愛知文教大学 学内特別展 「日本アニメ文化―サブカルチャーの持つ可能性」のご案内
[10/07/26]
提供元:PRTIMES
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愛知文教大学(所在地:愛知県小牧市 学長:増田孝)では、大学の専門的な知識を開放し、地域の皆様に対して広く学習の機会を提供するため、学内で常に特別展を設置しています。この展示を契機とし、地域の方々が自由に本学を訪れていただき、本学教授陣の専門分野の情報発信の場とすることを目指しています。
今回は、中国や台湾で高く評価を受ける「日本のアニメ文化」を支える象徴的な資料を展示し、サブカルチャーとされる日本アニメの多様な側面や今後の可能性に対する理解の浸透を目的として行っております。
お近くにお越しの際には、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。
【展示概要】
展示テーマ:「日本アニメ文化―サブカルチャーの持つ可能性」
展示カテゴリ:声優・限定版・UFOキャッチャー・台湾
展示資料:アニメ・フィギュア、雑誌等 約30点
展示期間:2010年7月15日〜9月30日まで
展示場所:愛知文教大学 玄関ホール
時間:9:00〜18:00(土日は閉校)
【展示カテゴリ詳細】
今回は、日本アニメ文化を象徴する下記の4つのカテゴリの資料を展示しています。
◆声優の存在感・アニメへの貢献
アニメ産業では、作画に注目が集まりがちですが、日本の声優がアジア各国で多大な評価を受けるように、日本アニメの発展に寄与した声優の演技・技術も正しく評価されていくよう、関連資料を展示しています。
◆複数購入してしまう「限定版」の価値
コンテンツビジネスを、単に「モノを売るビジネス」ではなく、「ファンが自身の支持する作品に対して一票を投じるもの」とする視点で捉えると、改めて『限定版』の意義やファンの意識構築の一端が垣間見られます。
◆UFOキャッチャーから見る『オタク』の心理
オタクと呼ばれる人は、偏見の目や「ムダ・ダメなことをしている」という自覚をしながらも敢えて実践する、という世間一般の合理性に反することに価値を見出しています。それが顕著に表れる「UFOキャッチャー」を例に、オタクの心理と彼らによって発展したアニメ文化の背景を認識していただきたいと思います。
◆「アニメ大国日本」の一番の理解者、台湾
「台湾の渋谷」とも言うべき都市・西門町でのアニメ大型ポスター掲示や、Fancy Frontierなどのアニメイベントの盛況ぶりなどから分かるように、台湾では日本以上にフラットな視点で日本アニメが受け入れられています。今後のアニメ産業の発展のためには、これらのファンを支える価値観を再認識することが不可欠と言えます。
【担当教員インタビュー】
「日本のアニメ文化」の価値浸透を目指して―川田健(准教授/専門:中国思想、中国文化、中国語)
―今回の展示の目的は?
日本はアニメ大国として知られている反面、その「アニメ文化の一端を担う『アキバ系コンテンツ』の価値観が、国内で十分に理解されているとは言い難い状況です。今回の展示では、このような状況に警鐘を鳴らすと共に、「ファンの視点」「海外からの評価」「オタク」「アニメ」など、多くの人々が誤認している価値の発見を目的として各種資料を展示しています。
今回の展示を通して、地域の人々はもちろん、本学所属の学生・外国人留学生にも、改めて日本の文化である『アニメ』を多角的に捉え、その文化の背景や価値を考える機会としてもらいたいと考えています。
―愛知文教大学における、アニメに関する研究事例は?
私の研究室では、中国出身の留学生が、日本人学生とともに『ファンサブ※に関する研究』に取り組み、 「アニメを産業として奨励する政府の視点と、実際のファン(消費者)の認識のズレ」を研究しています。
今後も学生の研究を通じて、国際的な視点の中で『日本アニメ』への理解が浸透・発展することを期待しています。
※映像作品に、愛好家(ファン)が字幕(サブタイトル)をつけたもの。 (例:日本のアニメに、台湾などで現地の言語の字幕をファンが独自に付加すること。)
―アニメ関連の展示予定は?
10月10日に開催される学園祭『愛文祭』では、研究室の学生が中心となり、「アニメ文化は体験するもの」と題した展示を行います。台湾における日本アニメ文化の人気を展示するとともに、本学出身の声優(元交換留学生)KK RYUさんをスペシャルゲストに迎えてコスプレ喫茶を行い、実際にアニメ文化を体験いただける機会とし、来場者の方々に知られざるアニメの魅力を体感していただきたいと考えています。
―学内の特別展示とは?
常に地域に開放している特別展示では、所属教員の専門分野の情報発信の場として、今後もテーマを変えてバリエーション豊かな展示を行なってまいります。また、当展示スペースは、博物館の専門職員「学芸員」志望の学生の実習の場としても機能しており、 「温度湿度計」や「紫外線カットシール」を使った本格的な展示がご覧いただけます。
今回は、中国や台湾で高く評価を受ける「日本のアニメ文化」を支える象徴的な資料を展示し、サブカルチャーとされる日本アニメの多様な側面や今後の可能性に対する理解の浸透を目的として行っております。
お近くにお越しの際には、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。
【展示概要】
展示テーマ:「日本アニメ文化―サブカルチャーの持つ可能性」
展示カテゴリ:声優・限定版・UFOキャッチャー・台湾
展示資料:アニメ・フィギュア、雑誌等 約30点
展示期間:2010年7月15日〜9月30日まで
展示場所:愛知文教大学 玄関ホール
時間:9:00〜18:00(土日は閉校)
【展示カテゴリ詳細】
今回は、日本アニメ文化を象徴する下記の4つのカテゴリの資料を展示しています。
◆声優の存在感・アニメへの貢献
アニメ産業では、作画に注目が集まりがちですが、日本の声優がアジア各国で多大な評価を受けるように、日本アニメの発展に寄与した声優の演技・技術も正しく評価されていくよう、関連資料を展示しています。
◆複数購入してしまう「限定版」の価値
コンテンツビジネスを、単に「モノを売るビジネス」ではなく、「ファンが自身の支持する作品に対して一票を投じるもの」とする視点で捉えると、改めて『限定版』の意義やファンの意識構築の一端が垣間見られます。
◆UFOキャッチャーから見る『オタク』の心理
オタクと呼ばれる人は、偏見の目や「ムダ・ダメなことをしている」という自覚をしながらも敢えて実践する、という世間一般の合理性に反することに価値を見出しています。それが顕著に表れる「UFOキャッチャー」を例に、オタクの心理と彼らによって発展したアニメ文化の背景を認識していただきたいと思います。
◆「アニメ大国日本」の一番の理解者、台湾
「台湾の渋谷」とも言うべき都市・西門町でのアニメ大型ポスター掲示や、Fancy Frontierなどのアニメイベントの盛況ぶりなどから分かるように、台湾では日本以上にフラットな視点で日本アニメが受け入れられています。今後のアニメ産業の発展のためには、これらのファンを支える価値観を再認識することが不可欠と言えます。
【担当教員インタビュー】
「日本のアニメ文化」の価値浸透を目指して―川田健(准教授/専門:中国思想、中国文化、中国語)
―今回の展示の目的は?
日本はアニメ大国として知られている反面、その「アニメ文化の一端を担う『アキバ系コンテンツ』の価値観が、国内で十分に理解されているとは言い難い状況です。今回の展示では、このような状況に警鐘を鳴らすと共に、「ファンの視点」「海外からの評価」「オタク」「アニメ」など、多くの人々が誤認している価値の発見を目的として各種資料を展示しています。
今回の展示を通して、地域の人々はもちろん、本学所属の学生・外国人留学生にも、改めて日本の文化である『アニメ』を多角的に捉え、その文化の背景や価値を考える機会としてもらいたいと考えています。
―愛知文教大学における、アニメに関する研究事例は?
私の研究室では、中国出身の留学生が、日本人学生とともに『ファンサブ※に関する研究』に取り組み、 「アニメを産業として奨励する政府の視点と、実際のファン(消費者)の認識のズレ」を研究しています。
今後も学生の研究を通じて、国際的な視点の中で『日本アニメ』への理解が浸透・発展することを期待しています。
※映像作品に、愛好家(ファン)が字幕(サブタイトル)をつけたもの。 (例:日本のアニメに、台湾などで現地の言語の字幕をファンが独自に付加すること。)
―アニメ関連の展示予定は?
10月10日に開催される学園祭『愛文祭』では、研究室の学生が中心となり、「アニメ文化は体験するもの」と題した展示を行います。台湾における日本アニメ文化の人気を展示するとともに、本学出身の声優(元交換留学生)KK RYUさんをスペシャルゲストに迎えてコスプレ喫茶を行い、実際にアニメ文化を体験いただける機会とし、来場者の方々に知られざるアニメの魅力を体感していただきたいと考えています。
―学内の特別展示とは?
常に地域に開放している特別展示では、所属教員の専門分野の情報発信の場として、今後もテーマを変えてバリエーション豊かな展示を行なってまいります。また、当展示スペースは、博物館の専門職員「学芸員」志望の学生の実習の場としても機能しており、 「温度湿度計」や「紫外線カットシール」を使った本格的な展示がご覧いただけます。