老人ホームに入りたい」との結果が出ました。他の店舗でも概ね半数近くはゲイの老人ホームをご希望される声がありました。
否定的な意見の方も条件付きなら入りたいという方も少なからずいました。
私は以前より「ゲイの老人ホームに入りたい」という意向のある方に添ったサービスであれば良いと考え、ラムダのメンバーとも意見交換を重ねてきました。
ラムダハウス入居に抵抗感がある方でサポートを望まれる方は、個別の見守りという形を取ることで対応することにする予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42719/17/resize/d42719-17-834605-1.jpg ]
具体的にどう実行に移すのか?
前述のとおり、STEPを3段階にして取り組む予定です。
STEP1
練馬区内にLGBTフレンドリーなクリニックのご協力を頂いており、
「医療を軸にした高齢者への生活支援を実現します。
特にLGBT高齢者の場合、HIV感染率がストレート(ヘテロセクシュアル)の方よりも多く、HIVを含めた検査体制を実現します。
またLGBTフレンドリーな主治医(えんじゅ内科クリニック北村院長)がいることで些細な健康相談もクリニックで行えるようにすることで心の安定を図ります。
当面は上野、浅草、新宿二丁目など概ね50歳以上〜70歳代で自立型の生活が出来るグループの方を募集します。
グループの中で家賃負担額の設定や共同生活に関するルールづくりを一緒に策定します。
また高齢の方には必須の身元保証(入院や居住、老人ホーム入居に際し、死亡時や家賃滞納時に保証人が必要)を出来る方がいない場合はアライアンサーズ株式会社が有料サービスとして対応します。
STEP2
グループが増えていく中で、次第に利用者様も要支援・要介護になる方も増えていくことが予想されます。
利用者様が増えることで様々なレクリエーションや訪問支援(介護・看護・お手伝い等)を充実させていきます。
STEP3
母数が増えましたら、LGBT有料老人ホームの設置時期の検討を行います。
実現に向け皆様のご協力が必要です
実現に向け、利用者様、不動産利用にご理解のある貸主様、専門家の皆様など幅広い方々のご理解とご協力が必要です。
もし「私も何か協力したい」等ございましたらお気軽にご連絡頂ければ幸いです。
<特にご協力頂きたいこと・頂きたい方々>
〇入居に興味がある皆様
〇認知・広報活動を手伝いたい皆様
〇マスメディアの皆様で、活動を追ってくださる方
〇近日開始するクラウドファンディングへのご協力頂ける皆様
〇ゲイバー等LGBT当事者のコミュニティ経営をされている皆様
〇LGBTに理解のある士業者・医療関係者の皆様
※参考リンク
日経BP「高齢LGBT、その力になる見守りサービス」
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00003/050800106/
<ラムダの専門家>
〇生活支援(病院付き添い/入院時に必要な身元引受/終活相談/住まいの引越/老人ホーム紹介など生活全般に関わるサポート 担当:アライアンサーズ株式会社
〇社会福祉士/住宅関連サポート 前田邦博氏(元文京区議会議員)
〇医療サポート 北村浩氏(石神井公園えんじゅ内科クリニック)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42719/17/resize/d42719-17-871838-2.jpg ]
<アライアンサーズ株式会社のサービス>
・おひとり様の入院時や老人ホーム入居時のための身元引受対応
・喪主がいない人でも安心! おひとり葬(気楽なお葬式)
・終活相談「揉めない老い支度(終活のやり方)」
・介護に備えた安くて安心の保険のご案内(少額短期保険)
・出張で終活セミナー(地域包括支援センター等で不定期実施中)
・老人ホームのご紹介 等
●おひとり葬(気楽なお葬式) https://simple-funeral.biz/
●会社公式ホームページ https://alliancersjp.com/
●会社公式YouTube https://www.youtube.com/channel/UC1ghnyluyZx8ZLzO-KBsO4w
メディア・講演実績
・フジテレビ系例 ザノンフィクション「マキさんの老後」にLGBT老後支援として出演
・鎌倉新書「月刊仏事」におひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・高齢者住宅新聞 おひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・共同通信社「性的少数者の支援事業続々 就職や家探し、老後相談」にて掲載
・セミナー講師として首都圏地域包括支援センター等で「終活講座開催」多数
・日経BP「高齢LGBT、その力になる見守りサービス」
・その他多数メディアやセミナー出演あり
高齢者生活支援を行うアライアンサーズ株式会社(東京都新宿区)が中核会社であるラムダ(LGBT包括生活支援連絡協議会)が主体のゲイの老人ホーム構想が前進しました。
本年7月ごろに任意団体から一般社団法人化をする予定で動いています。
ラムダを通じて、自立型LGBT高齢者共同ハウス(仮称 ラムダハウス)を設置し、気の合った方同士(2〜5人程度のグループ)の入居形態にします。自立型のラムダハウスを当面10戸まで拡大し、母数が増えた段階で介護付有料老人ホーム設置へステップアップします。
「年を取ったら友達同士で一緒に住みたいね!」でも何故か出来なかった
ゲイバーに通われている方は耳にタコが出来る程聞いたフレーズだと思います。
これは上野や浅草といった中高年層の多いゲイタウンだけではなく、比較的年齢層の若い新宿二丁目などでも耳にする話です。
かく言う私自身も、大学時代に映画メゾン・ド・ヒミコを見て将来の老後は気の許せる友人たちと住みたいと思ったものでした。
あの頃は映画の影響で遠くない将来"誰かがつくるだろう"と思っていました。
しかし、未だに日本国内では存在しません。存在しない理由が不思議でした。
そこで私は経営するアライアンサーズ株式会社の中でLGBT高齢者支援事業を事業の柱の一つにし、
実現へ向けて約2年間、LGBT高齢者やゲイタウンの経営者との対話を数えきれない程行いました。
「LGBTの老人ホーム実現」に向けてわかったこと
■LGBT当事者の中でも、世代によって考え方が違うこと
→セクシュアリティに関わらず、世代間ギャップは存在しますが、ゲイの例を挙げると
「結婚をしないと認められなかった」年代層が存在することです。
漫画で例えますと、課長島耕作の会社の同期の樫村はゲイでしたが、会社など世間の目を気にして結婚と 息子 を設けていました。
現在の70代以降の方に一定数はいらっしゃいます。
勿論独身を貫いてきた方も多くいますし、理由があっておひとりの方もいらっしゃいます。
理想としては「好きな友達と一緒に暮らしたい」と思っていても諸事情や考え方がバラバラすぎて難しい面があ りました。
■差別的な目で見られることの恐怖からの忌避感
→「ゲイ同士で住みたいけど、ゲイが集団で住めば近所から変な目で見られるのでは?」
これはつい先日、私がお話を聞いた72歳都内在住のゲイ男性からのご意見でした。
お話を聞いて「それは自過剰ではないか?」とも感じましたが、その時代に生きてきて、その時代の辛さなども 経験してきたが故の発言とも思えました。
■LGBTの当事者の「本当に必要としているサービスの声が届いていなかったこと」
→私たちの活動に積極的にご協力頂いている医師がいらっしゃいます。
その先生は「ゲイ当事者がHIVやエイズ検査や相談を受けやすいクリニックの必要性を感じ、クリニック設置に 尽力された方でした。北村浩医師(えんじゅ内科クリニック)です。
またメンバーの前田邦博元文京区議会議員はLGBTの高齢福祉の必要性を訴え続けてきた方です。
私自身、お二人の今までのご活動に対し、深く敬意をもって日々勉強させて頂いています。
また「声をあげる」重要性を感じています。
その声が共感に変わり、セクシュアリティや政治などの思想信条に関係なく、広がりを見せてきました。
しかし、ゲイの老人ホームを根強く渇望する声
ゲイなどセクシュアルマイノリティ(LGBT)の人口は8.9%(2019年電通社の調査結果より)という数値は、神奈川県の人口程であると置き換えればイメージし易いでしょうか。
私も神奈川県民ですが、友人含め多種多様な考え方があります。
もちろん、ゲイやLGBT当事者の中でも多様な考え方があります。
先日のアンケート結果で20名にヒアリングした結果、60%の方は「ゲイの老人ホームに入りたい」との結果が出ました。他の店舗でも概ね半数近くはゲイの老人ホームをご希望される声がありました。
否定的な意見の方も条件付きなら入りたいという方も少なからずいました。
私は以前より「ゲイの老人ホームに入りたい」という意向のある方に添ったサービスであれば良いと考え、ラムダのメンバーとも意見交換を重ねてきました。
ラムダハウス入居に抵抗感がある方でサポートを望まれる方は、個別の見守りという形を取ることで対応することにする予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42719/17/resize/d42719-17-834605-1.jpg ]
具体的にどう実行に移すのか?
前述のとおり、STEPを3段階にして取り組む予定です。
STEP1
練馬区内にLGBTフレンドリーなクリニックのご協力を頂いており、
「医療を軸にした高齢者への生活支援を実現します。
特にLGBT高齢者の場合、HIV感染率がストレート(ヘテロセクシュアル)の方よりも多く、HIVを含めた検査体制を実現します。
またLGBTフレンドリーな主治医(えんじゅ内科クリニック北村院長)がいることで些細な健康相談もクリニックで行えるようにすることで心の安定を図ります。
当面は上野、浅草、新宿二丁目など概ね50歳以上〜70歳代で自立型の生活が出来るグループの方を募集します。
グループの中で家賃負担額の設定や共同生活に関するルールづくりを一緒に策定します。
また高齢の方には必須の身元保証(入院や居住、老人ホーム入居に際し、死亡時や家賃滞納時に保証人が必要)を出来る方がいない場合はアライアンサーズ株式会社が有料サービスとして対応します。
STEP2
グループが増えていく中で、次第に利用者様も要支援・要介護になる方も増えていくことが予想されます。
利用者様が増えることで様々なレクリエーションや訪問支援(介護・看護・お手伝い等)を充実させていきます。
STEP3
母数が増えましたら、LGBT有料老人ホームの設置時期の検討を行います。
実現に向け皆様のご協力が必要です
実現に向け、利用者様、不動産利用にご理解のある貸主様、専門家の皆様など幅広い方々のご理解とご協力が必要です。
もし「私も何か協力したい」等ございましたらお気軽にご連絡頂ければ幸いです。
<特にご協力頂きたいこと・頂きたい方々>
〇入居に興味がある皆様
〇認知・広報活動を手伝いたい皆様
〇マスメディアの皆様で、活動を追ってくださる方
〇近日開始するクラウドファンディングへのご協力頂ける皆様
〇ゲイバー等LGBT当事者のコミュニティ経営をされている皆様
〇LGBTに理解のある士業者・医療関係者の皆様
※参考リンク
日経BP「高齢LGBT、その力になる見守りサービス」
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00003/050800106/
<ラムダの専門家>
〇生活支援(病院付き添い/入院時に必要な身元引受/終活相談/住まいの引越/老人ホーム紹介など生活全般に関わるサポート 担当:アライアンサーズ株式会社
〇社会福祉士/住宅関連サポート 前田邦博氏(元文京区議会議員)
〇医療サポート 北村浩氏(石神井公園えんじゅ内科クリニック)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42719/17/resize/d42719-17-871838-2.jpg ]
<アライアンサーズ株式会社のサービス>
・おひとり様の入院時や老人ホーム入居時のための身元引受対応
・喪主がいない人でも安心! おひとり葬(気楽なお葬式)
・終活相談「揉めない老い支度(終活のやり方)」
・介護に備えた安くて安心の保険のご案内(少額短期保険)
・出張で終活セミナー(地域包括支援センター等で不定期実施中)
・老人ホームのご紹介 等
●おひとり葬(気楽なお葬式) https://simple-funeral.biz/
●会社公式ホームページ https://alliancersjp.com/
●会社公式YouTube https://www.youtube.com/channel/UC1ghnyluyZx8ZLzO-KBsO4w
メディア・講演実績
・フジテレビ系例 ザノンフィクション「マキさんの老後」にLGBT老後支援として出演
・鎌倉新書「月刊仏事」におひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・高齢者住宅新聞 おひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・共同通信社「性的少数者の支援事業続々 就職や家探し、老後相談」にて掲載
・セミナー講師として首都圏地域包括支援センター等で「終活講座開催」多数
・日経BP「高齢LGBT、その力になる見守りサービス」
・その他多数メディアやセミナー出演あり