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ケリング「ウーマン・イン・モーション」がKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭にて川内倫子と潮田登久子の対話的な展覧会を支援

ケリングは四年連続となるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭とのパートナーシップにより2024年4月13日から5月12日まで京都で開催される写真展「From Our Windows」を支援します。




[画像: https://prtimes.jp/i/55433/17/resize/d55433-17-91ee17e7574426d7fae9-0.png ]


芸術や文化の分野で活躍する女性の才能に光を当てることを目的とするケリングの「ウーマン・イン・モーション」は、KYOTOGRAPHIEにて開催される本展への支援を通じて、日本の芸術分野における女性写真家の認知度を向上させる取り組みを続けます。また、あらゆる芸術分野において男女不平等が深く根ざしていることから、写真界のみならず、文化・芸術全般における女性アーティストの貢献と認知について議論を促します。芸術はその多様性という点で本質的な豊かさを携え、変化を生み出すための力をもっています。

第12回KYOTOGRAPHIEにて開催される本展は、日本国内のみならず国際的にも活躍を遂げる写真家 川内倫子と1940年に生まれ75年以降フリーランス写真家として日本写真協会賞作家賞など写真界の名だたる賞を受賞している潮田登久子による対話的な二人展となります。川内は「Cui Cui」「as it is」、潮田は「冷蔵庫」「マイハズバンド」、それぞれ2つのシリーズから作品を展示します。いずれも家族や子どもなどが被写体として共通していますが、世代の異なる二人の作家それぞれの視点やアプローチを感じることができます。

「潮田さんと隣りあった同じ広さの空間で、それぞれ二つの作品を展示することになりました。その写真には、わたしたちがこつこつと続けてきた時間の積み重ねが写っています。それは自分の家族と過ごした日々の記録であり、自分自身と向き合った結果でもあります。世代は違ってもお互いに続けてきた撮影という行為を通して見えたものを、来場者の方々と共有し、いま同じ時代に生きていることを享受できたらと思います」 
川内倫子

「きらきらと輝く写真家、川内倫子さんに声をかけていただきましたこと、不思議な縁を感じています。ありがとうございます。私は『冷蔵庫/ICE BOX』と『マイハズバンド』を主題にして、自分の歩んできた道を見つめてみようと思っています。川内さんの窓と潮田の窓、それぞれの窓からどんな景色を見ることができるのか、とても楽しみです。わくわくします。このような機会を作ってくださったケリングの皆様に、心より感謝申し上げます」 潮田登久子

2015年、ケリングは映画界の女性に光を当てることを目的に、カンヌ国際映画祭にて「ウーマン・イン・モーション」を立ち上げました。芸術分野における平等のための闘いは映画界に限ることなく、「ウーマン・イン・モーション」は写真を始めとする他の芸術分野にもその取り組みを広げました。
2019年3月、ケリングはアルル国際写真祭とのパートナーシップを発表し、同写真祭での「ウーマン・イン・モーション」プログラムをスタートしました。このパートナーシップは、女性写真家の認知度向上に貢献し、同分野における男女平等を達成することを目的としています。ケリングは、2016年から支援しているマダム・フィガロ・アルル・フォトグラフィー・アワードを通じて才能ある次世代の女性写真家を支援し続ける一方で、アルル国際写真祭にて「ウーマン・イン・モーション」ラボと「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー・アワードを立ち上げました。同賞は象徴的な女性写真家のキャリアを称えるもので、受賞作家の作品を写真祭のコレクションとして購入するための賞金2万5000ユーロが含まれています。2019年はスーザン・メイゼラス、2020年はサビーヌ・ヴァイス、2021年はリズ・ジョンソン・アルトゥール、2022年はバベット・マンゴルト、そして2023年はロザンジェラ・レンノが受賞しました。
日本では、2021年のKYOTOGRAPHIEにて、ヨーロッパ写真美術館(MEP)がキュレーションを担当した「MEP Studio(ヨーロッパ写真美術館)による5人の女性アーティスト展 ‐ フランスにおける写真と映像の新たな見地」、2022年に10名の日本人女性写真家の展覧会「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」、2023年にA dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama 「透視する窓辺」展を支援しました。

アーティストについて
川内倫子
1972年、滋賀県生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2023年にソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photography(特別功労賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行う。主な著作に『Illuminance』(2011)、『あめつち』(2013)、『Halo』(2017)など。近刊に写真集『やまなみ』(2022)『いまここ』(2023、谷川俊太郎との共著)がある。2022-2023年に東京オペラシティ アートギャラリーと滋賀県立美術館で個展「川内倫子:M/E--球体の上 無限の連なり」を開催した。

潮田登久子
東京都生まれ。1963年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科写真専攻卒業。同研究所で写真家・石元泰博、大辻清司の指導を受け、写真家の道に進む。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所及び東京造形大学で写真の講師を務める。1975年頃よりフリーランスの写真家。代表作にさまざまな家庭の冷蔵庫を撮影した「冷蔵庫/ICEBOX」、書架に在る書籍を主題とした「本の景色/BIBLIOTHECA」などがある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞、2019年に桑沢特別賞受賞。2022年、写真集『マイハズバンド』がParis Photo-Aperture PhotoBook Awards、審査員特別賞受賞。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2024
「From Our Windows」
川内倫子 | Cui Cui + as it is
潮田登久子 | 冷蔵庫 + マイハズバンド
Supported by KERING’S WOMEN IN MOTION
会期:2024年4月13日(土)〜5月12日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階
展覧会について:https://www.kyotographie.jp/

ウーマン・イン・モーションについて
ケリングは、女性に対するコミットメントや取り組みを、グループの優先事項の中心に据えています。クリエイティビティこそが変革を生み出す最も強い力の一つであるものの、依然として男女間の不平等が顕著な芸術や文化の世界に「ウーマン・イン・モーション」プログラムは取り組んでいます。
2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭にて、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードでは賞を通じて、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
過去9年間、「ウーマン・イン・モーション」は女性を取り巻く環境に対する考えを深め、あらゆる芸術分野における女性の貢献をより高く評価する場を提供してきました。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭について
世界屈指の文化芸術都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。国内外の重要作家の写真作品や貴重な写真コレクションを、趣きのある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に設えて展示する本写真祭も、回を重ねるごとに好評を博し第11回までに延べ約159万人の来場者を記録しました。第12回目となる本年は、4月13日(土)〜5月12日(日)に開催予定で、「SOURCE」をテーマに13の展覧会が開催されます。

ケリングについて
ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエア、ケリング ボーテを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ1735。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。

※画像クレジット
左から: 川内倫子 Untitled, from the series "as it is" (C)Rinko Kawauchi, 潮田登久子 From the series "My Husband" (C)Tokuko Ushioda, Courtesy PGI
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