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若手研究グラント助成の成功事例30選を発表

−世界初の成果と実用化事例を複数実現−


【概要】
 産業技術研究助成事業(若手研究グラント)(年間予算規模:約50億円)では平成12年度の本制度創設当初より平成18年9月30日までに助成研究を終了した者(436件)を対象に行った追跡調査結果等から明らかとなった学術面及び産業面において顕著な成果を挙げた数10件のうち、実用化・事業化の進捗状況、受賞実績、論文実績等の観点から、特に顕著な成果を挙げている事例30件について、成功事例30選(2008)として選定しました。
 明日の産業技術を担う技術シーズが本助成事業をきっかけとして育ち、世界初の成果と実用化事例を複数繋がる等、助成終了後、2〜5年を経て多数社会に還元されていることが分かりました。本成功事例30選のうち、3件については2008年9月16日より東京国際フォーラムで開催される「イノベーション・ジャパン2008」にて、成果の一端が出展されます。


1.発表内容詳細
 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の産業技術研究助成事業(若手研究グラント)(年間予算規模:約50億円)は明日の産業技術を担う技術シーズの発掘・育成と研究人材の育成を目的として、大学・研究機関等の若手研究者(個人又はチーム)が取り組む優れた研究テーマに対して研究助成を行っています。平成12年度の本制度創設以降、これまでに目的指向型基礎研究(産業技術シーズに繋がる理論的又は実験的研究)及び応用研究(基礎研究成果の産業応用のための研究)に対する研究助成を行ってきた結果、多数の成果が生まれました。
 今般、このうち平成18年9月30日までに助成研究を終了した者(436件)の採択研究から生まれた技術シーズ(延べ465件)を対象に、実用化・事業化に向けた進捗状況、学術面、産業面での成果(論文、特許)等について追跡調査を実施した結果、多数のインパクトある世界初の研究成果や大型の国家プロジェクトへ技術シーズが繋がった事例(約40件)、実用化達成事例(約50件)等に繋がっていることが明らかとなりました。明日の産業技術を担う技術シーズが本助成事業をきっかけとして育ち、助成終了後、2〜5年を経て一部は既に社会に還元されていることが分かりました。
 本調査結果を踏まえ、これら顕著な成果を挙げた数10件のうち、主に実用化・事業化の進捗状況の観点から、受賞実績、被引用度の高い論文の発表実績等を勘案し、特に顕著な成果を挙げている成功事例30件について成功事例30選(2008)として選定し、パンフレットとして取りまとめましたので、これを発表します。(別添P14を参照)
 本パンフレットでは、研究の背景・必要性から生まれた技術がどのように社会に役立つのか、当該研究開発の経緯に係るミニドラマ、成功の鍵等について各研究者への個別ヒアリングを通じて分かり易くまとめました。我が国が誇る各種の産業技術分野における研究成果と、その研究開発に携わった日本の将来を担う若手研究者の努力と発展の経緯について、多くの方にお読みいただき、少しでもご理解いただければ幸いです。

2.顕著な成果について
(1)世界初の成果と実用化事例
 若手研究グラントの成果を基に、多数の世界初の成果や実用化事例に繋がりました。代表的な事例を下記に挙げます。

・世界初の成果と実用化事例に関する代表的な事例
採択研究テーマ名:「非線形光学結晶GdYCOBの多機能化による新型・高性能紫外光源の開発に関する研究」
研究代表者名(所属機関):森 勇介(大阪大学)
掲載ページ※1:17
世界初の成果と実用化事例:世界で初めて複屈折制御可能な波長変換結晶GdYCOBの結晶育成技術を開発。これまで実現不可能だった超小型高出力な手のひらサイズの小型全固体紫外レーザー光源(355nm)を実現、連携先企業から製品化することにより、医療、加工用途等への小型紫外レーザー光源の利用を拓いた。今後、白内障切開などの眼科手術応用、汎用精密レーザー加工装置等、様々な産業用途への利用が期待される。またその発展技術として「タンパク質の結晶化技術」「GaN結晶育成技術」等、多数、プロジェクト化に繋がる。
※イノベーション・ジャパン2008にて成果の一部が出展されます。

採択研究テーマ名:「脳腫瘍完全摘出システムの開発」
研究代表者名(所属機関):村垣 善浩(東京女子医大)
掲載ページ※1:19
世界初の成果と実用化事例:金属に不向きとされるMRIを利用し、世界に先駆けて、手術中にリアルタイムでMRI撮影しながら脳腫瘍手術ができるシステムを開発した。医師の経験に頼る従来の脳腫瘍摘出手術ではなく、手術中のMRIをモニターとして腫瘍領域を可視化しつつ手術することにより、大幅に脳腫瘍摘出率を向上させ、後遺症の発生を抑え、神経膠腫(脳腫瘍)患者の手術後5年生存率が大幅に向上(例:中悪性神経膠腫の患者の場合では25%→78%に向上)。既に名古屋大学、九州大学、国立がんセンター、JR東海病院、名古屋セントラル病院の5機関で導入済み。またデータを蓄積、共有することにより、医師の手術レベル向上が期待される。

採択研究テーマ名:「廃棄物ゼロを目指したサメの有効利用」
研究代表者名(所属機関):野村 義宏(東京農工大学)
掲載ページ※1:29
世界初の成果と実用化事例:世界で初めて、羽毛や魚皮・鱗などの難分解性の動物性蛋白質を、簡便な化学処理と電気透析等を組み合わせ、無臭で可溶化する基幹技術を確立。本基幹技術を基にして、連携先企業とともに実用化研究を実施し、これまで廃棄されてきた動物由来蛋白質(サメ皮、廃棄羽毛、皮革副産物等)のゼロエミッション化技術(利活用技術)を多数開発し、既に製品化している。


(2)大型プロジェクトへ発展した事例
 若手研究グラントの成果を基に多数の大型の国家プロジェクト※2へ繋がった事例(43件)が生まれており、企業連携の上、実用化に向けて研究開発に取り組まれています。代表的な事例を下記に挙げます。

・大型プロジェクトへ発展した事例に関する代表的な事例
採択研究テーマ名:「脳腫瘍完全摘出システムの開発」
研究代表者名(所属機関):村垣 善浩(東京女子医大)
掲載ページ※1:19
大型プロジェクトへの発展事例:バイオ・医療部「基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発/橋渡し促進技術開発」(平成20〜22年度)に採択。本研究の成果を新規治療機器開発の安全性・有効性評価手法に適用し、疾患動物の治療的実験により治療機器の研究開発の敷居を下げ薬事承認を目指すためのシステム開発を実施中。

採択研究テーマ名:「微生物による硫黄酸化還元サイクル機能を活性化した廃水処理技術」
研究代表者名(所属機関):山口 隆司(長岡技術科学大学)
掲載ページ※1:30
大型プロジェクトへの発展事例:環境技術開発部「無曝気・省エネルギー型次世代水資源循環技術の開発」(平成18〜20年度)としてプロジェクト化。

採択研究テーマ名:「電気自動車用太陽電池塗装の開発」
研究代表者名(所属機関):吉田 司(岐阜大学)
掲載ページ※1:31
大型プロジェクトへの発展事例:新エネルギー技術開発部「太陽光発電システム未来技術研究開発」(平成18〜21年度)プロジェクトに(株)ケミクレア、(株)積水樹脂と共に参画。研究開発推進部「イノベーション推進事業(大学発事業創出実用化研究開発事業)」(平成18〜20年度)に(株)積水樹脂技研とともに申請・採択。
※イノベーション・ジャパン2008にて成果の一部が出展されます。

採択研究テーマ名:「フッ素との特異な反応性を有するバイオミメティックナノ表面材料開発による、持続的資源循環ソリューションの構築」
研究代表者名(所属機関):袋布 昌幹(富山工業高等専門学校)
掲載ページ※1:42
大型プロジェクトへの発展事例:研究開発推進部「イノベーション推進事業(大学発事業創出実用化研究開発事業)」(H18-20)に採択。チヨダウーテ(株)等とともに実証試験を実施中。
※イノベーション・ジャパン2008にて成果の一部が出展されます。


(3)顕著な表彰、論文実績
 若手研究グラントの成果を基に下記のような多数の顕著な表彰(産学官連携功労者表彰1件、市村学術賞12件、先端技術大賞6件等)、顕著な論文実績※3(38件)に繋がりました。

・顕著な表彰、論文実績に関する代表的な事例
採択研究テーマ名:「非線形光学結晶GdYCOBの多機能化による新型・高性能紫外光源の開発に関する研究」
受賞者名(所属機関):森 勇介(大阪大学)
掲載ページ:17
顕著な表彰実績:第4回産学官連携功労者表彰科学技術政策担当大臣賞(2006)(タンパク質の結晶化技術)、丸文学術賞(2003)、第16回日経BP技術賞大賞(2006)、他14件。

採択研究テーマ名:「実用型TOF検出器用 超高速シンチレータ単結晶材料の開発」
受賞者名(所属機関):吉川 彰(東北大学)
掲載ページ:38
顕著な表彰実績:第22回独創性を拓く 先端技術大賞 経済産業大臣賞(次世代癌治療の基盤となるPr:LuAGシンチレータを用いた高解像度PET装置の開発)、他4件。

採択研究テーマ名:「プリフォーム還元法による電子材料用ニオブおよびタンタル粉末の新製造法」
受賞者名(所属機関):岡部 徹(東京大学)
掲載ページ:26
顕著な表彰実績:第38回市村学術賞 功績賞(プリフォーム還元法による電子材料用レアメタル粉末の製造技術の開発)、他2件。

採択研究テーマ名:「遺伝コードの拡張による部位特異的変異導入のための新技術の開発」
研究代表者名(所属機関):芳坂 貴弘(北陸先端科学技術大学院大学)
掲載ページ:16
顕著な論文実績:「FRET analysis of protein conformational change through position-specific incorporation of fluorescent amino acids」(Nature Methods, 2006年)

採択研究テーマ名:「Co-Ni-Al系強磁性形状記憶合金による磁場駆動型アクチュエータ材料の開発」
研究代表者名(所属機関):及川 勝成(東北大学)
掲載ページ:33
顕著な論文実績:「Magnetic and martensitic phase transitions in ferromagnetic Ni-Ga-Fe shape memory alloys」(Applied Physics Letters, 2002年)

採択研究テーマ名:「バイオミメティック手法による環境管理技術の研究」
研究代表者名(所属機関):和泉 博(産業技術総合研究所)
掲載ページ:18
顕著な論文実績:「Direct Observation of Odd-Even Effect for Chiral Alkyl Alcohols in Solution Using Vibrational Circular Dichroism Spectroscopy」(Journal of the American Chemical Society, 2004年)

※1 別添、成功事例30選資料中の掲載ページ数。
※2 原則、約5000万円以上の大型の国家プロジェクトについて調査。
※3 若手研究グラントの成果を基にNature等、インパクトファクターが極めて高い権威ある論文に掲載された件数。


3.別添資料
  若手研究グラント成功事例30選
  若手研究グラントの事業紹介等
資料ダウンロードはこちら:http://www.nedo.go.jp/informations/press/200912_1/200912_1.html
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