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38刷りのロング・ロングセラー!発刊から14年でも全く色あせない“考えるための道具”=『考具』の魅力とは?著者自身が語る、「考えること」と「スポーツ」の共通点も【旭屋書店主催:著者インタビュー】

旬な作家の意外な素顔が・・・?旭屋書店「本TUBE」ピックアップ本、著者出演インタビュー企画!

旭屋書店による1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画として、ロングセラー『考具』の著者、加藤昌治さんにインタビューを実施!『考具』の魅力について語っていただきました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/13301/25/resize/d13301-25-442084-1.jpg ]


◆本編再生はコチラ!
http://www.hon-tube.com/pc/movie.php?movieid=1978

今回旭屋書店では、長年愛され続けているロングセラービジネス書として、2003年に発売されてから現在に至るまで38刷りされているという『考具』をピックアップし、著者・加藤昌治さんへのインタビューを実施した。インターネットも黎明期、社会の情勢も現在と全く異なる時代に生まれた書籍が、なぜ当然のように現在も売れ続けているのか?考えるための道具という意味を込めた、『考具』とは一体どんなものなのか?著者本人とともに、その魅力に迫ってみる。

「14年前の本なので例えばSNSも入っていませんし、ツール的には古いと思うんですね。ただ、考えるっていう事の本質的なプロセスは追いかけられていると思うので、そこがウケている…というよりは確認していただいているのでしょう。」

新しく仕事を始める社会人の方も、教材として使用していることが多いという本著。企画職はもちろんのこと、そうでない職種でもアイデアを求められる場は多く、誰もが行き詰ったことがあるのではないだろうか。大手広告会社においてマーケティングとマネジメントを担当する加藤さん自身も、かつてはアイデア欠乏症に悩んでいたという。『考具』は、そんなアイデア出しに悩む状況を打開するノウハウが満載だ。中でも「マンダラート」という方法について、具体的な使用例を含め非常に分かりやすく解説してある。紙に大きめの正方形を描き、9つのセルに区切れば準備は完了。真ん中に考えたいテーマを描き、そのテーマから連想させるもの、テーマに対する答えで周辺のセルに埋めていく方法を指す。

「考える時って、新しいアイデアはゼロから生まれるのではなくて、既存の要素の組み合わせなんです。既存の要素とは、自分の体験なんですよね。直接の体験でも良いですし、間接的な体験でもいいですけど、自分の知らないことは言えないので、アイデアにはつながらない。マンダラを開いていくときには、知ってることを埋めていくだけ。元々のお題からは離れていくんですけど、そこでなにかアイデアにつながるようなキーワードがぽろっと出てきたらラッキーなんです。」


[画像2: https://prtimes.jp/i/13301/25/resize/d13301-25-880550-4.jpg ]


アイデアというものは、“わがままに考えること”が大事なので、直感で良いと述べる加藤さん。そんな加藤さんは普段どのぐらいの数をアイデア出ししているのだろうか?
「最終的なアイデアとしては20から30個。その中で自分の中で良いというものが1つ、2つあったら今日凄い調子いいな、3つあったら帰り道で嫌なことが起こるんじゃない?っていうような感じです。そのくらい良いアイデアの確率って低いんです。皆さんちょっと誤解をしていて、『アイデアは全部凄くなきゃダメなんじゃないか』という風に考えがちです。でも、アイデアなんてほとんど下らないんですよ、だからいっぱい考える。」

そんな加藤さんは、『考具』の発刊から14年、読んだだけで実践しなくては意味がないという考えのもと、計150回以上ものワークショップを開催し続けている。最近、そのワークショップの冒頭で、必ず話すことがあるという。
「ワークショップでは、『考えることはスポーツだ』と断言しています。ポテンシャルは高くても、そんなに上手にプレイできないかもしれない。野球とバスケットボールでは身体の動かし方が違うのですぐには慣れない。試合でいえば、都度判断してすぐ身体を動かしていかなければならないので、反復の練習をしないと動けない。考えることも同じだと思っていて、考えるという競技に、頭と身体の動かし方があって、それをまず知っているかどうか?あとはそれを練習したことがあるかどうかで全然違うんじゃないか?と思っています。ただ、考える、という競技は普通のスポーツよりも練習しやすいんじゃないでしょうか。」

ちなみに、この本の最後ページには「もっと聞きたいと思った方は、質問してください」と記載されている。これは本を読んで沸いた疑問を加藤さんが直接答えるという、本としては有り得ないような企画だ。さらに驚かされるのは、14年経った今でも年に数件寄せられる質問に答えているという。これは、自身が本を読んで聞きたいことがあっても聞けずに悩んだ経験をもとに発案した、手厚いアフターサービスなのだそう。アイデア出しの難しさ、それに悩む人の心を理解する加藤さんだからこそ生み出せた、ロングヒットビジネス書。考えることをもっと簡単に、もっと楽しくしてくれる、アイデアを求めるすべての人たちに、ぜひ手に取っていただきたい“道具”である。

[画像3: https://prtimes.jp/i/13301/25/resize/d13301-25-292998-3.jpg ]

単行本(ソフトカバー): 239ページ
出版社: CCCメディアハウス

[画像4: https://prtimes.jp/i/13301/25/resize/d13301-25-485181-0.jpg ]

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