住友商事、インドの水業界最大手と戦略的提携
[10/12/03]
提供元:PRTIMES
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住友商事株式会社(社長:加藤 進、本社:東京都中央区、以下住友商事)は、インドの水業界最大手エンジニアリング会社であるVA TECH WABAG, LTD(社長:ラジフ・ミッタル、本社:インド チェンナイ、以下ワバッグ)と、戦略的提携契約を締結しました。
両社は今後、中東、北アフリカや西南アジアでの新規水プロジェクト開発における協業、両社共同による企業買収、技術提携、さらには両社間の資本提携なども視野にいれ、多面的に戦略提携を進めます。
住友商事は今回の提携を通じ、ワバッグの持つ水処理関連の自社技術、EPC(1)の価格競争力、オペレーション実績等を活用し、水事業の国際展開・強化を促進すると同時に、ワバッグとの提携を梃子に将来大きな成長が見込まれるインドの水ビジネス市場への参入を図ります。
一方、ワバッグは住友商事の資金調達力、つまり水事業への事業投資やプロジェクトファイナンスの組成ノウハウを活用し、国際市場での大型水事業への参画を図るとともに、住友商事のグローバルネットワークを通じて、日系・欧米系の水関連の優れた技術を有するメーカー等との技術提携、企業買収等の実現を図ります。
ワバッグは、その前身時代も含めて社歴85年余の世界有数の総合水エンジニアリング企業で、世界各国に豊富なプラントの納入・運転実績を持ち、特にインド市場においては最大手の地位を誇っています。 インドの大手銀行やシンガポール政府系投資会社が同社の主要な株主となっていますが、本年10月にインド・ボンベイ証券取引所に上場し公開企業となっており、経営基盤をより一層強固にしています。
住友商事は世界各国の地域特性に合致する最適なスキームを通じて水ビジネスに取組むことを基本的戦略とし、これまでメキシコ、トルコ、バーレーン、UAEにおいて、上・下水、海水淡水化などの水事業へ投資を行ってきました。 本年9月には中国において現地水事業最大手企業である北京キャピタルとの合弁会社設立を発表しました。
この度、インドにおいて現地水事業最大手企業と戦略提携を果たし、中国・インドという成長著しい世界2大新興市場において、水関連ビジネス事業をスピード感豊かに展開する橋頭保を築いたことにより、水事業のグローバル展開を一層加速させます。
(1)EPC; Engineering, Procurement and Constructionの略。プラントの設計、購買、建設などを一括して請け負うことを称します。
【ワバッグ概要】
正式社名 : VA TECH WABAG, Ltd
本社所在 : インド(チェンナイ)
従業員数 : 約1,500名
売上 : 約220億円 (2010年3月期)
沿革 : 1924年 ドイツにて設立(WABAG Wasserfilter-Bau)
1999年 VA TECH AG of Austriaに買収される
2005年 インド法人(VA TECH WABAG India、現本社)がMBOにて独立
2007年 インド法人がかつての親会社であるVA TECH WABAG Austriaを
買収
2010年10月 インド・ボンベイ証券取引所に上場、現在に至る
両社は今後、中東、北アフリカや西南アジアでの新規水プロジェクト開発における協業、両社共同による企業買収、技術提携、さらには両社間の資本提携なども視野にいれ、多面的に戦略提携を進めます。
住友商事は今回の提携を通じ、ワバッグの持つ水処理関連の自社技術、EPC(1)の価格競争力、オペレーション実績等を活用し、水事業の国際展開・強化を促進すると同時に、ワバッグとの提携を梃子に将来大きな成長が見込まれるインドの水ビジネス市場への参入を図ります。
一方、ワバッグは住友商事の資金調達力、つまり水事業への事業投資やプロジェクトファイナンスの組成ノウハウを活用し、国際市場での大型水事業への参画を図るとともに、住友商事のグローバルネットワークを通じて、日系・欧米系の水関連の優れた技術を有するメーカー等との技術提携、企業買収等の実現を図ります。
ワバッグは、その前身時代も含めて社歴85年余の世界有数の総合水エンジニアリング企業で、世界各国に豊富なプラントの納入・運転実績を持ち、特にインド市場においては最大手の地位を誇っています。 インドの大手銀行やシンガポール政府系投資会社が同社の主要な株主となっていますが、本年10月にインド・ボンベイ証券取引所に上場し公開企業となっており、経営基盤をより一層強固にしています。
住友商事は世界各国の地域特性に合致する最適なスキームを通じて水ビジネスに取組むことを基本的戦略とし、これまでメキシコ、トルコ、バーレーン、UAEにおいて、上・下水、海水淡水化などの水事業へ投資を行ってきました。 本年9月には中国において現地水事業最大手企業である北京キャピタルとの合弁会社設立を発表しました。
この度、インドにおいて現地水事業最大手企業と戦略提携を果たし、中国・インドという成長著しい世界2大新興市場において、水関連ビジネス事業をスピード感豊かに展開する橋頭保を築いたことにより、水事業のグローバル展開を一層加速させます。
(1)EPC; Engineering, Procurement and Constructionの略。プラントの設計、購買、建設などを一括して請け負うことを称します。
【ワバッグ概要】
正式社名 : VA TECH WABAG, Ltd
本社所在 : インド(チェンナイ)
従業員数 : 約1,500名
売上 : 約220億円 (2010年3月期)
沿革 : 1924年 ドイツにて設立(WABAG Wasserfilter-Bau)
1999年 VA TECH AG of Austriaに買収される
2005年 インド法人(VA TECH WABAG India、現本社)がMBOにて独立
2007年 インド法人がかつての親会社であるVA TECH WABAG Austriaを
買収
2010年10月 インド・ボンベイ証券取引所に上場、現在に至る