2017年NHK大河ドラマは『女城主 直虎』。その生涯を第一人者が徹底解説!位牌など新発見の資料を初掲載。
[16/08/31]
提供元:PRTIMES
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2017年1月8日(日)放送スタート予定 NHK大河ドラマ「女城主 直虎」。直虎を扱った歴史小説の作者でもある著者の解説で、その生涯と時代背景をより深く理解できる 『城主になった女 井伊直虎』がNHK出版より刊行されました(2016/8/25発売 定価1,188円)。
■女性らしい感性でしなやかな粘り強さをもち、次第に周囲に味方を増やす。「侵略しない領主」として民と地を統べ、ひたむきに生きた直虎の、知られざるエピソードを収載。
井伊直虎(いいなおとら)は戦国時代まっただ中に生まれ、尼僧の身で領主となり、広大な領地と民とを統べる地頭職をつとめた実在の女性です。これまで「勇ましく戦う女戦士」というイメージが独り歩きをしていましたが、「なんとしても戦を回避する」「武力抗争を避ける」というのが彼女の闘い方でした。自ら出陣して戦ったことは生涯に一度もなかったという直虎の在り方は、戦国時代にあってきわめて稀有な存在として光っています。本書では、当時の時代背景を含めて、直虎という女性の生涯が詳細に紐解かれています。
[画像1: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-288065-4.jpg ]
『城主となった娘 井伊直虎』
[著]梓澤 要
発売 2016年8月25日
定価 1,188円(本体1,100円)
仕様 四六判並製 208ページ
ISBN 978-4-14-081707-0
■「次郎法師」という名によって人生が決定づけられた――名付け親、南渓和尚をはじめ、直虎という稀代の女性の生涯を支えたキーワードは「禅」だった。
戦乱の時代、祖父や父、親族も次々に戦に駆り出され、井伊家は悲劇に襲われました。戦によって許嫁とも引き裂かれた直虎は、十代で出家を決意。両親にも内緒で大叔父である南渓和尚のもとに駆け込み、強引に出家を果たしました。そのとき和尚につけられた名が「次郎法師」。井伊家の嫡子だけが名乗ることのできる「備中次郎」の一部と、出家の証である「法師」を重ねた名は、直虎のその後の人生を決定づけました。
禅宗寺院で修行し、公案を思索し、当時の女性にとって普通は必要のない学問や知識を学んだ直虎は、自分自身の心の奥底をみつめ、思慮深さや慈悲心をもつ領主となります。本書に収載された「禅思想」や、直虎の禅を通した人間関係についての逸話は、直虎という人物をよく知るための手掛かりとなります。
[画像2: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-920851-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-909193-3.jpg ]
直虎の菩提寺 妙雲寺(左)・直虎の墓とされる石塔(右)
■ 地元の人からも敬愛される、直虎ゆかりの史蹟ガイド・年表、新発見資料も初掲載。
2015年秋、直虎の菩提寺である「妙雲寺」本堂の庫裏から彼女の位牌が発見され、ついで2016年5月に出家名の名づけの親、南渓和尚の位牌・頂相も見つかりました。さらに、昔は寺域内だったという竹藪の中から、直虎の墓と思われる古い石塔が発見されました。本書に新発見資料を初掲載しています。
[画像4: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-839005-0.jpg ]
【 梓澤 要(あずさわ かなめ)】
1953年静岡県生まれ。明治大学文学部卒業。1993年、『喜娘』で第18回歴史文学賞を受賞し、デビュー。歴史に対する確かな目線と骨太のドラマを織り込んだ作風で着実な評価を得てきた。2007年から東洋大学大学院で仏教学を学ぶ。本書はその結実である。おもな著作に『阿修羅』『百枚の定家』『夏草ヶ原』『遊部』等がある。
【内容紹介】
第一章 千年王国
「井の国」/ 聖なる水 他
[コラム] 『万葉集』の引佐 浜名湖周辺の交通網 新田・足利・今川・井伊、因縁の関係 など
第二章 直虎前夜 暗黒の時代
しあわせな子供時代から一転 許嫁と引き裂かれる 他
[コラム] 亀之丞が十年間庇護されていた信濃の松源寺 豪族・松岡氏の発祥と盛衰 など
第三章 女地頭・次郎直虎
次郎法師、家督を継ぐ/直虎の名/はたして還俗したのか?
[コラム] 女地頭は他にもいたか? 直虎を支えた七人の重臣 など
第四章 直虎を支えた龍潭寺と南渓瑞聞
龍潭寺の歴史/南渓瑞聞とは/禅と戦国武将/南渓は軍師か 他
[コラム] 家老・小野家の墓 謎の寺宝 信長の隠された子
第五章 井伊家再興の悲願
徳川・武田・北条の攻防の狭間で/虎松の母再婚/武田軍遠江侵攻 など
[コラム] 直政を支えた従妹軍団 直虎の菩提寺・妙運時 ほか
あとがき/井伊直虎・関係年表/舞台地・史蹟ガイド/参考文献
■女性らしい感性でしなやかな粘り強さをもち、次第に周囲に味方を増やす。「侵略しない領主」として民と地を統べ、ひたむきに生きた直虎の、知られざるエピソードを収載。
井伊直虎(いいなおとら)は戦国時代まっただ中に生まれ、尼僧の身で領主となり、広大な領地と民とを統べる地頭職をつとめた実在の女性です。これまで「勇ましく戦う女戦士」というイメージが独り歩きをしていましたが、「なんとしても戦を回避する」「武力抗争を避ける」というのが彼女の闘い方でした。自ら出陣して戦ったことは生涯に一度もなかったという直虎の在り方は、戦国時代にあってきわめて稀有な存在として光っています。本書では、当時の時代背景を含めて、直虎という女性の生涯が詳細に紐解かれています。
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『城主となった娘 井伊直虎』
[著]梓澤 要
発売 2016年8月25日
定価 1,188円(本体1,100円)
仕様 四六判並製 208ページ
ISBN 978-4-14-081707-0
■「次郎法師」という名によって人生が決定づけられた――名付け親、南渓和尚をはじめ、直虎という稀代の女性の生涯を支えたキーワードは「禅」だった。
戦乱の時代、祖父や父、親族も次々に戦に駆り出され、井伊家は悲劇に襲われました。戦によって許嫁とも引き裂かれた直虎は、十代で出家を決意。両親にも内緒で大叔父である南渓和尚のもとに駆け込み、強引に出家を果たしました。そのとき和尚につけられた名が「次郎法師」。井伊家の嫡子だけが名乗ることのできる「備中次郎」の一部と、出家の証である「法師」を重ねた名は、直虎のその後の人生を決定づけました。
禅宗寺院で修行し、公案を思索し、当時の女性にとって普通は必要のない学問や知識を学んだ直虎は、自分自身の心の奥底をみつめ、思慮深さや慈悲心をもつ領主となります。本書に収載された「禅思想」や、直虎の禅を通した人間関係についての逸話は、直虎という人物をよく知るための手掛かりとなります。
[画像2: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-920851-1.jpg ]
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直虎の菩提寺 妙雲寺(左)・直虎の墓とされる石塔(右)
■ 地元の人からも敬愛される、直虎ゆかりの史蹟ガイド・年表、新発見資料も初掲載。
2015年秋、直虎の菩提寺である「妙雲寺」本堂の庫裏から彼女の位牌が発見され、ついで2016年5月に出家名の名づけの親、南渓和尚の位牌・頂相も見つかりました。さらに、昔は寺域内だったという竹藪の中から、直虎の墓と思われる古い石塔が発見されました。本書に新発見資料を初掲載しています。
[画像4: http://prtimes.jp/i/18219/32/resize/d18219-32-839005-0.jpg ]
【 梓澤 要(あずさわ かなめ)】
1953年静岡県生まれ。明治大学文学部卒業。1993年、『喜娘』で第18回歴史文学賞を受賞し、デビュー。歴史に対する確かな目線と骨太のドラマを織り込んだ作風で着実な評価を得てきた。2007年から東洋大学大学院で仏教学を学ぶ。本書はその結実である。おもな著作に『阿修羅』『百枚の定家』『夏草ヶ原』『遊部』等がある。
【内容紹介】
第一章 千年王国
「井の国」/ 聖なる水 他
[コラム] 『万葉集』の引佐 浜名湖周辺の交通網 新田・足利・今川・井伊、因縁の関係 など
第二章 直虎前夜 暗黒の時代
しあわせな子供時代から一転 許嫁と引き裂かれる 他
[コラム] 亀之丞が十年間庇護されていた信濃の松源寺 豪族・松岡氏の発祥と盛衰 など
第三章 女地頭・次郎直虎
次郎法師、家督を継ぐ/直虎の名/はたして還俗したのか?
[コラム] 女地頭は他にもいたか? 直虎を支えた七人の重臣 など
第四章 直虎を支えた龍潭寺と南渓瑞聞
龍潭寺の歴史/南渓瑞聞とは/禅と戦国武将/南渓は軍師か 他
[コラム] 家老・小野家の墓 謎の寺宝 信長の隠された子
第五章 井伊家再興の悲願
徳川・武田・北条の攻防の狭間で/虎松の母再婚/武田軍遠江侵攻 など
[コラム] 直政を支えた従妹軍団 直虎の菩提寺・妙運時 ほか
あとがき/井伊直虎・関係年表/舞台地・史蹟ガイド/参考文献