那智勝浦町立温泉病院、重症患者管理・救急患者対応に遠隔集中治療支援サービスを導入
[19/12/26]
提供元:PRTIMES
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〜若手で支えている地域医療にT-ICUの遠隔集中治療支援サービスを活用〜
2019年10月より、T-ICUは那智勝浦町立温泉病院へとサービス提供を開始しました。T-ICUは同院に重症患者管理・救急患者対応に関して相談を提供し、より質の高い医療の提供を目指していきます。
【那智勝浦町立温泉病院 外観写真(左)外来写真(右)】
[画像1: https://prtimes.jp/i/33988/19/resize/d33988-19-838240-2.png ]
【那智勝浦町立温泉病院よりコメント】
院長 山本 康久医師
当院のような地方の中小病院では、主に地域住民や施設入所高齢者が多く受診されますが、当院の医師構成は、院長以外は卒後3年から5年目の若手医師であり、診断や治療方針に悩むことが多く、近隣の300床規模の中核病院医師も多忙であり、相談するにもハードルが高い状況にあります。脳心血管疾患を中心に転院調整のためのネットワークが出来つつありますが、転院調整が前提となることが多く、治療方針や転院するかどうかの相談はしづらい状況にあります。T-ICUは、相談相手が救急医療の専門医で、重症患者をはじめ一人当直の救急患者や入院受け持ち患者の診断治療の相談から転院の必要性まで広く、かつ非常に親身になって乗ってくれるため、ハードルが低く相談できる状況にあり、システムありきでなく「心に寄り添う」相談システムだと感じ喜んでいます。
現場医師の声
導入前は経験した事がない疾患や専門外の患者の管理に悩んだとき、勤務時間外の仲間の医師に相談をしていました。仲間の医師とのディスカッションで解決できる場合もありましたが、他の知見や臨床応用においてアドバイスが欲しいと日々思っていました。T-ICU導入後は、相談がしやすい環境となった事で診断において追加すべき検査や、治療方針を決定するまでの時間、つまり患者さんへアクセスする時間が短縮されたのではないかと思います。また、指導医レベルの医師がシフトに入っているため、コンサルトをする事で新しい学びや気づきもあるため大変助かっています。
今後は、カンファレンス・勉強会にT-ICUのシフト医師を利用することによって自分達の知識のブラッシュアップにもなるのではないかと期待しています。
【那智勝浦町立温泉病院がサービス提携を開始した背景*1】
那智勝浦町立温泉病院は、和歌山県南部の公的病院です。公的病院が果たすべき役割として、地域の各医療機関との機能分化・連携を図りつつ、へき地医療や救急医療など、地域において医療を提供する必要があるとされています。同院は、一番近い高度急性期医療機関である和歌山医療センターへは約90キロあります。そのため、重症化した患者を高次機能病院へ搬送することが都市部に比べて困難な状況です。このような状況から幅広い疾患・重症度の救急患者を診療する責務がありますが、救急科専門医・重症治療専門医が在籍していないという課題がありました。
【日本の集中治療の現状】
集中治療室は、救急搬送後応急処置が行われ容体が一旦安定した患者様や、大きな手術を受けた後の患者様など重症患者を管理する病室です。全国で約1,100あり、その内約300室には5人から10人の集中治療専門医が在籍していると言われていますが、残りの800室には専門医が在籍していません。その理由の一つが、日本に約32万人いる医師の中で、集中治療専門医は0.5%、約1,700人と数が少ないことが挙げられます。
【遠隔集中治療支援の重要性】
日本の集中治療の現状(前項)からも分かるように、本邦で集中治療専門医は充足しておらず、病院間・地域間で格差が認められます 。こうした問題を解決するために、当社代表取締役 中西は、2016年に遠隔集中治療支援を主な事業とするT-ICUを立ち上げました。
集中治療専門医が遠隔から早期に的確な治療方針を提案することで重症患者の予後の改善が見込めます。その結果、多くの重症患者を救うことができると考えています。
【中西(当社)の那智勝浦町立温泉病院へのサービス提供に掛ける想い】
和歌山県南部の広域の地域医療を支えている同院とT-ICUがマッチした理由は2つあると考えています。
1. ICUがある病院へのアクセスが困難な状況である事
2. 若手医師で支えている現場の負担が大きかった事
サービスを開始してから、現場の医師からは上記のようなお言葉をいただき、「医療の質の向上」・「医師の負担軽減」という相反する2つの課題を同時に解決する大きな一歩になったと確信しています。
【T-ICUサービス概要図】
[画像2: https://prtimes.jp/i/33988/19/resize/d33988-19-132846-3.png ]
〔参考文献〕
1)和歌山県地域医療構想(平成28年度策定)https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/imuka/chikiiryokoso.html
【株式会社T-ICU】
所在地: 兵庫県芦屋市大桝町3-13(本社)
神戸市中央区港島中町2-1-12 北埠頭ビル3F(神戸オフィス)
設立: 2016年10月
事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス・医療コンサルティング等
代表取締役社長:中西 智之(1976年4月10日生)
資本金: 9,378万円
URL:http://www.t-icu.co.jp/
代表経歴:2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
2013年 守口生野記念病院 救急科 部長
日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医・日本麻酔科学会専門医 等
2019年 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師(救急医学)
2019年 東京女子医科大学 非常勤講師
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社T-ICU
広報担当:盆子原 有香 Bonkobara Yuka
電話:050-5213-8950
メールアドレス:contact@t-icu.co.jp
2019年10月より、T-ICUは那智勝浦町立温泉病院へとサービス提供を開始しました。T-ICUは同院に重症患者管理・救急患者対応に関して相談を提供し、より質の高い医療の提供を目指していきます。
【那智勝浦町立温泉病院 外観写真(左)外来写真(右)】
[画像1: https://prtimes.jp/i/33988/19/resize/d33988-19-838240-2.png ]
【那智勝浦町立温泉病院よりコメント】
院長 山本 康久医師
当院のような地方の中小病院では、主に地域住民や施設入所高齢者が多く受診されますが、当院の医師構成は、院長以外は卒後3年から5年目の若手医師であり、診断や治療方針に悩むことが多く、近隣の300床規模の中核病院医師も多忙であり、相談するにもハードルが高い状況にあります。脳心血管疾患を中心に転院調整のためのネットワークが出来つつありますが、転院調整が前提となることが多く、治療方針や転院するかどうかの相談はしづらい状況にあります。T-ICUは、相談相手が救急医療の専門医で、重症患者をはじめ一人当直の救急患者や入院受け持ち患者の診断治療の相談から転院の必要性まで広く、かつ非常に親身になって乗ってくれるため、ハードルが低く相談できる状況にあり、システムありきでなく「心に寄り添う」相談システムだと感じ喜んでいます。
現場医師の声
導入前は経験した事がない疾患や専門外の患者の管理に悩んだとき、勤務時間外の仲間の医師に相談をしていました。仲間の医師とのディスカッションで解決できる場合もありましたが、他の知見や臨床応用においてアドバイスが欲しいと日々思っていました。T-ICU導入後は、相談がしやすい環境となった事で診断において追加すべき検査や、治療方針を決定するまでの時間、つまり患者さんへアクセスする時間が短縮されたのではないかと思います。また、指導医レベルの医師がシフトに入っているため、コンサルトをする事で新しい学びや気づきもあるため大変助かっています。
今後は、カンファレンス・勉強会にT-ICUのシフト医師を利用することによって自分達の知識のブラッシュアップにもなるのではないかと期待しています。
【那智勝浦町立温泉病院がサービス提携を開始した背景*1】
那智勝浦町立温泉病院は、和歌山県南部の公的病院です。公的病院が果たすべき役割として、地域の各医療機関との機能分化・連携を図りつつ、へき地医療や救急医療など、地域において医療を提供する必要があるとされています。同院は、一番近い高度急性期医療機関である和歌山医療センターへは約90キロあります。そのため、重症化した患者を高次機能病院へ搬送することが都市部に比べて困難な状況です。このような状況から幅広い疾患・重症度の救急患者を診療する責務がありますが、救急科専門医・重症治療専門医が在籍していないという課題がありました。
【日本の集中治療の現状】
集中治療室は、救急搬送後応急処置が行われ容体が一旦安定した患者様や、大きな手術を受けた後の患者様など重症患者を管理する病室です。全国で約1,100あり、その内約300室には5人から10人の集中治療専門医が在籍していると言われていますが、残りの800室には専門医が在籍していません。その理由の一つが、日本に約32万人いる医師の中で、集中治療専門医は0.5%、約1,700人と数が少ないことが挙げられます。
【遠隔集中治療支援の重要性】
日本の集中治療の現状(前項)からも分かるように、本邦で集中治療専門医は充足しておらず、病院間・地域間で格差が認められます 。こうした問題を解決するために、当社代表取締役 中西は、2016年に遠隔集中治療支援を主な事業とするT-ICUを立ち上げました。
集中治療専門医が遠隔から早期に的確な治療方針を提案することで重症患者の予後の改善が見込めます。その結果、多くの重症患者を救うことができると考えています。
【中西(当社)の那智勝浦町立温泉病院へのサービス提供に掛ける想い】
和歌山県南部の広域の地域医療を支えている同院とT-ICUがマッチした理由は2つあると考えています。
1. ICUがある病院へのアクセスが困難な状況である事
2. 若手医師で支えている現場の負担が大きかった事
サービスを開始してから、現場の医師からは上記のようなお言葉をいただき、「医療の質の向上」・「医師の負担軽減」という相反する2つの課題を同時に解決する大きな一歩になったと確信しています。
【T-ICUサービス概要図】
[画像2: https://prtimes.jp/i/33988/19/resize/d33988-19-132846-3.png ]
〔参考文献〕
1)和歌山県地域医療構想(平成28年度策定)https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/imuka/chikiiryokoso.html
【株式会社T-ICU】
所在地: 兵庫県芦屋市大桝町3-13(本社)
神戸市中央区港島中町2-1-12 北埠頭ビル3F(神戸オフィス)
設立: 2016年10月
事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス・医療コンサルティング等
代表取締役社長:中西 智之(1976年4月10日生)
資本金: 9,378万円
URL:http://www.t-icu.co.jp/
代表経歴:2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
2013年 守口生野記念病院 救急科 部長
日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医・日本麻酔科学会専門医 等
2019年 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師(救急医学)
2019年 東京女子医科大学 非常勤講師
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社T-ICU
広報担当:盆子原 有香 Bonkobara Yuka
電話:050-5213-8950
メールアドレス:contact@t-icu.co.jp