【黒鳥社|新刊のご案内】 他者の声をきくということ『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』本日刊行!
[23/04/28]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
わたしたちは何のために話をきき、何をノートに書きとめているのでしょうか。人類学者や哲学者、音楽家から写真家までさまざまな人と考えた「声をきくこと・書きとめること」。『WORKSIGHT[ワークサイト]19号』はフィールドノート特集。2023年4月27日刊行!
[画像1: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-8a8ad019c197f247b1f4-1.jpg ]
Photo by Kaori Nishida
黒鳥社が編集・制作をサポートしているコクヨ_ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」は、書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』(発行:コクヨ/発売:学芸出版社)を4月27日に刊行します。
世界が複雑化するなか、わたしたちはどのような態度で、人と、そして人以外の存在と向き合えばいいのでしょうか。声なき声、小さな声、思想の違う他者の声をどうすればきくことができるのでしょうか。
「手帳類図書室」オーナー・志良堂正史、哲学者・永井玲衣との対話、スケーターを撮影し続けるプロジェクト「川」や、野外録音の達士デイヴィッド・トゥープ、スケートボードから都市論を導くイアン・ボーデンへのインタビュー。松村圭一郎・足羽與志子・安渓遊地・大橋香奈ら4名の人類学者たちのフィールドノート、「津軽あかつきの会」の伝承活動、そしてChatGPTの動向までを参照しながら「声」をきくこと・書きとめることの困難と可能性を探ります。
ぜひご覧ください!
【目次】
◎
巻頭言 ノートという呪術
われわれは手帳に何を書きとめているのか。そもそも書くという行為はどんな意味を持っているのだろうか。東京・初台の「手帳類図書室」オーナー・志良堂正史に話を聞いた。
文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)
◎
スケーターたちのフィールドノート
プロジェクト「川」の試み
ここ数年、書籍シリーズや展示を通じて、ヴィヴィッドな写真を世に問い続けているプロジェクト「川」。現代におけるフィールドノートのモデルケースが、ここにある。フォトグラファーの荒川・関川ふたりによるプロジェクト「川」はどんな態度でファインダーを覗き、シャッターを切っているのか。インタビューで尋ねた。
◎
スケートボードの「声」をめぐる小史
文化史家イアン・ボーデンのまなざし
「スケートボーディング」という営みを通じて都市論・建築論に新風を巻き込んだ英国の文化史家イアン・ボーデン。スケーターたちの運動の中に言語化されない「声」を聴き取る、80年代から始まった探求は、いかに始まり、2023年の現在、どこにたどり着いたのか。ボーデン自身のことばでたどる。
◎
ノートなんて書けない
「聴く・記録する・伝える」を人類学者と考えた
松村圭一郎・足羽與志子・安渓遊地・大橋香奈
人類学者は、フィールドノートのプロフェッショナルだ。しかし当人たちは常に、フィールドノートの“困難”に向き合っている。「聴く」「記録する」「伝える」すべてが大変なのに、それでもフィールドに足を運ぶのは、可能性があるから。人類学者4人にノートを見せてもらいつつ胸の内を尋ねた。
◎
人の話を「きく」ためのプレイブック
哲学者・永井玲衣とともに
そもそも、人の話を「きく」とはどういうことだろう。毎日誰かと触れあい、そのことばを耳にしながらも、なかなか「きく」ことはうまくいかない。「哲学対話」を実践する永井玲衣に「きく」ためのヒントを挙げてもらいつつ、「きく・きかれる」ことについて、編集部3名も加わって話し合った。
◎
生かされたレシピ
「津軽あかつきの会」の営み
近年、メディアで脚光を浴びる「津軽あかつきの会」。青森県弘前市石川地区で、上は80代、下は30代までの地元女性たちが集い、伝承料理のレシピを書き留めながら、料理を作り提供している。津軽が故郷のWORKSIGHT編集部員が、写真家と一緒に女性2人、輪の中に入り話を聞いたルポルタージュ。
◎
野外録音と狐の精霊
デイヴィッド・トゥープが語るフィールドレコーディング
音の境界を超え、聴くという行為を常に拡張してきた、英国音楽会の鬼才デイヴィッド・トゥープは、50年来続けてきた「野外録音」をどのようなものとして捉えているのか。それは認識の拡張なのか、植民地主義の延長なのか。近年注目を集める「フィールドレコーディング」の可能性と困難を聞いた。
◎
それぞれのフィールドノート
未知なる声を聴く傑作ブックリスト60
世界はわたしたちが探索すべく開かれた「フィールド」だ。都市へ、未踏の地へ、日常の中へ、人へ、ものへ、心の内へ。それぞれのフィールドで声にならない声を採集した傑作「ノート」60選。
◎
ChatGPTという見知らぬ他者と出会うことをめぐる混乱についての覚書
「GPT-4」の登場で2023年最大のゲームチェンジャーとなった「対話型AI」。ChatGPTは、わたしたちにいったい何を問い返しているのか。本誌編集長が整理してみた。
文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)
[画像2: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-5d0734aa293c56e3d5db-3.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-1f7100e416dae3e4cc70-6.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-f158f1630ee88034bde6-4.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-8f6ccdeea0083967e7ba-5.jpg ]
■書籍詳細■
[画像6: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-3dc4c76953176b8a1748-2.jpg ]
書名:WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0925-5
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2023年4月27日(木)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税
▼書籍の購入はコチラから
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761509255
ーーーーーーーーーーーー
WORKSIGHT[ワークサイト]とは?
コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究していくメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。ヨコク研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、ニュースレター(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!
ニュースレターの登録はこちらから
https://worksight.substack.com/
ーーーーーーーーーーーー
▼ヨコク研究所
未来社会のオルタナティブを研究/実践する、コクヨ株式会社のリサーチ&デザインラボ。パーパスである「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする」をキーワードとして掲げ、リサーチ、エンパワメント、プロトタイピングを主軸とした活動を展開し、会社の指針となる未来シナリオを更新すると共に、発信によってできたファンやコミュニティの中で新たな社会像をつくり上げます。
https://yokoku.kokuyo.co.jp/
▼黒鳥社
いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベント、旅などメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)するコンテンツレーベルです。書籍に『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(2022年6月)、『編集の提案』(2022年3月)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(2021年6月)他。また、ポッドキャスト「こんにちは未来」「愛と死の人類学」「音読ブラックスワン」などの企画制作を行っています。
https://blkswn.tokyo
[画像1: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-8a8ad019c197f247b1f4-1.jpg ]
Photo by Kaori Nishida
黒鳥社が編集・制作をサポートしているコクヨ_ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」は、書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』(発行:コクヨ/発売:学芸出版社)を4月27日に刊行します。
世界が複雑化するなか、わたしたちはどのような態度で、人と、そして人以外の存在と向き合えばいいのでしょうか。声なき声、小さな声、思想の違う他者の声をどうすればきくことができるのでしょうか。
「手帳類図書室」オーナー・志良堂正史、哲学者・永井玲衣との対話、スケーターを撮影し続けるプロジェクト「川」や、野外録音の達士デイヴィッド・トゥープ、スケートボードから都市論を導くイアン・ボーデンへのインタビュー。松村圭一郎・足羽與志子・安渓遊地・大橋香奈ら4名の人類学者たちのフィールドノート、「津軽あかつきの会」の伝承活動、そしてChatGPTの動向までを参照しながら「声」をきくこと・書きとめることの困難と可能性を探ります。
ぜひご覧ください!
【目次】
◎
巻頭言 ノートという呪術
われわれは手帳に何を書きとめているのか。そもそも書くという行為はどんな意味を持っているのだろうか。東京・初台の「手帳類図書室」オーナー・志良堂正史に話を聞いた。
文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)
◎
スケーターたちのフィールドノート
プロジェクト「川」の試み
ここ数年、書籍シリーズや展示を通じて、ヴィヴィッドな写真を世に問い続けているプロジェクト「川」。現代におけるフィールドノートのモデルケースが、ここにある。フォトグラファーの荒川・関川ふたりによるプロジェクト「川」はどんな態度でファインダーを覗き、シャッターを切っているのか。インタビューで尋ねた。
◎
スケートボードの「声」をめぐる小史
文化史家イアン・ボーデンのまなざし
「スケートボーディング」という営みを通じて都市論・建築論に新風を巻き込んだ英国の文化史家イアン・ボーデン。スケーターたちの運動の中に言語化されない「声」を聴き取る、80年代から始まった探求は、いかに始まり、2023年の現在、どこにたどり着いたのか。ボーデン自身のことばでたどる。
◎
ノートなんて書けない
「聴く・記録する・伝える」を人類学者と考えた
松村圭一郎・足羽與志子・安渓遊地・大橋香奈
人類学者は、フィールドノートのプロフェッショナルだ。しかし当人たちは常に、フィールドノートの“困難”に向き合っている。「聴く」「記録する」「伝える」すべてが大変なのに、それでもフィールドに足を運ぶのは、可能性があるから。人類学者4人にノートを見せてもらいつつ胸の内を尋ねた。
◎
人の話を「きく」ためのプレイブック
哲学者・永井玲衣とともに
そもそも、人の話を「きく」とはどういうことだろう。毎日誰かと触れあい、そのことばを耳にしながらも、なかなか「きく」ことはうまくいかない。「哲学対話」を実践する永井玲衣に「きく」ためのヒントを挙げてもらいつつ、「きく・きかれる」ことについて、編集部3名も加わって話し合った。
◎
生かされたレシピ
「津軽あかつきの会」の営み
近年、メディアで脚光を浴びる「津軽あかつきの会」。青森県弘前市石川地区で、上は80代、下は30代までの地元女性たちが集い、伝承料理のレシピを書き留めながら、料理を作り提供している。津軽が故郷のWORKSIGHT編集部員が、写真家と一緒に女性2人、輪の中に入り話を聞いたルポルタージュ。
◎
野外録音と狐の精霊
デイヴィッド・トゥープが語るフィールドレコーディング
音の境界を超え、聴くという行為を常に拡張してきた、英国音楽会の鬼才デイヴィッド・トゥープは、50年来続けてきた「野外録音」をどのようなものとして捉えているのか。それは認識の拡張なのか、植民地主義の延長なのか。近年注目を集める「フィールドレコーディング」の可能性と困難を聞いた。
◎
それぞれのフィールドノート
未知なる声を聴く傑作ブックリスト60
世界はわたしたちが探索すべく開かれた「フィールド」だ。都市へ、未踏の地へ、日常の中へ、人へ、ものへ、心の内へ。それぞれのフィールドで声にならない声を採集した傑作「ノート」60選。
◎
ChatGPTという見知らぬ他者と出会うことをめぐる混乱についての覚書
「GPT-4」の登場で2023年最大のゲームチェンジャーとなった「対話型AI」。ChatGPTは、わたしたちにいったい何を問い返しているのか。本誌編集長が整理してみた。
文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)
[画像2: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-5d0734aa293c56e3d5db-3.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-1f7100e416dae3e4cc70-6.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-f158f1630ee88034bde6-4.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-8f6ccdeea0083967e7ba-5.jpg ]
■書籍詳細■
[画像6: https://prtimes.jp/i/52157/17/resize/d52157-17-3dc4c76953176b8a1748-2.jpg ]
書名:WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0925-5
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2023年4月27日(木)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税
▼書籍の購入はコチラから
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761509255
ーーーーーーーーーーーー
WORKSIGHT[ワークサイト]とは?
コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究していくメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。ヨコク研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、ニュースレター(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!
ニュースレターの登録はこちらから
https://worksight.substack.com/
ーーーーーーーーーーーー
▼ヨコク研究所
未来社会のオルタナティブを研究/実践する、コクヨ株式会社のリサーチ&デザインラボ。パーパスである「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする」をキーワードとして掲げ、リサーチ、エンパワメント、プロトタイピングを主軸とした活動を展開し、会社の指針となる未来シナリオを更新すると共に、発信によってできたファンやコミュニティの中で新たな社会像をつくり上げます。
https://yokoku.kokuyo.co.jp/
▼黒鳥社
いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベント、旅などメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)するコンテンツレーベルです。書籍に『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(2022年6月)、『編集の提案』(2022年3月)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(2021年6月)他。また、ポッドキャスト「こんにちは未来」「愛と死の人類学」「音読ブラックスワン」などの企画制作を行っています。
https://blkswn.tokyo