【開催レポート】9つの業界におけるテクノロジー活用を学ぶウェビナーイベント「SEcollege IT Festival 2023」
[23/04/06]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
【延べ830名以上が参加!】スポーツDX、農業DX、デジタルマーケティングなど9つのセッションを開催したイベント「SEcollege IT Festival 2023」開催レポートを公開します
IT人材教育会社である株式会社SEプラス(所在地:東京都千代田区、代表取締役:村田 斉、以下当社)は、2023年3月7日(火)、3月8日(水)にオンラインイベント「SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜」を開催しました。2日間で延べ830名以上のお客様にご参加いただきました。
※SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜特設サイト
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege-festival2023/
[画像1: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-e557c3005609c3ead943-14.jpg ]
開催の背景
近年、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進められています。それに伴い、エンジニアだけでなく非エンジニアの人々も、デジタルツールを業務やビジネスに活用するために、リスキリングの取り組みなどITを学ぶ機運が高まってきました。
非エンジニアがITを学ぶ際、企業が教育の機会を設けることも大切ですが、まず、当人がITスキルを身に付けたいと意欲を持つことが大切です。
そこで当社では昨年2022年より、人々がITに興味を持ち、学ぶきっかけをつくる取り組みとして、オンラインイベント「SEcollege IT Festival」を発起しました。本イベントは当社で運営するIT専門定額制研修サービス「SEカレッジ」が主催となり、様々な業界や視点からテクノロジーの今と未来の話を聞くことができるウェビナーイベントです。
本年は、第2回目として「SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜 」を開催いたしました。
開催レポートダイジェスト
■スポーツITの進化論
パネリスト:
・壁谷 周介氏
横浜DeNAベイスターズ 執行役員 チーム統括本部副本部長
・田茂井 憲氏
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 執行役員
B.MARKETING株式会社 執行役員
・江藤 美帆氏
南葛SC マーケティング部長
株式会社マイナビ社外取締役
株式会社カワチ薬品社外取締役
株式会社リミックスポイント社外取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/OFIYTNt-vCg
[画像2: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-4ac5cfef15568b7c08d8-10.jpg ]
各スポーツ業界での DX の取り組み
パネリストの皆様がテクノロジーを駆使して取り組まれていることを伺いました。
・横浜DeNAベイスターズでのDX の取り組み
壁谷氏曰く、チーム強化において、テクノロジー活用をされているそうです。野球業界では 2002年頃から、統計データから選手を客観的に評価する「セイバーメトリクス」という分析が行われました。 その後「トラックマン」が導入され、そのトラッキングデータにより試合中のボールの動きや、選手の動きがわかるようになったそうです。 現在は「ホーククアイ」という AI による画像解析により、さらに豊富なデータを取得しています。従来はデータをいい選手を獲得することに役立てていた時代から、データを選手の強化に使う時代へ変わったとのことです。
・公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグでのDX の取り組み
田茂井氏は現在B.LEAGUE にて、システムプラットフォームの整備やデジタルコンテンツマーケティングの推進に努めているとのことです。B.LEAGUE では年間 1000 試合以上を、「バスケット LIVE 」というアプリで配信しており、その撮影データと試合のスタッツデータをリアルタイムで掛け合わせ、AI が分析しています。
それを基にリアルタイムで、試合のハイライトだけでなく選手に特化したハイライト、ダンクシュートなどのショートクリップ映像を作っているそうです。
・南葛SCでのDXの取り組み
江藤氏によると南葛SCでは、選手社員という、選手でありながら営業としても活動している社員がいるため、その社員教育としてSEカレッジを活用し、ITリテラシーの向上をはかっているそうです。その他、マーケティングの観点ではFiNANCiE (フィナンシェ)というファントークンの仕組みを導入し、ファンディングを行っているそうです。ファントークンは、ファンクラブとクラウドファンディングを足したような、クラブを応援できる新しい仕組みであり、他のスポーツ、クラブでも取り組めるので、オススメだそうです。
※FiNANCiE (https://financie.jp/)
■いま知りたい!量子コンピュータが創る未来とは?
パネリスト:
武田 俊太郎氏
東京大学大学院工学系研究科 准教授
アーカイブ動画:
https://youtu.be/53HESXiEGCo
[画像3: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-dae7e10504659acaa8d2-7.jpg ]
量子コンピュータとは何か
そもそも量子コンピュータとは何なのか説明していただきました。
量子はとても不思議な振る舞いをし、その不思議な振る舞いを使って新しい計算の原理のコンピュータを作ろうとしているのが量子コンピュータとのことです。これまでのコンピュータの延長にあるものではなくて、そもそも違う原理で動く新しいコンピュータであると理解するのがよいそうです。
量子コンピュータの未来
量子コンピュータが創る未来として、将来的に我々にどのような恩恵があるのかを伺いました。
材料や薬の開発、また最適化においても量子コンピュータが活用されるそうです。
将来的にはオーダーメイドの薬ができたり、トラックの最も効率歴な運送ルートがわかるようになったりするかもしれないとのことです。
ただし、実用化には20年以上かかるといわれており、量子コンピュータの発展のために多くのプレイヤーが求められています。
■リスキリング座談会〜企業の成長に向けた学びなおしを考える〜
パネリスト:
・馬場 亮子氏
株式会社野村総合研究所 人材開発部長
・荒田 祐子氏
株式会社ベネッセコーポレーション Digital Innovation Partners DX人財開発部
アーカイブ動画:
https://youtu.be/czZjunA0ib4
[画像4: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-ad50c4214b8eb6f0fae4-4.jpg ]
野村総合研究所の取り組み
現状のスキルに“アドオン”するという考えで、社員教育に力をいれているとのことです。DX だけは職種を超えて必要だという認識で 12 の DX スキルを定義し、座学や大学との連携を含め毎年 100 講座程度を社員へ提供されているそうです。
※リスキリングには「スキルをリセットして転換する」という意味があるため、野村総合研究所内ではリスキリングという言葉自体は使っていないとのこと
ベネッセコーポレーションの取り組み
全社員の DX リテラシー向上と、デジタルサービスに携わる DX 職種を一人でも多く育成することを目的に、リスキリングを始められたそうです。全社員が対象のデジタル基礎研修では、マインドや視野を広げることを目的として、毎年 4 月に社内外の DX 事例をオンラインイベントのように紹介しているそうです。
リスキリングを実施するための工夫
野村総合研究所では、強制ではなく挙手して受講するスタイルなので、タイトルや講師などを工夫し、講座を魅力あるものにされているそうです。
ベネッセコーポレーションでは年間で 3 日間のリスキル休暇を作ったり、研修内容を業務に近づけ、すぐに現場で活かせるよう、内容も工夫をされているとのことでした。
■農業DXのすすめ 〜農業のミライを切り拓くために〜
パネリスト:
渡邊 智之氏
一般社団法人日本農業情報システム協会 代表理事
スマートアグリコンサルタンツ合同会社 代表/CEO
特定非営利活動法人ブロ-ドバンド・アソシエション 事務局次長
アーカイブ動画:
https://youtu.be/sPBxJcCyF38
[画像5: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-8e64ce51d2e09addba0e-3.jpg ]
スマート農業、農業 DX が求められる背景
現在、農業者の平均年齢は、 67 〜 68 歳と言われており、年間で10 万人近い農業者が減っているそうです。 今、農業者は 170 万人ぐらいなので、このペースだと、あと 17 年で農業者がいなくなってしまいます。
そのため、今いる人たちで、少しでも多くの田んぼや畑を守るには、ロボットや IT に頼らざるを得なくなったのが現状だそうです。
スマート化の取り組みの現状
日本における農業のスマート化の現状を伺いました。 10 〜20 % の方々がスマート農業や、データを活用して農業に取り組み始めているようです。一部例外を除き、多くの農協では基本的に価格はほぼ一定であるため、農家の創意工夫がお金にならないことがスマート化の障壁となっているそうです。
IT活用による農産物ブランド改革へ
現在の農産物のブランドは夕張メロンや魚沼産コシヒカリなど産地によって名前がつき、高値がつけられることがあります。それをIT によって品質が数値化されると、同じ数値のお米が同じ値段で売れるようになります。 数値で表現し、ランクがつけるようなブランド化が必要とのことです。
■MaaSが社会を変える〜移動革命に見る未来〜
パネリスト:
日高 洋祐氏
株式会社 MaaS Tech Japan 代表取締役CEO
アーカイブ動画:
https://youtu.be/sBBWSm7vS6Y
[画像6: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fd16e60ce2aa80323d53-9.jpg ]
MaaSとは何か
そもそもMaaSとは何なのかを説明していただきました。MaaSとは、Mobility as a Service の略であり、実質的には分割されたサービスを仮想的に一つとみなす概念であるそうです。
事例として、MaaSアプリの先駆けである、フィンランドのWhimというサービスをご紹介いただきました。
※Whim
https://whimapp.com/jp/package/whim-japan/
トレンドはMaaSアプリ+MaaSコントローラ
現在のMaaSのトレンドはMaaSアプリにプラスして、モビリティの料金やダイヤ、稼働率や人口など、それぞれデータに基づいて調整していくMaaSコントローラが重要視されて進化しているようです。
MaaSからスマートシティへ
最後にはMaaSの最前線をお話しいただきました。
MaaSは現在少しずつ異業種サービスとの統合を進めており、その先にはスマートシティがあるそうです。
スマートシティでは、その地域全体のデータ利活用とサービスやオペレーション連携による最適化がされ、その中で交通の統合があるため、MaaSという概念は当たり前のものとして使われなくなってきているようです。
他国の成功事例を世界中で共有しあい、交通やモビリティの改善が進められている、とのことでした。
■中小企業がデジタルマーケティングで絶対にやってはいけないことは?
パネリスト:
垣内 勇威氏
株式会社WACUL 代表取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/moL9xwJecvU
[画像7: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-5d05e26e7dd8bce1febd-11.jpg ]
業種によってやらなくてよい施策と、業種にかかわらずやるべき施策
Webサイトの改修やSEO、SNSなどといったデジタルマーケティング施策の中で、やらなくてよい・優先度の低い施策を伺いました。施策の優先度は業種等によって変わるため、各施策ごとに優先度が低くなる場合の例をご紹介いただきました。
そんな中、「メルマガ配信」と「SFAの導入」は、いかなる場合でも必ずやるべき施策だそうです。
中小企業がマーケティングを進めるための組織論
予算や人員が足りない中小企業でマーケティングを進める上で、マーケティング担当者がやるべきことについて伺いました。まずは会社に成果を見せるために売り上げに貢献することが大切だそうです。また、営業の協力が必ず必要になるため、「営業の役に立つ」という姿勢で寄り添うことが重要とのことです。
中小企業マーケター代表 SEプラス末永からのリアルな質問
実際にSEプラスでマーケティングを担当している末永からの、マーケティングとそれ以外の業務を兼務することについてや、中小企業のメリットなど複数の質問に回答いただきました。
テックカンパニーにおける新規プロダクトの創り方
パネリスト:
・松栄 友希氏
株式会社SmartHR Product Manager
日本CPO協会 理事
・Masaki Gota氏
フリーランスプロダクトマネージャー
アーカイブ動画:
https://youtu.be/lf5iI_3iB_A
[画像8: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-9325e622e0a430b008c6-5.jpg ]
新規プロダクト開発の定石とは
まずは、新規プロダクト開発の定石について伺いました。フレームワークのように知られている「スタートアップ・フィット・ジャーニー」というものがあり、このフェーズを意識して、チームがいまどこにいるか、共通認識を合わせることが大切だそうです。また、新規プロダクト開発を始める際、誰が、どんな課題を抱えていて、お金を払っても解決したいと思うものを探し当てることも非常に重要だそうです。
※東京大学FoundX「スタートアップ・フィット・ジャーニー 今どの段階にいて、何に取り組むべきかのガイド」
https://review.foundx.jp/entry/startup-fit-journey
新規プロダクトを成功させるために大切なこと
数ある新規プロダクトの中で、少数の成功事例の共通項は、一番最初の顧客の解像度が高いことだそうです。また顧客の解像度を上げる作業は、自分でやることが重要だそうです。
メタバースの世界を知る
講師:
山田 宏道氏
株式会社トルクス 代表取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/kae5JBu8PF0
[画像9: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-c67ed742e244be7411bf-6.jpg ]
メタバースとは何なのか
まずは、メタバースの説明をしていただきました。メタバースの語源は「meta- (超越する、高次元の)」と「universe(宇宙)」であり、異なる会社やアプリ間、リアルワールドとの間でデータをやり取りできる世界のイメージであるそうです。
代表的なメタバースサービス
続いて、代表的なメタバースのサービスを複数ご紹介いただきました。今のメタバース事情を知りたいなら、VRChatやcluster、Decentralandを、オリジナルを作るなら、Hubs(DOOR)を体験することがおすすめだそうです。
※VRChat(https://hello.vrchat.com/)
※cluster(https://cluster.mu/)
※ecentraland(https://decentraland.org/)
※Hubs(https://hubs.mozilla.com/)
SEcollege IT Festival 2023開催概要
名称:SEcollege IT Festival 2023 〜テクノロジーで広がる世界〜
開催日:2023年3月7日(火)〜 3月8日(水)
開催形式:オンライン(Zoom Webinar)
参加費:無料
主催:IT専門定額制研修SEカレッジ(株式会社SEプラス )
SEcollege IT Festival 2023 特設サイト:
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege-festival2023/
※アーカイブ動画や各セッションの開催レポートは特設サイトより順次公開予定
主催:IT専門定額制研修SEカレッジについて
[画像10: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fe5564aa555899629d66-13.png ]
SEカレッジは「すべての企業にIT基礎教育を提供し、"変化”に対応できる人材を育てる」をミッションにしたIT専門定額制研修です。2010年よりリリース後、現在では451社、約30,000名のユーザーにご利用いただいております。(※2022年12月時点)
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege/
SEカレッジでは今後も、コンテンツやSEcollege IT Festivalのようなイベントを通して、日本のIT人材・デジタル人材の育成に貢献していきます。
株式会社SEプラス
[画像11: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fb20ee19ca0df65ab3f8-12.png ]
社名:株式会社 SEプラス / SE plus Co., Ltd.
所在地:〒102-0084 東京都千代田区二番町11-19興和二番町ビル2階
電話番号:03-6685-5420
資本金:1,750万円(JASDAQ上場SEH&I 100%出資)
URL:https://www.seplus.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/SEplusITeducation
IT書籍に特化した出版社「翔泳社」の一部門としてIT教育サービスを開始。
2001年にグループ会社として独立し、IT人材教育サービス事業、医療/コメディカル系人材紹介事業の2つの事業を実施。
IT人材教育サービス事業では、情報処理試験対策eラーニング「独習ゼミ」やIT特化型定額制研修サービス「SEカレッジ」などBtoB向けのIT教育を中心に展開。
”本当に価値あるIT教育とは何か?”を常に考え、既存サービスにとらわれず、いまの課題を解決できるようなIT教育サービスを開発し続ける。
IT人材教育会社である株式会社SEプラス(所在地:東京都千代田区、代表取締役:村田 斉、以下当社)は、2023年3月7日(火)、3月8日(水)にオンラインイベント「SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜」を開催しました。2日間で延べ830名以上のお客様にご参加いただきました。
※SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜特設サイト
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege-festival2023/
[画像1: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-e557c3005609c3ead943-14.jpg ]
開催の背景
近年、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進められています。それに伴い、エンジニアだけでなく非エンジニアの人々も、デジタルツールを業務やビジネスに活用するために、リスキリングの取り組みなどITを学ぶ機運が高まってきました。
非エンジニアがITを学ぶ際、企業が教育の機会を設けることも大切ですが、まず、当人がITスキルを身に付けたいと意欲を持つことが大切です。
そこで当社では昨年2022年より、人々がITに興味を持ち、学ぶきっかけをつくる取り組みとして、オンラインイベント「SEcollege IT Festival」を発起しました。本イベントは当社で運営するIT専門定額制研修サービス「SEカレッジ」が主催となり、様々な業界や視点からテクノロジーの今と未来の話を聞くことができるウェビナーイベントです。
本年は、第2回目として「SEcollege IT Festival 2023〜テクノロジーで広がる世界〜 」を開催いたしました。
開催レポートダイジェスト
■スポーツITの進化論
パネリスト:
・壁谷 周介氏
横浜DeNAベイスターズ 執行役員 チーム統括本部副本部長
・田茂井 憲氏
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 執行役員
B.MARKETING株式会社 執行役員
・江藤 美帆氏
南葛SC マーケティング部長
株式会社マイナビ社外取締役
株式会社カワチ薬品社外取締役
株式会社リミックスポイント社外取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/OFIYTNt-vCg
[画像2: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-4ac5cfef15568b7c08d8-10.jpg ]
各スポーツ業界での DX の取り組み
パネリストの皆様がテクノロジーを駆使して取り組まれていることを伺いました。
・横浜DeNAベイスターズでのDX の取り組み
壁谷氏曰く、チーム強化において、テクノロジー活用をされているそうです。野球業界では 2002年頃から、統計データから選手を客観的に評価する「セイバーメトリクス」という分析が行われました。 その後「トラックマン」が導入され、そのトラッキングデータにより試合中のボールの動きや、選手の動きがわかるようになったそうです。 現在は「ホーククアイ」という AI による画像解析により、さらに豊富なデータを取得しています。従来はデータをいい選手を獲得することに役立てていた時代から、データを選手の強化に使う時代へ変わったとのことです。
・公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグでのDX の取り組み
田茂井氏は現在B.LEAGUE にて、システムプラットフォームの整備やデジタルコンテンツマーケティングの推進に努めているとのことです。B.LEAGUE では年間 1000 試合以上を、「バスケット LIVE 」というアプリで配信しており、その撮影データと試合のスタッツデータをリアルタイムで掛け合わせ、AI が分析しています。
それを基にリアルタイムで、試合のハイライトだけでなく選手に特化したハイライト、ダンクシュートなどのショートクリップ映像を作っているそうです。
・南葛SCでのDXの取り組み
江藤氏によると南葛SCでは、選手社員という、選手でありながら営業としても活動している社員がいるため、その社員教育としてSEカレッジを活用し、ITリテラシーの向上をはかっているそうです。その他、マーケティングの観点ではFiNANCiE (フィナンシェ)というファントークンの仕組みを導入し、ファンディングを行っているそうです。ファントークンは、ファンクラブとクラウドファンディングを足したような、クラブを応援できる新しい仕組みであり、他のスポーツ、クラブでも取り組めるので、オススメだそうです。
※FiNANCiE (https://financie.jp/)
■いま知りたい!量子コンピュータが創る未来とは?
パネリスト:
武田 俊太郎氏
東京大学大学院工学系研究科 准教授
アーカイブ動画:
https://youtu.be/53HESXiEGCo
[画像3: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-dae7e10504659acaa8d2-7.jpg ]
量子コンピュータとは何か
そもそも量子コンピュータとは何なのか説明していただきました。
量子はとても不思議な振る舞いをし、その不思議な振る舞いを使って新しい計算の原理のコンピュータを作ろうとしているのが量子コンピュータとのことです。これまでのコンピュータの延長にあるものではなくて、そもそも違う原理で動く新しいコンピュータであると理解するのがよいそうです。
量子コンピュータの未来
量子コンピュータが創る未来として、将来的に我々にどのような恩恵があるのかを伺いました。
材料や薬の開発、また最適化においても量子コンピュータが活用されるそうです。
将来的にはオーダーメイドの薬ができたり、トラックの最も効率歴な運送ルートがわかるようになったりするかもしれないとのことです。
ただし、実用化には20年以上かかるといわれており、量子コンピュータの発展のために多くのプレイヤーが求められています。
■リスキリング座談会〜企業の成長に向けた学びなおしを考える〜
パネリスト:
・馬場 亮子氏
株式会社野村総合研究所 人材開発部長
・荒田 祐子氏
株式会社ベネッセコーポレーション Digital Innovation Partners DX人財開発部
アーカイブ動画:
https://youtu.be/czZjunA0ib4
[画像4: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-ad50c4214b8eb6f0fae4-4.jpg ]
野村総合研究所の取り組み
現状のスキルに“アドオン”するという考えで、社員教育に力をいれているとのことです。DX だけは職種を超えて必要だという認識で 12 の DX スキルを定義し、座学や大学との連携を含め毎年 100 講座程度を社員へ提供されているそうです。
※リスキリングには「スキルをリセットして転換する」という意味があるため、野村総合研究所内ではリスキリングという言葉自体は使っていないとのこと
ベネッセコーポレーションの取り組み
全社員の DX リテラシー向上と、デジタルサービスに携わる DX 職種を一人でも多く育成することを目的に、リスキリングを始められたそうです。全社員が対象のデジタル基礎研修では、マインドや視野を広げることを目的として、毎年 4 月に社内外の DX 事例をオンラインイベントのように紹介しているそうです。
リスキリングを実施するための工夫
野村総合研究所では、強制ではなく挙手して受講するスタイルなので、タイトルや講師などを工夫し、講座を魅力あるものにされているそうです。
ベネッセコーポレーションでは年間で 3 日間のリスキル休暇を作ったり、研修内容を業務に近づけ、すぐに現場で活かせるよう、内容も工夫をされているとのことでした。
■農業DXのすすめ 〜農業のミライを切り拓くために〜
パネリスト:
渡邊 智之氏
一般社団法人日本農業情報システム協会 代表理事
スマートアグリコンサルタンツ合同会社 代表/CEO
特定非営利活動法人ブロ-ドバンド・アソシエション 事務局次長
アーカイブ動画:
https://youtu.be/sPBxJcCyF38
[画像5: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-8e64ce51d2e09addba0e-3.jpg ]
スマート農業、農業 DX が求められる背景
現在、農業者の平均年齢は、 67 〜 68 歳と言われており、年間で10 万人近い農業者が減っているそうです。 今、農業者は 170 万人ぐらいなので、このペースだと、あと 17 年で農業者がいなくなってしまいます。
そのため、今いる人たちで、少しでも多くの田んぼや畑を守るには、ロボットや IT に頼らざるを得なくなったのが現状だそうです。
スマート化の取り組みの現状
日本における農業のスマート化の現状を伺いました。 10 〜20 % の方々がスマート農業や、データを活用して農業に取り組み始めているようです。一部例外を除き、多くの農協では基本的に価格はほぼ一定であるため、農家の創意工夫がお金にならないことがスマート化の障壁となっているそうです。
IT活用による農産物ブランド改革へ
現在の農産物のブランドは夕張メロンや魚沼産コシヒカリなど産地によって名前がつき、高値がつけられることがあります。それをIT によって品質が数値化されると、同じ数値のお米が同じ値段で売れるようになります。 数値で表現し、ランクがつけるようなブランド化が必要とのことです。
■MaaSが社会を変える〜移動革命に見る未来〜
パネリスト:
日高 洋祐氏
株式会社 MaaS Tech Japan 代表取締役CEO
アーカイブ動画:
https://youtu.be/sBBWSm7vS6Y
[画像6: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fd16e60ce2aa80323d53-9.jpg ]
MaaSとは何か
そもそもMaaSとは何なのかを説明していただきました。MaaSとは、Mobility as a Service の略であり、実質的には分割されたサービスを仮想的に一つとみなす概念であるそうです。
事例として、MaaSアプリの先駆けである、フィンランドのWhimというサービスをご紹介いただきました。
※Whim
https://whimapp.com/jp/package/whim-japan/
トレンドはMaaSアプリ+MaaSコントローラ
現在のMaaSのトレンドはMaaSアプリにプラスして、モビリティの料金やダイヤ、稼働率や人口など、それぞれデータに基づいて調整していくMaaSコントローラが重要視されて進化しているようです。
MaaSからスマートシティへ
最後にはMaaSの最前線をお話しいただきました。
MaaSは現在少しずつ異業種サービスとの統合を進めており、その先にはスマートシティがあるそうです。
スマートシティでは、その地域全体のデータ利活用とサービスやオペレーション連携による最適化がされ、その中で交通の統合があるため、MaaSという概念は当たり前のものとして使われなくなってきているようです。
他国の成功事例を世界中で共有しあい、交通やモビリティの改善が進められている、とのことでした。
■中小企業がデジタルマーケティングで絶対にやってはいけないことは?
パネリスト:
垣内 勇威氏
株式会社WACUL 代表取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/moL9xwJecvU
[画像7: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-5d05e26e7dd8bce1febd-11.jpg ]
業種によってやらなくてよい施策と、業種にかかわらずやるべき施策
Webサイトの改修やSEO、SNSなどといったデジタルマーケティング施策の中で、やらなくてよい・優先度の低い施策を伺いました。施策の優先度は業種等によって変わるため、各施策ごとに優先度が低くなる場合の例をご紹介いただきました。
そんな中、「メルマガ配信」と「SFAの導入」は、いかなる場合でも必ずやるべき施策だそうです。
中小企業がマーケティングを進めるための組織論
予算や人員が足りない中小企業でマーケティングを進める上で、マーケティング担当者がやるべきことについて伺いました。まずは会社に成果を見せるために売り上げに貢献することが大切だそうです。また、営業の協力が必ず必要になるため、「営業の役に立つ」という姿勢で寄り添うことが重要とのことです。
中小企業マーケター代表 SEプラス末永からのリアルな質問
実際にSEプラスでマーケティングを担当している末永からの、マーケティングとそれ以外の業務を兼務することについてや、中小企業のメリットなど複数の質問に回答いただきました。
テックカンパニーにおける新規プロダクトの創り方
パネリスト:
・松栄 友希氏
株式会社SmartHR Product Manager
日本CPO協会 理事
・Masaki Gota氏
フリーランスプロダクトマネージャー
アーカイブ動画:
https://youtu.be/lf5iI_3iB_A
[画像8: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-9325e622e0a430b008c6-5.jpg ]
新規プロダクト開発の定石とは
まずは、新規プロダクト開発の定石について伺いました。フレームワークのように知られている「スタートアップ・フィット・ジャーニー」というものがあり、このフェーズを意識して、チームがいまどこにいるか、共通認識を合わせることが大切だそうです。また、新規プロダクト開発を始める際、誰が、どんな課題を抱えていて、お金を払っても解決したいと思うものを探し当てることも非常に重要だそうです。
※東京大学FoundX「スタートアップ・フィット・ジャーニー 今どの段階にいて、何に取り組むべきかのガイド」
https://review.foundx.jp/entry/startup-fit-journey
新規プロダクトを成功させるために大切なこと
数ある新規プロダクトの中で、少数の成功事例の共通項は、一番最初の顧客の解像度が高いことだそうです。また顧客の解像度を上げる作業は、自分でやることが重要だそうです。
メタバースの世界を知る
講師:
山田 宏道氏
株式会社トルクス 代表取締役
アーカイブ動画:
https://youtu.be/kae5JBu8PF0
[画像9: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-c67ed742e244be7411bf-6.jpg ]
メタバースとは何なのか
まずは、メタバースの説明をしていただきました。メタバースの語源は「meta- (超越する、高次元の)」と「universe(宇宙)」であり、異なる会社やアプリ間、リアルワールドとの間でデータをやり取りできる世界のイメージであるそうです。
代表的なメタバースサービス
続いて、代表的なメタバースのサービスを複数ご紹介いただきました。今のメタバース事情を知りたいなら、VRChatやcluster、Decentralandを、オリジナルを作るなら、Hubs(DOOR)を体験することがおすすめだそうです。
※VRChat(https://hello.vrchat.com/)
※cluster(https://cluster.mu/)
※ecentraland(https://decentraland.org/)
※Hubs(https://hubs.mozilla.com/)
SEcollege IT Festival 2023開催概要
名称:SEcollege IT Festival 2023 〜テクノロジーで広がる世界〜
開催日:2023年3月7日(火)〜 3月8日(水)
開催形式:オンライン(Zoom Webinar)
参加費:無料
主催:IT専門定額制研修SEカレッジ(株式会社SEプラス )
SEcollege IT Festival 2023 特設サイト:
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege-festival2023/
※アーカイブ動画や各セッションの開催レポートは特設サイトより順次公開予定
主催:IT専門定額制研修SEカレッジについて
[画像10: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fe5564aa555899629d66-13.png ]
SEカレッジは「すべての企業にIT基礎教育を提供し、"変化”に対応できる人材を育てる」をミッションにしたIT専門定額制研修です。2010年よりリリース後、現在では451社、約30,000名のユーザーにご利用いただいております。(※2022年12月時点)
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/secollege/
SEカレッジでは今後も、コンテンツやSEcollege IT Festivalのようなイベントを通して、日本のIT人材・デジタル人材の育成に貢献していきます。
株式会社SEプラス
[画像11: https://prtimes.jp/i/80678/25/resize/d80678-25-fb20ee19ca0df65ab3f8-12.png ]
社名:株式会社 SEプラス / SE plus Co., Ltd.
所在地:〒102-0084 東京都千代田区二番町11-19興和二番町ビル2階
電話番号:03-6685-5420
資本金:1,750万円(JASDAQ上場SEH&I 100%出資)
URL:https://www.seplus.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/SEplusITeducation
IT書籍に特化した出版社「翔泳社」の一部門としてIT教育サービスを開始。
2001年にグループ会社として独立し、IT人材教育サービス事業、医療/コメディカル系人材紹介事業の2つの事業を実施。
IT人材教育サービス事業では、情報処理試験対策eラーニング「独習ゼミ」やIT特化型定額制研修サービス「SEカレッジ」などBtoB向けのIT教育を中心に展開。
”本当に価値あるIT教育とは何か?”を常に考え、既存サービスにとらわれず、いまの課題を解決できるようなIT教育サービスを開発し続ける。