【いきものトークカフェ@石垣島】南西諸島の生きものたちの未来 〜人による利用と影響〜
[18/05/30]
提供元:PRTIMES
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世界自然遺産候補地の生き物たちの境遇とは?
[画像: https://prtimes.jp/i/18383/34/resize/d18383-34-526222-0.jpg ]
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(所在地:東京都港区 会長:徳川恒孝 以下、WWFジャパン)、およびその野生生物取引監視部門である「トラフィック」(WWF事務局内)は、5月23日に発表した報告書「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引」の報告を、日本列島南西部に位置する南西諸島の野生生物に詳しい専門家をお招きして「いきものトークカフェ:南西諸島の生きものたちの未来 〜人による利用と影響〜」を開催します。
世界自然遺産候補地である奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島を含む南西諸島は、多くの固有な野生の動植物が生息し、特に両生類、爬虫類では固有種が多いことが知られています。また、2017年末に更新されたIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで新たに評価対象となった日本固有爬虫類のうちその3分の1が、生息地の減少など、外来種による捕食や、ペット目的の捕獲の影響を受け、絶滅の恐れが高い状態であることが示され、その中には南西諸島に生息する種も多く含まれています。
こうした現状を受け、トラフィックが5月23日に発表した報告書によると、南西諸島の固有の両生類・爬虫類の67種・亜種(両生類17種2亜種、および爬虫類33種15亜種)のうち55%にあたる37種が国内または海外市場において活発に取引されているということがわかりました。
引き続き南西諸島の世界自然遺産登録を目指すためには、IUCNより勧告がなされた対象地域の見直しとともに、行政、執行機関、企業、市民団体、住民が連携して“ここにしかいいない野生生物”を守るための抜本的な意識と保全政策の改革が必要になってくると考えます。
本トークカフェでは、専門家からの話題提供を受け、豊かな自然を守り、野生生物と共存するために求められることについて参加者の皆さんと意見交換をすることをねらいとしています。
■開催概要: いきものトークカフェ 南西諸島の生きものたちの未来 〜人による利用と影響〜
日 時:2018年6月8日(金)19:00〜21:00(18:30受付開始)
場 所:環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(沖縄県石垣市八島町2-27)
内 容:
<講演>
1. 人間活動が損なう、生き物にとっての琉球の島嶼性 (兵庫県立大学 教授/兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 部長 太田英利氏)
2. 保全対策について (環境省石垣島自然保護事務所 藤田和也氏)
3. 石垣島の外来種についてこれから私たちが考えなければならないこと(八重山ネイチャーエージェンシー 高木拓之氏)
4. 調査報告「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引」 (トラフィックジャパンオフィス 若尾慶子)
<休憩>月桃茶で一息
<質疑応答・ディスカッション>
参加費:無料
定 員:30名
主 催: WWFジャパン、トラフィック
<ウェブサイト>
いきものトークカフェ 南西諸島のいきものたちの未来 〜人による利用と影響〜
https://www.wwf.or.jp/join/action/event/2018/06/post_290.html
■関連情報
(プレスリリース)まるで無法地帯 世界自然遺産候補地で明るみになった 【報告書】南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引
https://www.wwf.or.jp/activities/2018/05/1418923.html
ペットショップの爬虫類はどこから来たか?-国内市場調査から-
https://www.wwf.or.jp/activities/2018/04/1413911.html
WWF(World Wild Fund For Nature)とは
1961年にスイスで設立された地球環境保全団体です。人と自然が調和して生きられる未来を築くため、現在100カ国以上で、希少な野生生物の保護や、森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用、地球温暖化の防止などを目指したプロジェクトを展開しています。
TRAFFIC(トラフィック)とは
英国ケンブリッジに本部を置く国際組織。ワシントン条約が発効した翌1976年、野生生物取引に関する調査・モニタリングの必要性を受け、IUCN(国際自然保護連合)とWWF(世界自然保護基金)の共同プログラムとして設立されました。そのネットワークは世界各地に広がり、他の多くの団体と連携しながら、過度な利用から野生生物を守り、持続可能なレベルで管理される社会の実現をめざして、活動を続けています。日本においては、WWFジャパンの野生生物取引監視部門として活動しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/18383/34/resize/d18383-34-526222-0.jpg ]
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(所在地:東京都港区 会長:徳川恒孝 以下、WWFジャパン)、およびその野生生物取引監視部門である「トラフィック」(WWF事務局内)は、5月23日に発表した報告書「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引」の報告を、日本列島南西部に位置する南西諸島の野生生物に詳しい専門家をお招きして「いきものトークカフェ:南西諸島の生きものたちの未来 〜人による利用と影響〜」を開催します。
世界自然遺産候補地である奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島を含む南西諸島は、多くの固有な野生の動植物が生息し、特に両生類、爬虫類では固有種が多いことが知られています。また、2017年末に更新されたIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで新たに評価対象となった日本固有爬虫類のうちその3分の1が、生息地の減少など、外来種による捕食や、ペット目的の捕獲の影響を受け、絶滅の恐れが高い状態であることが示され、その中には南西諸島に生息する種も多く含まれています。
こうした現状を受け、トラフィックが5月23日に発表した報告書によると、南西諸島の固有の両生類・爬虫類の67種・亜種(両生類17種2亜種、および爬虫類33種15亜種)のうち55%にあたる37種が国内または海外市場において活発に取引されているということがわかりました。
引き続き南西諸島の世界自然遺産登録を目指すためには、IUCNより勧告がなされた対象地域の見直しとともに、行政、執行機関、企業、市民団体、住民が連携して“ここにしかいいない野生生物”を守るための抜本的な意識と保全政策の改革が必要になってくると考えます。
本トークカフェでは、専門家からの話題提供を受け、豊かな自然を守り、野生生物と共存するために求められることについて参加者の皆さんと意見交換をすることをねらいとしています。
■開催概要: いきものトークカフェ 南西諸島の生きものたちの未来 〜人による利用と影響〜
日 時:2018年6月8日(金)19:00〜21:00(18:30受付開始)
場 所:環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(沖縄県石垣市八島町2-27)
内 容:
<講演>
1. 人間活動が損なう、生き物にとっての琉球の島嶼性 (兵庫県立大学 教授/兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 部長 太田英利氏)
2. 保全対策について (環境省石垣島自然保護事務所 藤田和也氏)
3. 石垣島の外来種についてこれから私たちが考えなければならないこと(八重山ネイチャーエージェンシー 高木拓之氏)
4. 調査報告「南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引」 (トラフィックジャパンオフィス 若尾慶子)
<休憩>月桃茶で一息
<質疑応答・ディスカッション>
参加費:無料
定 員:30名
主 催: WWFジャパン、トラフィック
<ウェブサイト>
いきものトークカフェ 南西諸島のいきものたちの未来 〜人による利用と影響〜
https://www.wwf.or.jp/join/action/event/2018/06/post_290.html
■関連情報
(プレスリリース)まるで無法地帯 世界自然遺産候補地で明るみになった 【報告書】南西諸島固有の両生類・爬虫類のペット取引
https://www.wwf.or.jp/activities/2018/05/1418923.html
ペットショップの爬虫類はどこから来たか?-国内市場調査から-
https://www.wwf.or.jp/activities/2018/04/1413911.html
WWF(World Wild Fund For Nature)とは
1961年にスイスで設立された地球環境保全団体です。人と自然が調和して生きられる未来を築くため、現在100カ国以上で、希少な野生生物の保護や、森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用、地球温暖化の防止などを目指したプロジェクトを展開しています。
TRAFFIC(トラフィック)とは
英国ケンブリッジに本部を置く国際組織。ワシントン条約が発効した翌1976年、野生生物取引に関する調査・モニタリングの必要性を受け、IUCN(国際自然保護連合)とWWF(世界自然保護基金)の共同プログラムとして設立されました。そのネットワークは世界各地に広がり、他の多くの団体と連携しながら、過度な利用から野生生物を守り、持続可能なレベルで管理される社会の実現をめざして、活動を続けています。日本においては、WWFジャパンの野生生物取引監視部門として活動しています。