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クエスト-探求者たち-




“探求者たち”に迫るWOWOWオリジナルヒューマンドキュメンタリー!


■フラワーアーティスト ニコライ・バーグマン 和の心を飾る
8月2日(日) 午前10:00

 11年前、大きな夢を胸に日本に降り立ったデンマーク人学生がいた。フラワーアーティストのニコライ・バーグマン。
繊細にして大胆なアレンジメントで、驚きと興奮と感動を多くの人に伝えてきた。学生時代に卒業旅行で日本を訪れ、日本のフラワーアレンジメントに魅了され日本で修行を積むことを決めた。それから11年。東京の一等地に店を構えるまでになったニコライ。
ニコライスタイルを決定的なものにしたのは「フラワーボックス」と呼ばれる、箱を開けると花がぎっしり詰め込まれている絵画のように美しいフラワー
アレンジスタイル。贈られる女性側の嬉しい驚きはもちろん、贈る側の男性の気恥ずかしさも解消したサプライズに満ちたフラワーボックスは、瞬く間に
ヒット商品となり、ニコライの名前が広く知れ渡るきっかけとなった。
そして、今年6月にニコライは故郷デンマーク・コペンハーゲンにて国外初めてとなる店をオープンし、エキシビジョンを開催する。舞台となるのは、
創業230年の伝統を誇るデンマークの高級陶磁器ブランド、ロイヤルコペンハーゲンの本店とその庭。
デンマークで育ち、日本で文化を吸収し、自分自身のオリジナルなセンスで勝負してきたニコライは、果たして何を表現して何を伝えるのか?
故郷であるコペンハーゲンの街に素敵なサプライズを巻き起こすまでを追う。


■日本の動物園を変えた男たち -小菅正夫・岩野俊郎・島泰三-
8月9日(日) 午前10:00

 かつて閉園の危機に瀕した北海道・旭山動物園と福岡県・到津(いとうづ)の森公園を再建した2人の男がいる。旭山動物園・小菅正夫(現・名誉園長)と到津の森公園・岩野俊郎(園長)である。
真摯な姿勢で動物園の在り方とその使命を考える2人は同志・親友であり、終生のライバルでもある。そんな彼らが多大な影響を受け、兄事する
島泰三博士。彼は、マダガスカルの国立動植物園にアイアイの繁殖施設を作り、上野動物園にアイアイを贈ると同時に、マダガスカル北部地方にアイアイの保護地区を新設した動物学者である。園の改革を進める岩野園長と、3月に退職、名誉園長に任命され、新たな目標を模索する小菅名誉園長に、島博士からある提案がなされた。それは、一度自分自身の目で野生動物を見ること。ここから2人の園長と島博士が、野生動物の宝庫アフリカ・ケニアを訪れることとなった。一騎当千の破天荒な男たち3人がアフリカの地で生命の息吹と対峙するとき、究極の動物園造りの新たな一歩が始まる。それぞれの夢の実現に挑戦する男たちの生き様と尽きることのない情熱をドキュメントする。


■「森の中へ」-養老先生が歩くニッポン国-
8月16日(日) 午前10:00
 人、虫、生きとし生けるものの“自然”を見つめてきた解剖学者、養老孟司。
著作「バカの壁」は、戦後最大のヒット作の一つとなり、活躍の分野も多岐にわたって満遍なく、その刺激的な発言で老若男女の養老ファンを増やし続けている。そんな彼が、今もっとも関心を寄せているのが“環境問題”で、その答えは、『森』にあると説く。番組は、養老孟司の日常の暮らしや森への旅を通して、人の手に負えない自然を人が頭でコントロールできる世界=「都市」に変えてきた姿を浮かび上がらせるとともに、それに抗おうと活動する養老孟司の姿を描く。


■振付師・香瑠鼓-即興が創り出す世界
8月23日(日) 午前10:00

 決して表舞台とは言い難い振付師。しかし、誰もが一度は見たことのある「グリコポッキー」や「カゴメラブレ」のCM、そして音楽界話題のPerfumeが出演した「リサイクルマークがECOマーク。」キャンペーンのCMを始め、映画・音楽・舞台・テレビなど幅広い分野で1,000を超える振り付けを生み出し、
今年4月に52歳を迎えた今もなお、世間に強烈なインパクトを与え続ける振付師が存在する。それが『香瑠鼓(カオルコ)』だ。
レコード大賞受賞となった89年アイドルデュオ・Winkの「淋しい熱帯魚」と、90年BBクィーンズ「踊るポンポコリン」の振り付けを筆頭に、フジカラー
「写ルンです」(沢口靖子、稲垣吾郎)、「JRAシリーズ」(木村拓哉)、「タカラCANチューハイ」(藤原紀香)、「きっかけはフジテレビ」(水前寺清子、久本雅美ほか)、そして“赤ちゃんが泣き止む”として話題騒然だった「タケモトピアノ」のCMなど、ヒットの裏に香瑠鼓の存在ありとして、常にメディアの第一線で
活躍してきた。その一方で、学習障害や身体障害を持つ人々とアーティストとして関わり、ダンスを通したバリアフリーワークショップも定期的に開催。
また、今年4月の港北区制70周年・横浜開港150周年記念フラッシュダンスイベントに向け、1年がかりで指導してきた中高生約30人に個性の大切さを教えるなど、子供たちの秘めている無限の可能性を引き出す活動を行っている。そんな香瑠鼓のライフワークにおいて、全てに共通する言葉が『即興』だ。
心の開放・自己の覚醒を促す独創的なこの身体表現には、多くの人々が幸せになって欲しいという彼女の願いも込められている。そして、今年は“世界へ挑戦したい”思いを胸に、本人主演・プロデュースの舞台公演「玉響(たまゆら)に・・・」を8月に催す。国境や言葉を越えた『即興が創り出す世界』とは?
香瑠鼓のライフワークを長期的に密着取材し、彼女の挑戦に迫る。


■よみがえれ!岡本太郎の「青春」 絵画修復家 吉村絵美留
8月30日(日) 午前10:00

 岡本太郎の幻の壁画「明日の神話」。30年以上もメキシコで埃にまみれ傷んでいたこの名作を、見事に蘇らせた男が、絵画修復家・吉村絵美留(60)だ。
この道35年、今までに手がけた作品は1万点を越え、国内外多くの名作をこの世に蘇らせてきた。
「修復家の仕事は、今ある作品を未来へ残すための架け橋のようなもの」と目を輝かせる吉村。名画を現代に蘇らせるのが彼の使命だ。絵を修復する作業は、美術館では見ることが出来ない芸術家の素顔が垣間見えると言う。吉村が、岸田劉生や牧野邦夫ら失われた名画の復元に挑む姿にカメラが密着。様々な名画に秘められた物語、さらには偉大なる芸術家の素顔にも迫る。



関連番組/「クエスト-探求者たち-」8 月の再放送

クエスト-探求者たち- 近藤等則 この魂の、いのちの「音色」が聞こえるか?   8 月4 日( 火) 深夜3:30 [HV]

クエスト-探求者たち- 「つくる建築」と「つくらない建築」 安藤忠雄の挑戦  8 月12 日( 水) 午後5:00 [HV]
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