トルビズオン、三重県伊勢市にて空の移動革命に向け、ドローン配送普及啓発を目的とした実証実験を実施
[22/02/28]
提供元:PRTIMES
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伊勢の名物伝統菓子、赤福「白餅黒餅」を輸送用ドローンで目的地まで輸送
株式会社トルビズオン(代表取締役 :増本 衞)は、「ほめちぎるドローン教習所(大東自動車株式会社 ドローン事業部)」(代表取締役 : 加藤 光一)および株式会社赤福(代表取締役社母兼社長:濱田 勝子)等と、三重県・伊勢市の後援および実験会場周辺自治会のご協力のもと、2022年2月22日に「ドローンを使用した商品の輸送実証実験」を実施致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-693431e81fd6d165257f-0.png ]
■本プロジェクトの趣旨
1. コロナ禍今後「空飛ぶクルマ」として貨物輸送や人の運行手段としても期待が高まり、2022年12末頃には免許制の導入が予定されております。
本実証実験ではドローン輸送の社会実装の可能性を主に以下の観点から検証を行いました。
・ドローンによる商品配送の需要
・DID地区周辺での飛行時における通信環境の確認
・三重県および伊勢市におけるデジタル社会推進へのフィードバック
2.近隣にお住まいの方・店舗へのリスクのご理解
本実験の離陸地点は人口集中地区(DID:Densely Inhabited District)に該当し「観光地にある店舗の中庭から出発し自動飛行で目的地へ商品を届ける」という全国的にもほとんど例を見ない試みです。
そのため、近隣にお住まいの方・店舗、観光客の方へのリスク最小化を目的とし以下の対応を行いました。
・一般非公開とし事前に周知しないことで実験当日の無用な混乱を避ける
・飛行ルートにおける国土交通省・三重県・伊勢市の管理課への事前・事後の説明・手続き対応
・飛行ルート周辺自治会への事前・事後の説明
・事前に設定したルートを自動飛行しパイロット2名が連携し目視飛行を継続緊急時に手動操縦でバックアップ
・監視員3名が飛行ルート途中の道路・橋の歩行者の往来を確認・無線でパイロットと共有、飛行前の風速確認
■実証実験の概要
日時:2022年2月22日(火)6:30〜10:00
場所:三重県伊勢市 赤福五十鈴川店〜県営陸上競技場
離陸場所:赤福五十鈴川店 (〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田1丁目11−5)
着陸場所:県営陸上競技場補助グラウンド (〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町510)
実験内容:
赤福「白餅黒餅」を輸送用ドローンで目的地まで輸送する。 ※飛行ルートは下図参照
使用機体:DJI Matrice300RTK 改(輸送BOXを取り付け輸送用機体として改造)
搬送重量:約1.8kg(白餅黒餅(8個入り)4箱)
搬送距離:約1.2km
飛行条件:天候:晴れ
気温 9℃
離陸前最大風速 3.0m/s
最大高度 65m
運航速度 3m/s(10.8km/h)
[画像2: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-a59548e0ec3690a44343-1.png ]
実証実験の模様:
・メイキング映像
YouTubeチャンネルURL
タイトル:【三重県伊勢市 ドローン輸送実証実験】「ソラへの挑戦」
YouTube動画URL:https://youtu.be/rhPz87th6XY
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=rhPz87th6XY ]
・離陸地点(赤福五十鈴川店)
[画像3: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-6e21938803d1d92ff1a7-2.png ]
・着陸地点(県営陸上競技場補助グラウンド)
[画像4: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-8c1a2003423ca4b05f6d-3.png ]
検証結果:以下の3つの検証ポイントについて、検証結果をご報告します。
1. ドローンによる商品配送の需要
商品提供元の株式会社赤福様、周辺地域自治会長およびその他関係者の方々にヒアリングを行いました。
コロナ以降で観光地への客足は鈍り、サービス提供方法の見直しや対面販売以外の販路を広げる必要があるとの意見を多くいただきました。
通販で受注した商品の輸送を行う物流会社もガソリン高騰やドライバー不足など慢性的な課題を抱えており、ドローン輸送が社会実装されお客様に商品を届ける選択肢が増えることは、今後の伊勢を中心とした三重県の観光地における経済的課題解消の一助になると考えております。
2. DID地区周辺での飛行時における通信環境の確認
離陸地点と着陸地点にパイロットを2名配置、自動飛行⇒着陸の精度を上げるためGNSSの測位を補正するD-RTK2モバイルユニットを赤福店舗前に設置しました。
D-RTK2ユニットの通信距離は仕様上2km(障害物や電波干渉がない状態)となっていますが、離陸地点と着陸地点の2点間の直線距離約500mの間に木々やフェンスなどの遮蔽物が多く、D-RTK2ユニットと送信機の接続がうまくいかず着陸地点の座標が2m弱ずれたため、パイロットの手動操縦で補正し無事着陸いたしました。
3. 三重県および伊勢市におけるデジタル社会推進へのフィードバック
2.のとおりハード面の課題はありましたが、パイロット・監視員の連携で安全に実証実験を完遂、当初目的を達成できました。
また、他県の事例よりも日常生活に近い環境下で検証ができたため、今回で得られた知見を三重県および伊勢市が推進するデジタル社会推進事業にフィードバックし、レベル4(人口集中地区・目視外飛行)解禁に合わせてドローン輸送の社会実装を推進してまいります。
実証実験参加団体:
実証実験:
株式会社トルビズオン ※実証実験アドバイザリー
ほめちぎるドローン教習所(大東自動車株式会社 ドローン事業部) ※プロジェクト事務局
株式会社赤福 ※離陸地点店舗提供・運搬用商品提供
みえ防災まちづくり実行委員会(オールリリーフ・株式会社エス・アイ・シー)※監視員
協力:
スポーツの杜伊勢 ※着陸地点使用許可
伊勢おはらい町会議 ※周辺自治会へのご協力
後援:
三重県・伊勢市・伊勢商工会議所
【株式会社トルビズオンの概要】
設立 : 2014年4月
代表者 : 代表取締役 増本 衛
URL : https://www.truebizon.com/
事業内容 : ドローン特化型コンサルティングサービス
■トルビズオンが提供するワンストップサービス■
ドローンを活用した新規事業開発にあたり、ビジネスデザインから事業開始までトータルサポートを行います。
(サービスの事例)
・自社が置かれているドメインにおけるドローンの活用方法の検討ならびに分析
・既存のアセットやネットワーク、ノウハウを活用したドローン事業戦略デザイン
・パートナー選定、実証実験、詳細の調整などのコーディネーション
株式会社トルビズオン(代表取締役 :増本 衞)は、「ほめちぎるドローン教習所(大東自動車株式会社 ドローン事業部)」(代表取締役 : 加藤 光一)および株式会社赤福(代表取締役社母兼社長:濱田 勝子)等と、三重県・伊勢市の後援および実験会場周辺自治会のご協力のもと、2022年2月22日に「ドローンを使用した商品の輸送実証実験」を実施致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-693431e81fd6d165257f-0.png ]
■本プロジェクトの趣旨
1. コロナ禍今後「空飛ぶクルマ」として貨物輸送や人の運行手段としても期待が高まり、2022年12末頃には免許制の導入が予定されております。
本実証実験ではドローン輸送の社会実装の可能性を主に以下の観点から検証を行いました。
・ドローンによる商品配送の需要
・DID地区周辺での飛行時における通信環境の確認
・三重県および伊勢市におけるデジタル社会推進へのフィードバック
2.近隣にお住まいの方・店舗へのリスクのご理解
本実験の離陸地点は人口集中地区(DID:Densely Inhabited District)に該当し「観光地にある店舗の中庭から出発し自動飛行で目的地へ商品を届ける」という全国的にもほとんど例を見ない試みです。
そのため、近隣にお住まいの方・店舗、観光客の方へのリスク最小化を目的とし以下の対応を行いました。
・一般非公開とし事前に周知しないことで実験当日の無用な混乱を避ける
・飛行ルートにおける国土交通省・三重県・伊勢市の管理課への事前・事後の説明・手続き対応
・飛行ルート周辺自治会への事前・事後の説明
・事前に設定したルートを自動飛行しパイロット2名が連携し目視飛行を継続緊急時に手動操縦でバックアップ
・監視員3名が飛行ルート途中の道路・橋の歩行者の往来を確認・無線でパイロットと共有、飛行前の風速確認
■実証実験の概要
日時:2022年2月22日(火)6:30〜10:00
場所:三重県伊勢市 赤福五十鈴川店〜県営陸上競技場
離陸場所:赤福五十鈴川店 (〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田1丁目11−5)
着陸場所:県営陸上競技場補助グラウンド (〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町510)
実験内容:
赤福「白餅黒餅」を輸送用ドローンで目的地まで輸送する。 ※飛行ルートは下図参照
使用機体:DJI Matrice300RTK 改(輸送BOXを取り付け輸送用機体として改造)
搬送重量:約1.8kg(白餅黒餅(8個入り)4箱)
搬送距離:約1.2km
飛行条件:天候:晴れ
気温 9℃
離陸前最大風速 3.0m/s
最大高度 65m
運航速度 3m/s(10.8km/h)
[画像2: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-a59548e0ec3690a44343-1.png ]
実証実験の模様:
・メイキング映像
YouTubeチャンネルURL
タイトル:【三重県伊勢市 ドローン輸送実証実験】「ソラへの挑戦」
YouTube動画URL:https://youtu.be/rhPz87th6XY
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=rhPz87th6XY ]
・離陸地点(赤福五十鈴川店)
[画像3: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-6e21938803d1d92ff1a7-2.png ]
・着陸地点(県営陸上競技場補助グラウンド)
[画像4: https://prtimes.jp/i/46605/21/resize/d46605-21-8c1a2003423ca4b05f6d-3.png ]
検証結果:以下の3つの検証ポイントについて、検証結果をご報告します。
1. ドローンによる商品配送の需要
商品提供元の株式会社赤福様、周辺地域自治会長およびその他関係者の方々にヒアリングを行いました。
コロナ以降で観光地への客足は鈍り、サービス提供方法の見直しや対面販売以外の販路を広げる必要があるとの意見を多くいただきました。
通販で受注した商品の輸送を行う物流会社もガソリン高騰やドライバー不足など慢性的な課題を抱えており、ドローン輸送が社会実装されお客様に商品を届ける選択肢が増えることは、今後の伊勢を中心とした三重県の観光地における経済的課題解消の一助になると考えております。
2. DID地区周辺での飛行時における通信環境の確認
離陸地点と着陸地点にパイロットを2名配置、自動飛行⇒着陸の精度を上げるためGNSSの測位を補正するD-RTK2モバイルユニットを赤福店舗前に設置しました。
D-RTK2ユニットの通信距離は仕様上2km(障害物や電波干渉がない状態)となっていますが、離陸地点と着陸地点の2点間の直線距離約500mの間に木々やフェンスなどの遮蔽物が多く、D-RTK2ユニットと送信機の接続がうまくいかず着陸地点の座標が2m弱ずれたため、パイロットの手動操縦で補正し無事着陸いたしました。
3. 三重県および伊勢市におけるデジタル社会推進へのフィードバック
2.のとおりハード面の課題はありましたが、パイロット・監視員の連携で安全に実証実験を完遂、当初目的を達成できました。
また、他県の事例よりも日常生活に近い環境下で検証ができたため、今回で得られた知見を三重県および伊勢市が推進するデジタル社会推進事業にフィードバックし、レベル4(人口集中地区・目視外飛行)解禁に合わせてドローン輸送の社会実装を推進してまいります。
実証実験参加団体:
実証実験:
株式会社トルビズオン ※実証実験アドバイザリー
ほめちぎるドローン教習所(大東自動車株式会社 ドローン事業部) ※プロジェクト事務局
株式会社赤福 ※離陸地点店舗提供・運搬用商品提供
みえ防災まちづくり実行委員会(オールリリーフ・株式会社エス・アイ・シー)※監視員
協力:
スポーツの杜伊勢 ※着陸地点使用許可
伊勢おはらい町会議 ※周辺自治会へのご協力
後援:
三重県・伊勢市・伊勢商工会議所
【株式会社トルビズオンの概要】
設立 : 2014年4月
代表者 : 代表取締役 増本 衛
URL : https://www.truebizon.com/
事業内容 : ドローン特化型コンサルティングサービス
■トルビズオンが提供するワンストップサービス■
ドローンを活用した新規事業開発にあたり、ビジネスデザインから事業開始までトータルサポートを行います。
(サービスの事例)
・自社が置かれているドメインにおけるドローンの活用方法の検討ならびに分析
・既存のアセットやネットワーク、ノウハウを活用したドローン事業戦略デザイン
・パートナー選定、実証実験、詳細の調整などのコーディネーション