【SolidWorks】SolidWorks連携の3DVIA Composerでテクニカルイラストを作成。設計者自らが、設計意図を正確に伝達する、説明書作りに成功
[10/11/10]
提供元:PRTIMES
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創意工夫を生み出すツールとして1995年からいち早くSolidWorksを導入してきた、飲食店向け業務用調理機器のメーカーである株式会社千葉工業所におけるSolidWorks、3DVIA Composerの活用事例のご紹介です。
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独創性豊かな業務用調理機器のメーカーである千葉工業所の出発点は、創業者である長島三男氏が、プラスチック金型製造を開始した1964年である。
「転換点となったのが、創業12年目の1976年です。板前さんから相談を受けて、大根などの『かつらむき』をする機械を開発したところ、大変に喜ばれたので、以降、刺身のツマ切り、千切り、みじん切りなどの業務用調理機器を次々に開発してきました」と常務取締役の長島光敏氏は語る。 現在では、売上のほぼ100%を調理機器製造が占めており、海外にも輸出している。
同社が1995年にいち早くSolidWorksを導入したのは、平面図では気づかなかったことがパッとわかるビジュアル力だ。 「早い段階で全体を把握でき、いろいろな角度から見ているだけでも、『あ、ここをこうすればいいんだ』とひらめきます。企画力、開発力で勝負をしている企業になくてはならない、アイデアを生み出すのを助けてくれるツール」と長島常務は語る。
今では、企画・構想の段階からすべてSolidWorksで描く。また、Vegg Slicerの開発では、マグネットスイッチと押し棒の動きを、SolidWorksのアニメーション機能を使って確認した。安全性を高めつつ、使い勝手も損なわないように配慮したのである。
試作の段階では、大型部品や複雑な形状の部品を社外で光造形するときに、SolidWorksのデータを活用する。金型製作も、社外の業者にSolidWorksの生データを送って、スムーズに進めている。最後の組み立ては社内で行い、出荷品の品質をハイレベルに統一している。
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http://www.solidworks.co.jp/newsarticle/casestudy/ChibaiIdustries
2009年、同社はSolidWorks 製品ドキュメント作成ツール「3DVIA Composer」を導入した。 「SolidWorksの設計データを利用して、設計者自らが、画質の良いきれいなテクニカルイラストを短時間で描く」という、やりたかったことができるツールであるからだ。 使い慣れたSolidWorksと操作が同じなので、わざわざ学習する必要がないのも評価ポイントだ。また、イラスト作成後も、SolidWorks側で発生した設計変更を自動的に反映できるツールである。 「いままで、取扱説明書に掲載するテクニカルイラストの作成には大変手間がかかっていました。プロのイラストレータに依頼するのですが、基本的に1週間かかります。少し違う角度のイラストが欲しいとなると、さらに1週間待ちです。ワイヤフレームのスクリーンショットをいろいろな角度からとり、イラストレータと会って細かい説明をするなど、準備作業にも手数がかかっていました」(長島常務)。 3DVIA Composerは、「設計者自らの手の内で」、テクニカルイラストを簡単に作成できるのがポイントだ。Vegg Slicerの場合には、組立手順書も取扱説明書も、長島常務がそれぞれひと晩で作り上げた。
利用者向けの取扱説明書では特に、ケガをしたり事故が起きたりしないように、安全な扱い方を正確に伝達することが大切だ。文章を読まなくても、絵や写真を見れば理解できるように、表現のしかたや見せる角度などに工夫を重ねている。
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SolidWorksに3DVIA Composerを追加したことで、千葉工業所では、「設計者自らによる、設計意図を反映させたテクニカルイラスト作り」が自在にできるようになった。 「さらに、アニメーションで説明する取扱説明書をホームページに掲載するなど、当社ならではの特長を出すために、3DVIA Composerをさらに活用していきたい。また、当社製品は基本的に、『コンパクトであり、手で持って運べる』、『頑丈』、『安全性への配慮が行き届いている』という評価を得てきましたが、今後は、より騒音や振動が少ないことも特長にしていきたい。解析をはじめとして、SolidWorks自身の活用方法もさらに深めていかなければなりません」と長島常務は意欲的に語った。
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