IFMインベスターズ、世界のインフラセクター見通しに関するレポートを発表 インフラ投資が主流へ
[24/04/01]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
*本リリースはIFMインベスターズが豪州で2024年3月28日に英語で発表を行ったプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。オリジナルのプレスリリースの正式言語は英語であり、この内容および解釈については英語版が優先となります。
年金基金を株主とする世界的な運用会社であるIFMインベスターズは、本日発表したレポート「インフラストラクチャー・セクターの見通し2024」で、インフラへの関心が世界的に高まる中、同資産クラスがポートフォリオの新たな要として台頭していると指摘しています。
世界第4位のインフラ・マネージャーであるIFMインベスターズは、インフラ投資における30年の経験をもとに、世界のファンド・マネージャー、アセット・アロケーター、投資家、投資コンサルタントのために主要な投資トレンドを明らかにしました。
本レポートは、特に英国、米国、欧州、アジアの投資家に対し、分散投資のメリットとリスク調整後リターンを最大化するため、オルタナティブ投資のアロケーションからインフラを切り離し、独立した資産クラスとして位置付けるよう促しています。
昨今の世界的な経済変動の中で、インフラのリターンはレジリエンスを示してきたとレポートは述べています。しかし、世界的に見ると、私的年金基金によるインフラへの投資は、目標とする水準を依然下回っており、今後、新規投資の大きな波が押し寄せる可能性があることを示唆しています。
空港、港湾、有料道路などの実物資産は、長らくインフラ投資のポートフォリオの主力でしたが、IFMは、水処理や複合一貫輸送施設などの周辺事業も含めて、将来的に資産クラスと関連リターンのプロファイルが拡大するとも見ています。同時に、インフラ・デットの投資家は、提供する商品を見直しており、気候変動技術を拡大することに価値を見出しています。
本レポートは、IFMがインフラ市場を方向付けると考える以下の主要テーマに焦点を当てています
・インフラ投資が主流へ:確立された実績、マクロ経済的な課題を乗り越えての継続的な強さ、他の資産クラスとの低い相関性により、インフラは独立した資産クラスとしての地位を確立し、世界の投資家はそのメリットを享受しています。
・歴史的にレジリエントなリターンは景気サイクルを超えて継続:インフラの投資リターンは過去2年間、継続してレジリエンスを示しています。特に非上場インフラは他の資産クラスに比べて高いレジリエンスが見られます。
・米国の政策により、気候変動プロジェクトに対する年金資金の投資機会が急増:米国のインフレ抑制法は、税額控除の移転可能性、新興企業へのメリット、年金基金への長期投資機会を通じて、様々なグリーン・プロジェクトに門戸を開いており、他の国や地域もこれに追随しています。
・デットによる成長資金の調達は、気候変動技術や債券投資家にとってゲームチェンジャーに: 低炭素社会の実現には、実証済みの気候変動関連技術の拡充が不可欠です。エクイティによる資金調達が経済的な逆風に直面する中、デットによる資金調達は希薄化のない魅力的な手段を提供する機会があります。
・資産の脱炭素化と気候変動対策は、魅力的なROIを創出:資産運用会社は、輸送インフラからの排出ガス削減を促すために、持続可能な燃料や充電設備を後押ししています。インフラの脱炭素化のための資本支出と合わせて、気候変動の潜在的な影響に備えて将来的に耐性のある資産への同様に重要な投資も行われる必要があります。
・(インフラ施設の)利用者体験への投資は効率性と安全性を向上:投資期間が数十年にわたるインフラ資産運用会社は、現在および長期にわたって利用者と投資家の価値を高めるために、データと新技術を活用しています。
「インフラストラクチャー・セクターの見通し」は、プライベート市場のスペシャリストであるIFMインベスターズが年次で発表しています。レポート全文(英語)はこちら(https://www.ifminvestors.com/siteassets/shared-media/news--insights-PDFs/Infra-outlook-2024/infrastructureoutlook2024.pdf)からご覧いただけます。
IFMインベスターズのインフラストラクチャー運用部門グローバルヘッドのカイル・マンジーニは次のように述べています。
「インフラ運用のリターンのレジリエンスは、最近の市場のボラティリティによって注目を集めています。世界中の投資家が、『インフラはポートフォリオの基盤として扱われるべきだ』という、IFMが30年前から認識していたことを理解し始めています。資金流入と案件獲得競争が激化し、世界的なエネルギー転換を通じて巨大な機会が生まれつつある中、インフラ資産クラスが主流になりつつある転換点にあります。このセクターにとって本当にエキサイティングな時です。IFMは、1990年代のインフラ資産クラスの創生を主導しました。現在の市場環境と新たな投資機会により、30年前にオーストラリアとカナダの投資家に強力なリターンをもたらした先行者利益は復活し、今日、世界の投資家に提供されるようになったと考えます」
IFMインベスターズについて
IFMインベスターズは25年以上前に、人々の退職資金を長期にわたり、保護・成長させることを目的として設立されました。豪州の複数の年金基金を株主とし、2023年6月30日現在、2,170億豪ドルの運用資産残高を有しています。産業界の年金基金が保有する運用会社であるIFMインベスターズは、優れた長期的なリスク・リターン特性を有し、地域社会への幅広い経済的・社会的利益をもたらす資産に焦点を当てることで、目線を共有する世界中の640の投資家の利益を優先しています。IFMは、国連が支援する「責任投資原則」に署名しており、投資先企業と積極的にESG問題に取り組み、投資リスクを最小限に抑えつつネットパフォーマンスを向上させることを目指しています。メルボルン、シドニー、ロンドン、ベルリン、チューリッヒ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨーク、ヒューストン、香港、ソウル、東京のオフィスを拠点にグローバルに事業を展開し、インフラストラクチャー、デット、上場株式、プライベート・エクイティ資産を対象に運用を行っています。詳細については、www.ifminvestors.com をご覧ください。
年金基金を株主とする世界的な運用会社であるIFMインベスターズは、本日発表したレポート「インフラストラクチャー・セクターの見通し2024」で、インフラへの関心が世界的に高まる中、同資産クラスがポートフォリオの新たな要として台頭していると指摘しています。
世界第4位のインフラ・マネージャーであるIFMインベスターズは、インフラ投資における30年の経験をもとに、世界のファンド・マネージャー、アセット・アロケーター、投資家、投資コンサルタントのために主要な投資トレンドを明らかにしました。
本レポートは、特に英国、米国、欧州、アジアの投資家に対し、分散投資のメリットとリスク調整後リターンを最大化するため、オルタナティブ投資のアロケーションからインフラを切り離し、独立した資産クラスとして位置付けるよう促しています。
昨今の世界的な経済変動の中で、インフラのリターンはレジリエンスを示してきたとレポートは述べています。しかし、世界的に見ると、私的年金基金によるインフラへの投資は、目標とする水準を依然下回っており、今後、新規投資の大きな波が押し寄せる可能性があることを示唆しています。
空港、港湾、有料道路などの実物資産は、長らくインフラ投資のポートフォリオの主力でしたが、IFMは、水処理や複合一貫輸送施設などの周辺事業も含めて、将来的に資産クラスと関連リターンのプロファイルが拡大するとも見ています。同時に、インフラ・デットの投資家は、提供する商品を見直しており、気候変動技術を拡大することに価値を見出しています。
本レポートは、IFMがインフラ市場を方向付けると考える以下の主要テーマに焦点を当てています
・インフラ投資が主流へ:確立された実績、マクロ経済的な課題を乗り越えての継続的な強さ、他の資産クラスとの低い相関性により、インフラは独立した資産クラスとしての地位を確立し、世界の投資家はそのメリットを享受しています。
・歴史的にレジリエントなリターンは景気サイクルを超えて継続:インフラの投資リターンは過去2年間、継続してレジリエンスを示しています。特に非上場インフラは他の資産クラスに比べて高いレジリエンスが見られます。
・米国の政策により、気候変動プロジェクトに対する年金資金の投資機会が急増:米国のインフレ抑制法は、税額控除の移転可能性、新興企業へのメリット、年金基金への長期投資機会を通じて、様々なグリーン・プロジェクトに門戸を開いており、他の国や地域もこれに追随しています。
・デットによる成長資金の調達は、気候変動技術や債券投資家にとってゲームチェンジャーに: 低炭素社会の実現には、実証済みの気候変動関連技術の拡充が不可欠です。エクイティによる資金調達が経済的な逆風に直面する中、デットによる資金調達は希薄化のない魅力的な手段を提供する機会があります。
・資産の脱炭素化と気候変動対策は、魅力的なROIを創出:資産運用会社は、輸送インフラからの排出ガス削減を促すために、持続可能な燃料や充電設備を後押ししています。インフラの脱炭素化のための資本支出と合わせて、気候変動の潜在的な影響に備えて将来的に耐性のある資産への同様に重要な投資も行われる必要があります。
・(インフラ施設の)利用者体験への投資は効率性と安全性を向上:投資期間が数十年にわたるインフラ資産運用会社は、現在および長期にわたって利用者と投資家の価値を高めるために、データと新技術を活用しています。
「インフラストラクチャー・セクターの見通し」は、プライベート市場のスペシャリストであるIFMインベスターズが年次で発表しています。レポート全文(英語)はこちら(https://www.ifminvestors.com/siteassets/shared-media/news--insights-PDFs/Infra-outlook-2024/infrastructureoutlook2024.pdf)からご覧いただけます。
IFMインベスターズのインフラストラクチャー運用部門グローバルヘッドのカイル・マンジーニは次のように述べています。
「インフラ運用のリターンのレジリエンスは、最近の市場のボラティリティによって注目を集めています。世界中の投資家が、『インフラはポートフォリオの基盤として扱われるべきだ』という、IFMが30年前から認識していたことを理解し始めています。資金流入と案件獲得競争が激化し、世界的なエネルギー転換を通じて巨大な機会が生まれつつある中、インフラ資産クラスが主流になりつつある転換点にあります。このセクターにとって本当にエキサイティングな時です。IFMは、1990年代のインフラ資産クラスの創生を主導しました。現在の市場環境と新たな投資機会により、30年前にオーストラリアとカナダの投資家に強力なリターンをもたらした先行者利益は復活し、今日、世界の投資家に提供されるようになったと考えます」
IFMインベスターズについて
IFMインベスターズは25年以上前に、人々の退職資金を長期にわたり、保護・成長させることを目的として設立されました。豪州の複数の年金基金を株主とし、2023年6月30日現在、2,170億豪ドルの運用資産残高を有しています。産業界の年金基金が保有する運用会社であるIFMインベスターズは、優れた長期的なリスク・リターン特性を有し、地域社会への幅広い経済的・社会的利益をもたらす資産に焦点を当てることで、目線を共有する世界中の640の投資家の利益を優先しています。IFMは、国連が支援する「責任投資原則」に署名しており、投資先企業と積極的にESG問題に取り組み、投資リスクを最小限に抑えつつネットパフォーマンスを向上させることを目指しています。メルボルン、シドニー、ロンドン、ベルリン、チューリッヒ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨーク、ヒューストン、香港、ソウル、東京のオフィスを拠点にグローバルに事業を展開し、インフラストラクチャー、デット、上場株式、プライベート・エクイティ資産を対象に運用を行っています。詳細については、www.ifminvestors.com をご覧ください。