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【SolidWorks】幅広い知識の短時間習得を促進するSolidWorks認定プログラム。




自動車などで用いられるオイルシールのトップメーカーであるNOK株式会社。同社技術本部の東野正信氏の、SolidWorks認定プログラムへの取り組みのご紹介です。

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東野氏はCSWP(Certified SolidWorks Professional)、CSWPアドバンスのSurfacing、Mold Tools、Sheet Metal、Weldmentsの4種類に短期間で、そして最上級のCSWE(Certified SolidWorks Expert)の取得にも成功した。

■□事例記事全文はこちらから□■
http://www.solidworks.co.jp/newsarticle/casestudy/NOKcswp

「CSWEの試験は楽しかった」と東野正信氏は言う。「問題ごとにテーマがあって、一見すると簡単な問題でも、そのテーマに気づかないと解けないとか、非常に練り上げた良い出題だと感じました。『そうか、この問題は、あのポイントがきちんと理解できているかを聞きたいのだな』と、心の中でニヤリとしながら解答していきました」。
東野氏は、日本でのCSWE合格者第1号である。
東野氏は、設計環境の整備・標準化、CADの新バージョン評価、教育支援など、設計者をサポートする立場であり、設計者と、代理店やソリッドワークス社との間を橋渡しする役目も負っている。最初にCSWPを受験したきっかけは、「こういう資格を持っていたほうが、代理店やソリッドワークス社と打ち合わせしたり、社外に向けて意見・要望を伝えたりするときに、話が早いだろう、日々の業務にプラスになるだろう」と思ったからだという。
続くアドバンスは、SolidWorksの幅広い機能を勉強するために利用した。
NOKはオイルシールのメーカーであり、業務で使用するのはソリッド機能が中心だ。客先対応の過程で金型設計の知識も必要になるが、他の機能はほとんど使わない。東野氏は、アドバンス受験のために、板金と溶接の操作を初めて経験した。
「この広範囲な試験勉強をしたことで、いろいろな機能を網羅的に知ることができ、便利な機能もたくさん見つけました。当社では使わないだろうと思っていた機能でも、使い方しだいで有効活用できるものがありました」。
試験そのものも、知見を得るのに役立った。特にアドバンスのCSWP - Sheet Metalは、解答しているうちに、「こういう問題の解決方法もあるのか」とワクワクしたという。
東野氏はこうした発見を積極的に設計部門へ伝えて、設計効率化や図面品質向上に役立てている。

SolidWorks認定試験は、オンライン試験で行われる。
自分の都合の良い時間に受験できるのがオンライン試験のいいところだ。
「CSWPは朝5時に出社して、3時間を一気に受験しました。初めてのトライだったこともあり、受験後ぐったり疲れたことを覚えています。学校のペーパーテストのように答えがスッと出るものではなく、トラブルシューティングが必要な出題もあり、力を使い果たしました」と語る東野氏は、それでもCSWPに満点で合格した。
CSWEのほうは、比較的に時間の余裕があった。
「ひっかけ問題もありました。問題の記述に沿って何も考えずに作業を進めていくと、エラーになります。そこでデータを消去して最初からやり直すと正解に行き着きません。ゼロに戻さず、設定を修正してデータを再利用すると高得点を獲得できるのです。試験そのものが、『モデリングというものはアプローチ次第で大きく変わってくる』ということを教訓として学べる場になっているのです」と東野氏は語る。

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http://www.solidworks.co.jp/newsarticle/casestudy/NOKcswp

認定資格は、技術者の実力を第三者が判断するうえでも役に立つ。
「初対面の人を面接するとき、『このCADが使えます』と言われても、どのレベルか見当がつかなくて苦労しています。認定資格を示してくれれば、的確な配置・配属ができて助かります。これからは学生も、在学中にCSWA(Certified SolidWorks Associate)を取得しておくと良い。入社後のスタートラインが変わるでしょう」。
NOK社内でも、スキルアップのために、SolidWorks 認定プログラムを活用しようという動きが出てきた。
すでに、東野氏を含めて7人がCSWPを取得済みだ。また、一部の設計部門では、「CSWP取得レベル」を目標に掲げて、新人教育を進めている。CSWP取得に向けての勉強は、SolidWorksの機能を幅広く体系的に知るだけでなく、モデリングの全体像を把握するのにも良い手段であるからだ。さらに合格者は、ソリッドワークスのホームページで世界に向けて名前を公表できるため、モチベーション効果も大きい。
「ISO9001でも力量評価が重視され、教育の効果を監査人に対して客観的に示す工夫が必要になっています。今後は、全社中期計画などに、SolidWorks認定プログラムをうまく取り込む提案もしていきたい」。
さらに今後は、CSWPコミュニティを構築し、認定エンジニアがデジタルものづくりについて学び・遊び・議論できる場として活用しながら、ユーザの枠を超えて、代理店やソリッドワークスともに交流できる機会を創りたいという。
さて、NOKでは、解析は専門部署が行っているため、東野氏はCSWSP - FEAだけ受験していない。しかし解析の勉強をすることも、設計者支援の日常業務に大いに役立つと予想される。「全科目制覇の国内第1号」が生まれる日も近いかもしれない。

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【ニュースリリースに関するお問い合わせ】
ソリッドワークス・ジャパン株式会社
マーケティング部・担当 金谷
TEL:03-5442-4005 / E-Mail: Michio.Kanaya@3ds.com
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